Mofongo's 100% PUERTO RICO - Borinquen te llama -

漫遊記 04.3 ボゴタ


2年ぶりのボゴタ。恒例の到着時のタクシーから流れるサルサによる旅行占い、今回はFM103からのジェリー・リベラ"Mi Libertad"だった。なかなか良い旅かもしれない。


Primavera Eterna(常春)と呼ばれるボゴタの街は雨季にはいっているが良い天気。ウリベ大統領もまずまず上手くやっているせいか、街のムードは良い。

そりゃ国内ここそこではまだゲリラがらみ、盗賊がらみの問題は相変わらずだ。ボゴタに着いた日の陸軍の発表によると今年の1−2月で軍は319回の戦闘を行い、ゲリラとパラミリタールを468名殺したそうだ。FARCやELNの動きは鈍くなってるとはいえ、国内のどこかで一日5回ほどの争いがあるという事になる。


"Tributo a
Frankie Ruiz"
Jerry Rivera

その前の日のINCB(国際麻薬統制委員会)の発表によればコロンビアでのコカとケシの生産量は減っていると言う。政府が除草剤を撒くらしい。ドラッグ関係の金が回らなくなれるのは、いい事だがそれはそれで荒っぽいことが起こる種でもある。 政府側の発表によればFARCもELNもコカインで稼いでると言う。80年代のメデジン・カルテル、カリ・カルテルに例えている。ややこしい話だ。

一昨日カリで夜間外出禁止と禁酒令が出た。"Palacio de la Salsa"(サルサの王宮)でなんという仕打ち。踊りにもいけないじゃないか、という感想もあるが今年に入って434人が殺されたというハイペースに警察が対応した訳だ。基本的にはドラッグ・ディーラーがらみらしいので、別に街全体が大変な事になっている訳ではなく、禁酒令もザル。お客様たちも淡々と営業してるし、今年2ヶ月の商売は大変好調でなのだ。警察のドラッグ・ディーラーと市民に対するメッセージという意見もある。


さて、ボゴタ。カラカス大通りがやけにすっきりしてる。個人バスがいないじゃないか。ピカピカのボディーの公営トランス・ミレニオばかりだ。バス停もモダンでちょっとギャップ感。

しかしその他の幹線、例えば100番大通り、68番大通りなどは相変わらすのいろんなバスの混在で大変落ち着く。今回は昼に到着でAv.68を南に下りて早速ボゴタのお客と打ち合わせ。それから数日ひたすらお仕事である。

ボゴタは700万人の住む大都会なので、お客もここそこに分散していて会いに行くのも手間だが、行けば歓待してくれて話が弾む。


トランス・ミレニオ

おなじみのバス

「今年のF1はモントーヤが・・」「サンタ・ロサが来るから行くつもりだ」「週末にシャギーが来るが、息子は行くらしい。レゲエも若い奴に人気があるから・・」「メレンゲが以外に元気なんだよ・・」

いや、これらの会話はあくまで商談の中継ぎの話で、こんなことばかり話しているわけではない。

「で、アンドレス・セペダのライブ盤だけどね・・・」

 


トロピカル局FM92.9の今週のチャート。

1. Nina: マウリシオ&パロ・デ・アグア
2. Tal Vez Es Amor: ラ・ソルシオン
3. Se Nos Perdio El Amor :エル・グラン・コンボ・デ・プエルトリコ
4. Antes: オビー・ベルムーデス
5. Culpables: エディ・エレーラ


El Gran Combo de Puerto Rico
"Nuevo Milenio-
El Mismo Sabor "

Obie Bermudez
"Confesiones"

6. Nuestro Aniversario: ファン・マヌエル・レブロン
7. Necesito: エディ・サンティアゴ
8. Abreme Las Puertas: ラテン・ドリームス
9. Asi Eres Tu: マエロ・ルイス
10. Podemos: ダビド・パボン

Juan Manuel Lebron
"Tal Como Soy"

David Pabon
"Por Naturaleza"

"Eddie Santiago"

なんだこのプエルトリコ並びは!と思った方は実にあたっている。この局、どうもプエルトリコのZ-93と関係があるらしい。とはいうものの、聴く人がいなければ成り立つわけも無く、ボゴタのサルサ・ファンの嗜好が分かる。

グラン・コンボ、エディー・サンティアゴ、ファン・マヌエル・レブロン、ダビ・パボン、この並び。 FM93.4でもFM103でもこの傾向は変わらない。ここにコロンビア・サルサの秘密がある。

 

 

エディー・サンティアゴの"Necesito"は1995年の作品"Eddie Santiago"からの曲。 ファンマの"Nuestro Aniversario"を含むCD "Tal Como Soy"も1995年の作品。どちらも所謂"サルサ・ロマンチカ"の嵐が通りすぎRMMの華やかな時代となった中に、なんと言うかこじんまりした、しかしそれだけに切実なロマンチックさを求める曲。プエルトリコのサルサの愛すべき一面がここにある。そしてこういう曲が愛されるのがコロンビアという場所だという事だ。


そういえば日本で去年コロンビア・サルサのナイスなコンピレーションがでた。

この選曲、選ミュージシャン、泣ける所を突いていてお勧めです。ニーチェジョエ・アロージョフルーコグルーポ・ガレルイス・フェリペ・ゴンサレスなどの重鎮はしっかり抑えさりげなくPRPの"フェリア・デ・カリ"を入れ込んだり。


"100%Salsa〜Colombia〜"
(La Mecca Records/BNCP-97)

さて、捕獲CD。

"UN CANTO CARIBENO"/Mauricio & Palodeagua (EMI/0724359607726)

FM92.9でもトップのマウリシオ・ロドリゲス君です。歌とギターの彼を支える"パロ・デ・アグア"はギター、キーボード、コンガ、ベース、ドラム、トロンボーン&ボンバルディーノにタンボーラなどコロンビア地元系パーカッションが2名の計8人編成。

さて音は、というと、クンビア、ポロ、バジェナートからソン、カリプソまで入れ込んだ音でロックなギターが利いている。ボゴタ出身のマウリシオ君、 自然体でコロンビアに今ある音、自分の中にある音を形にしたのだろう。 クンビアやバジェナートの艶っぽい感覚はコロンビアーノでないと出せない。


"UN CANTO CARIBENO"
Mauricio & Palodeagua

"EN VIVO"
ANDRES CEPEDA

"EN VIVO"/ANDRES CEPEDA (DVD / Fondo Musical/Sony 2914-7)

"エル・カーピンテロ"でその声の質にはまったアンドレス・セペーダ。おととし出た同名のCDのライブ盤は日本に入ってきたのをキャッチしたけど、DVDは多分殆ど入って来なかったと思う。今回これは狙ってたので無事ゲット。"エル・カーピンテロ"からのヒットが多く入っているので、あの盤でファンになった人にはたっぷり楽しめる。

"CANCION ROTA"/ANDRES CEPEDA (Fondo Mucial/Sony 2951-2)

上記のアンドレス・セペーダの最新盤。昨年の後半に発売されたもの。 前作に比べポップ度/インターナショナル度が高く、聞きやすいが、個人的には前作の方が好き。 しかしトロピカルをエレキな風味で料理した曲は相変わらず彼の魅力を引き立たせている。


"CANCION ROTA"
Andres Cepeda

"Sanalejo"

SANALEJO (Universal / 067886-2)

地元のロック/ポップ。ボーカル、ギター、ベース、ドラム、サックスが2名にトランペットの7人組。 スカな立てノリとロックの中にふとよぎる、コロンビアな感覚が良い。フアネスほどの個性ある音圧ではないけど、コロンビアのポップ/ロックは楽しめる事を証明してくれるグループの一つ。

"MIRAME FIJAMENTE"/VETTO GALVEZ

バジェナートの新スター。これもお勧め。時に正統派に、時にファンクなイントロでおや!?と思わせ、そしてずっしりしたバジェナート特有のビートの上に、アコースティックなギターの音色を重ねる。しかし今の音で作られていても、プエルトリコの音にクアトロが空耳で聞える様に、入ってもいないアコーデオンやガイタの音がふと聞えるのがコロンビアのいいところ。そして基本はしっかり押さえつつ、フアネスやシャキーラと同じ時代にいる音。


"MIRAME FIJAMENTE"
Vetto Galvez

"…QUE VIVA EL VALLENATO !" / BINOMIO DE ORO (Codiscos /C06953)

ビノミオ・デ・オロ・デ・アメリカは押しも押されぬバジェナート界のスター。4年前のボゴタ漫遊でベスト盤を買いこんで以来のお付き合いだが、このバジェナートに新風を吹きこんだこのグループも30年選手。創立メンバーのラファエル・オロスコとイスラエル・ロメロの内オロスコが亡くなって10年以上経つが、その「ずん」とした力強さは健在です。新譜もナイス。

"BUENOS TIEMPOS"/ LOS INQUIETOS (L.G. Music Y0015)

バジェナートの若手のスターといえばこのネルソン・バスケスとエマーソン・プラータが率いるインキエートス。 こちらは前回の漫遊で始めて知ったグループ。あの時の地方でのコンサートではゲリラ戦が激しい地域だったせいか、会場で白いハンカチがたくさん振られていた。当時と比べると、戦いの頻度は減っているが場所はより奥へと流れている。奥ということはより貧しいと言うことだ。ロス・インキエトスの歌う愛や日常は、戦いがすぐ近くにあるかの地を思うと、別のリアルさが見えてくる。

あとはコンピレを買いました

"COLOMBIA DE EXPORTACION" (Fondo Musical)

"LAS CANCIONEN MAS BELLAS DE COLOMBIA" (Sonolux CD 0059)

サルサは新しいのが見つからず。旧譜やコンピレばかり。 しかし、旧市街のバーや街角の飯屋から聞こえてくる音やお客の所の現場(肉体労働部門)で流れているのはサルサなのに。

ボゴタのアメ横とも言われるSan AndresitoでCDをすこしチェックしたが時間が無く退散。でも、アナログ盤に、古いニーチェとか一杯あったが、長旅を考えるとさすがに捕獲は断念。



San Andresitoの一角


Bandeja Paisa

旅行中はどうも食べ過ぎになるのがいつものパターン。

初日の夜は定食屋で定番"バンデハ・パイサ"。プエルトリコのアロス・コン・アビチュエラにあたる。このひき肉のぱらつき具合、豆の味付けとチチャロン(豚の皮を揚げたもの)、目玉焼き、そしてアボカド。ああ、幸せ。これぞコロンビア。9500ペソ。

 

翌日昼は地元飯(Comida Tipica)のLAS ACACIASへ。 昼定食の鶏のアヒアコを注文。ん?前回はもっとクリーム色だったが、今回は色がもっと濃い。聞くとカリ風だという。なるほど。一応ちゃんとしたレストランでたっぷりの量で、9700ペソ\300円ちょっというのはありがたい。

 


Ajiaco


プエルトリコの音楽へ
サルサへ
音楽日記へ

プエルトリコの基礎情報へ
ホームへ

All documents, images and photographs included in this site are owned by Mofongo. Unauthorized use is strictly prohibited, unless permitted by local law. Copyright(C) 1998-2004 MOFONGO'S 100% PUERTO RICO