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サルサ国民の日 (2006.3)

今年のEl Dia Nacional de la Salsaに行ったえるまなさんが様子を教えてくれました。やっぱり島はいいなあ。Muchas Gracias!

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それは友人の結婚式での事。 「“サルサ国民の日”、いつ書くぅ〜」 いつも笑顔のmofongo兄様が、笑顔はそのままで 眼光鋭くずずいっと酔っ…寄って来られた。 ヤバイ、眼がマジだ。 刺されるかもしれない。 …というのは大嘘だけれど、昨年も書くといいつつ 現場写真でごまかした記憶が。 締切間際の原稿書きってきっとこんな気分に違いない、と思っ た。

 

---------- という訳で今年も行ってきました、Dia Nacional de la Salsa 2005

今年はCharlie Palmieri、Tito RodriguezとRay Barettoに捧 げるというもの。 前日にWillie Rosario師匠にお会いして、「んじゃ明日会場で あいまひょか」とお別れしたので、どこかで出くわすかもと思 いつつ会場へ。

もっと渋滞するかと思ったのに、正午より前についてしまった わ。 予想では開始は13時。 という訳で鶏のピンチョス(串焼き)を買ってのんびり場所取 り。 陽射しが強く、じっとしているとジーンズの上からも刺される ように痛い。

日本から持ってきた100円ショップの折り畳みイスを広げ、バ ド・ライトを飲みながらピンチョスを頬張る。 サルサの合間にはテーマソングが流れるが、これがなぜかプレ ーナ。 「Ya llego el dia national, Voy pa'alla, voy pa'alla〜」 踊っている人達に合わせて手拍子などするもをかし。

 


12時50分頃、突然会場に「ボリンケン(国歌)」が流れる。 大体予想通りのタイムスケジュール。 よその国なら13時ちょうどに開始すると思うけど、やはりそこ はプエルトリコという事で。

最初はN' Klabeかと思ったらなんとCosta Brava。 昨年の一番のお気に入りが彼らのアルバムだったので、実は とても楽しみにしていた。 さすが芸歴が長いだけあって、衣装も動作もきっちり決めてい る。 アルバムよりは早く、メリハリの効いた演奏。

フロント陣による「チョップのような」決めポーズの入った'Te Voy Hacer Feliz' が流れると場内大合唱が始まった。 幸せで、鼻血が出そうで、もう死んでもいい気がした。 …多分暑さでのぼせてもいたのだろう。

 

 

続いて人気のN'Klabe。 出てきただけでお客さんの温度も気温に負けず急上昇。 向こうのテレビはレゲトンばかりで、そんな中でかかるサルサ と言えば彼らとGilbertitoだけ、と書けば人気の程が分かるだ ろうか。 お約束の'I Love Salsa'、'La Salsa de Puerto Rico'で観客 総立ち。

Amor De Una NocheではVoltioも登場。 彼は2年連続での出演だが、今年の方がお客さんの反応が 良かったみたい。 日本でもうちょっと知名度があってもいい人だと思うんだけど な。

肝心のN'Klabeは勢いがあり、見せ場も心得ているのだけれど やはり声質が軽く、数年後に期待という感じ。 これは昨年のNG2にも感じた。 バックも比較的若いメンバーばかりだったし、何よりも'El Dia' はやはり特別なのかもしれない。

 



Lebron Brothersが出てくると会場の雰囲気が変わった。 皆のお目当ては彼らだったのに違いない。 見覚えのある小柄なフロントが…あ、Frankie Vasquezだ。 予想通り外れのない、安心した展開でSalsa y Contorolを歌う 。

日傘の先に古い「Salsa y Contorol」のジャケットを貼り付け て掲げる人がいた。 なんだかじん、とした。

 

 

車椅子のパブロを向かえて兄弟全員で表彰式があり、その後 パブロが3曲歌った。 曲名も分からなかったが、ゆったりとした曲で、いい余韻が残 った。 早い曲はフランキーにまかせて、という構成もまたよかったと 思う。

 



続いてCharlie Palmieriに捧げると題し、 弟のEddieが登場。 Charlieの事をヒガンテ(Giante)って言うけれど、存在だけ ではなくて、あの巨体の事も含めて言ってるんだろうな、と写 真を見て不届きにもそう思ってしまった。

聞いた事があるものもあったが、'Adoracion'くらいしか曲名 が分からない。 そこで、恒例の'Victor Manuelleに歓声を上げる'方に力を注 いでみた。 Victorの他にも小柄で白髪のEnriqueというが出て来たがこの 方は一体何者だろう。 しっかり自分のアルバムの宣伝もしていたようだったが。 キャラ的にはJose Alberto 'el Canario'といい勝負かな。

 

開始から約5時間経過。 ちと休憩して、飲み物でも買ってこよう。 あれ、「Coke」と頼んだらラム&コークが出て来たぞ? しかも半分はラム酒だし。 ご当地では名産だから割合が違うのだろうか、と首をひねりつ つスタンドへ戻るとGilberto Santa RosaによるTito Rodriguez へのオメナヘがもう始まっていた。

Mama Guelaのイントロが聞こえ、ついFrankieの姿を探してし まう。 しかしGilbertitoの歌唱は極上だった。 「ビロードの天使」と言われるブルゴーニュのワインの味わい とでも言おうか。 系統としてはTito Rodriguezに近いのではないかと想像してし まう。 ダンサーを従えて出ているのも何だかダンスホールみたいで素 敵。

うっとりし、お酒と疲労の回った所で意識が遠くなる…い、い かん… いよいよRay Barettoへのトリビュート

 



なんだかステージのセットに時間がかかっているな、と思う間 に回りはぞろぞろ帰り支度をしている。 もったいないなー。 でも、島の人にとってはスターはごろごろ転がっているものな のだろう。 友達の旦那さんも、「高校生くらいの時にはたくさんバンドが 回ってきて、しかもみんなタダだった」と言っていたし。

さて、登場人物紹介。 楽器はPapo Lucca, Ricardo Ray, Bobby Valentin, Roberto Roena... 名前は聞き取れなかったが、Rayと一緒に演奏していた人や Sonora Poncenaのメンバーなど。 Vo.はTito Allen, Ray de la Paz, Adalberto Santiago, Cheo Feliciano, Domingo Quinones とこちらも豪華。

 

 

Ray de la Pazが歌い始める。大好きなので思わずニッコリ。 続いてTito Allenがメインで2曲。 'Quitate la Masquara'ではラップも聞こえてくる。 犯人はDomingoらしい。いや、きっとそうだ。

アンコールは'Que viva la musica'、PapoとRichieのピアノバ トルなどという夢の競演、いや饗宴が目の前で展開する。 もう何も要らない。このまま見て、聞いて、感じているだけで いい。 ブラスの音が光の軌跡を描いて流れ星のように消えていく。

色々あったけど、やはり来てよかった。 来年も…また来ちゃうかも知れない。



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