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LA PVC (04.2.11)

なかなかいい感じのバンドが出てきた。名前は"La PVC"。実は友人の"ひめ"さんに教えてもらったグループで、今プエルトリコ他で売り出し中。 デビュー盤の"Olvidate del resto"は「とにかくいろんな事忘れてダンス!」と煽ってくるチューンが詰まってます。

 


LA PVC
"Olvidate del Resto"

彼らもとにかく踊らす事、踊って楽しい曲というのをコンセプトに据えているのだけど、その中で「やりたい事はエル・グラン・コンボやコルティーホのコンボのようにクリエイティブな事をやって、そんでもってみんなに踊らせること!」だという。 さすがボリクアだけあってエル・グラン・コンボやコルティーホを先ず持って来てる。当然とはいえ良く解ってます。

このバンド、結成は99年、ベースのJavier Rodriguezがほとんどの曲作りとアレンジを担当してるが、バンドで作るサウンド、ということを重視しているとの事。確かに、若いメンバーの感覚が詰まっている。引き合いに出したグラン・コンボなどの島の偉大なサウンドは体にしみ付いているのは当然として、彼らが育った音、プエルトリカン&ニューヨリカン&キューバン・サルサ、ティンバ、ジャズ、ロック、ファンク、ポップスと多様な音の味がする。

ドラムのHenry Cole君とは話したことがある。旧市街のライブ・ハウスでのデイブ・バレンティン(fl)のグループでやっていたときだ。タイトでパワーもあり、ジャズからロック、ファンクなど世代として当たり前のバック・グラウンドだけでなくチャランガやグァラチャなどの基本だってなかなかだった。その時彼が参加しているいくつかのユニットの話になったが、今思えばその一つがこのLa PVCだった訳だ。


Cole君

(左から)Javier Rodriguez(b), Pedro Claudio(vo),
Amed Irizarry(p), Gustavo Castrodad(perc)


身の丈のテーマを「踊らせる」というコンセプトで、とは言いながらクリシェでなくイノベーティブに作り上げるセンスはなかなか。 ティンバをかなり引き込んでいて、Los Van VanやNGの影響は当然見える。最初のシングル"Como Que no?"ではねらいの彼女に"ティンバがいやならワワンコを歌うからさぁ"と迫る歌詞があったり、"La Timba"とズバリそのまんまのタイトルの曲もあるくらいだし。

が、そこはプエルトリコ、キューバになるばずもなく、トランペット2本にテナーとアルトのサックスからなるホーンから出る厚い音はくシャープで何とも言えないスピード感のあるサボールが漂う。世代は違うがむしろバタクンベレの感覚を引き合いに出すほうが良いかもしれない。

加えて、Javierの曲がロックやポップの色合いに、切り替えの凝った仕掛けをそっと混ぜてたりしてなかなか面白い。

 

 

 

 

と言うことでレゲトンでもロックでもなく、今の感覚で「踊らせる」事を目指すこのバンド、楽しみです。毎月最後の土曜日、旧市街の"Nuyorican Cafe"で彼等の音でたっぷり踊ることが出来るので是非どうぞ。2月はまさにバタクンベレと共演というウワサもあります。

 



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