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議長のキューバ報告 (その3)2004.1.8

友人の通称「カズトラ議長」 の報告第3弾。もっと前にもらってたのにアップが遅れてしまった。ごめん、議長。先日受け取った、最新版の第4弾も合わせてどうぞ。


同志諸君こんにちわ カズトラ議長です。 9月〜10月の議事録(第三回目)を報告させていただきます。 (長いので暇な時にどうぞ)

学校 ISA(Instituto Superior de Arte)

10/6待ちに待った新学期が始まり、現在は無事授業を受ける事ができています。 ISAでは外国人用スペイン語講座のコースとパーカッション科の両方のコースを取っていますが、その内容を紹介します。


・外国人用スペイン語講座

入学方法は新学期直前に事務局に対し希望のクラス(初級 U$200、中級 U$220、上級 U$250 全て週7時間×3ヶ月)を告げ、 申し込み手続きを行なうというもの。但し学期が始まるまでに希望者が3人以上揃わなかった場合そのクラスは開講されない (今回上級クラスは定員に満たなかったため開講されなかった)

僕はIntermedio(中級)を希望しテストのための準備をしていましたが、テストはハバナ大学のように正式な読み書きテストではなく簡単な口答テスト(挨拶を始めとする日常会話)がされただけでした。結果は希望通りIntermedio(中級)になりました。

 

授業は毎週水曜日と金曜日(am9時〜12時30分、途中15分の休憩)行なわれる。 クラスにはイギリス人6人、日本人3人(自分含めて)、アメリカ人、ノルウェー人、トルコ人、韓国人(各国一人ずつ)がいて、 ハバナ大学と比較すると年齢層が若く10代後半〜20代前半が多い。先生はこちらも白人のキューバ人のおばちゃんで、口調が早くついて 行くのはなかなか大変(内容は先生が持ってきたプリントが中心で会話より文法が多い)だが、質問すると熱心に教えてくれるので良い。

ただ残念な事としては教室の数が少なく、語学の教室はパーカッション科の練習室の隣にあるため授業中打楽器の音が聞こえてうるさい。 また黒板や椅子、机の数が不足している(あるのだが壊れている)ためハバナ大学と比べると設備面で不憫さを感じる。

・パーカッション科

僕と中野君は以前7月に夏のパーカスコースを受けていて入学テスト(らしきもの)に受かっていたため10月からの入学は決まっていた。

クラス分けは授業開講の1週間程前に生徒全員が呼び出され、一人づつ先生達の前で自由演奏(楽器、リズムは何でも良い)をする というものだった。終わった後簡単な質問(学校で何を学びたいか?)がされてそれに答えるというものだった。

授業は毎週火曜日(am10時〜12時)行なわれる。1クラス1時間=10ドル

先生はALEJANDORO MAYOR 26歳。本業はドラムだが、コンガも上手な先生。 クラス分けの際に自分が「2年程いるのでコンガを基本からきっちり学びたい」と答えたからなのかレベルとしては基本を徹底的にやるBasicoクラスで、内容は授業が始まってからテクニック的に何一つ新しい事を学んでいないのだが、個人的には音と持久力が鍛えられた。

なんせ授業は10分間マサゴテやマルチャを徹底的にやり、2分休む、また10分間やり、2分休む、というボクシングのスパーリング状態。 最初、普通に音が出せていても序所に手が言う事を効かなくなり(しかも6分過ぎた頃から先生はVamos! Vamos!とスピードを上げる) フォームや音を崩さないのは大変。

先生曰く「テクニックをつけても持久力が無く、音が悪かったらライブでは通用しない」との事。 グループレッスンのためお互い意地の張り合いでもあり、かなり熱い授業。11月からはルンバの基礎を取り入れるとの事。

*ISAの授業はグループレッスンが主体のため、同じパーカッション科を受けに来ている日本人は僕も含め皆大体一つ授業を取っては、 学校外で個人的に先生から授業を取っているという人が多い。

しかし、パーカッション科に属していれば練習室が自由に使えるという のと、他の生徒達と仲良くなったり一緒にジャムセッションができるというメリットが大きい。 学校以外では月曜日にMARLO(2時間)、木曜日にROLAND(1時間半)教えてもらっており、10月から大分規則正しい生活になっています。 (MARLO と ROLANDに関しては過去の議長の議事録に記載しています)


【野球 Copa del Mundo Beisbol 2003

日本では松井と日本シリーズが紙面を賑わしていたそうですが、こちらキューバでも国技、野球の関心は非常に高いです。 特に10/16〜10/26はWorld Cup Baseball 2003(Copa del Mundo Beisbol 2003)が開かれ、連日テレビで各試合の模様が中継されました。

予選B組1位、7勝0敗で無敵の強さを見せていた日本チーム(都市対抗野球の選手が中心)はキューバでも話題となり、 この期間中いろいろなキューバ人から「日本チーム強いね」「決勝戦(お互い)当たりたいね」と言われました(キューバチームは予選A組1位、6勝0敗)。


Estudio
Latinoamericano

決勝トーナメントに進み準々決勝の韓国に2−0で勝った後、準決勝でパナマに4−1で破れたため残念ながら3位(3位決定戦で台湾を下す)になってしまいましたが、うち等(在キューバ)日本人にとっては少し胸を張れる良い結果になりました。 ちなみに僕は準決勝(日本対パナマ)をスタジアムで観ていましたが、キューバ人達は日本チームが試合後(負けた直後)全員グラウンドに寝っころがってストレッチをしているのを不思議そうに観ていたのが印象的でした(負けてなぜ全員でストレッチ?と思うらしい)。

決勝ではキューバがパナマを下し優勝しました(8月に開かれたPan American 2003大会に引き続き主要な大会2連覇)。

 


【音楽・ライブ報告】

最近3つ程ライブ観に行きました。その報告をします(詳しく知りたい人は別途メールください)。

Bamboleo @Casa de la Musica (habana) 

15ドル 客の入りや、ノリを見ると歌姫ハイラ・モンピエがいた頃に比べたら大分人気が落ちたんだろうな、という印象を受けたが、フロントには しっかりハイラ張りの歌唱力のある女性がいて(ボレロ上手かった)、バンドもまとまっていて個人的には楽しめた。


"No Que Bueno Esta"
女性ボーカルはバニア・
ブルゴスとヨルダミス・
メグレ

ただ、8曲で終わりってどういう事なんだろう?始まって1時間程度で(ステージ)カーテンが閉まっていくのには正直びっくりした。 何かあったんだろうと思います。


Bellita y Jazz Tumbata @La zorra y el cuervo 

10ドル(内5ドルまで食事&飲み物含まれる) いやー、キューバに来て良かった。こんな凄いミュージシャンを目の当たりにできるなんて、、、。

天才?化け物?バンドのリズムを担当するMiguel Miranda この人相当やばいです。一人でベース(左手)、コンガ(右手)、ハイハット (左足)を同時に演奏するのだが、これが単なる曲芸では無く、どの楽器も手抜き無く完璧にこなす(ISAのパーカス友達等と観に行った のだが、片手コンガの尋常無いスピードに全員「ははは、、」の苦笑い)。

バンドの質、曲ともに最高に格好良く、キューバに来た際には絶対観る価値大です(隔週金曜日上記場所にて出演)。2年後にはNew Yorkでブレークしているのではないでしょうか。


辛島文雄トリオ with Habana Ansemble @Teatro Amadeo Roldan 

10ペソ?(友達の紹介で入場できたのでわかりません、、、) 日本ジャズ界を代表するピアニスト辛島文雄が キューバの代表的なバンドHabana Ansembleと競演するという事で会場は日本人、キューバ人 で満杯でした。

第一部ではHabana Ansembleが演奏(いつもライブでやっている曲中心)、 第二部では辛島トリオ(辛島文雄:Pia.  井上洋介:Bass  奥平真吾:drs)が素晴らしいジャズを聞かせ会場は拍手喝采。 最後は辛島トリオとHabana Ansembleのジョイントで エリエール(Habana Ansembleのコンガ奏者)対 奥平真吾の玖・日打楽器バトル(コンガ対ドラム)等の内容も有り、盛り上がりました。

このトリオはキューバの後、一ヶ月程かけて他の中南米各国をもツアーするとの事。


とまぁ、近況報告はこんな感じです。 11月8日からハバナでカーニバルが開かれます。以前ブラジルのカーニバルで衝撃を受けたので今回のキューバのカーニバルもかなり 楽しみです(ハバナでは2年ぶりの開催)。次回はハバナカーニバルの様子を伝えられればなと思います。 んんんでは!



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