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カリブ漫遊記03.4 - エル・バリオ

今回のNYの宿もJFK近く。ちょっと前にプエルトリコめしを食べたばかりなのに、空港のバゲッジ・クレームでプエルトリコ弁の西語を聞いたらなんだか無性に腹がへってきた。頭の中にレカイートの香りがぐるぐる、腹はぐうぐう、目はチカチカ。とにかくチェック・イン、メールをチェックして、回答するものは手早く済ませ、前日のお客との議事録をまとめ、カリブの客に電話をかけ・・おやもうこんな時間。出かけるか。


バスでHoward Beachまで出て地下鉄Aでマンハッタンに向かう。おや車両が"バカルディー・O"の広告で埋められている。バカルディーのオレンジ・フレーバーのホワイト・ラム、プエルトリコの工場でも作られている。こんなところで貴方に会うとは幸先が良い。

そういや、4月5日は「ラテン・ハーレム」だったんだよな、最近いつも漫遊とぶつかってしまうのう、次回は行きたいね、てな事を思いつつ、車両のゆれに身をまかせる。


Bacardi O

 

Orquestra Harlow
"El Dulce Aroma Del Exito"

A線はQueens/ Liberty Av. 88stで地下にもぐる。ヘッドホーンをした褐色の兄ちゃんが乗って来て隣に座った。あー音がうるさいぞ、ボリューム絞れよ、お?おや、この曲は? ええと・・・そう!”Pobrecitop Iyawocito"じゃないか。ネストール・サンチェスの声。という事はCDの中身は"El Dulce Aroma del Exito"ですか?と訊くのもなんなので黙ってBGMを楽しむ。

兄ちゃんの右横に座ってたおばちゃんはあまりのうるささに、席を移ってしまったが、 こっちは大丈夫。兄ちゃんが42丁目で降りるまでたっぷり楽しませてもらいました。これまた幸先が良い。


 


Studio Museum in Harlem
144 W 125th

125丁目で降りてハーレムをぶらぶら。しかし、ハーレムの中心ってどんどんきれいになるね、というか他の繁華街風になってきてる。でも中心から離れて裏に回れば、昔の匂いは随所に感じられる。

そうだ、SMH/Studio Museum in Harlemへ行ってみよう。Lenoxからすぐだもんね。ここはアフリカン・アメリカンのアーティストをサポートする美術館。絵だけじゃなくて、写真、フィルム、ビデオ、デジタル・アーツ、時に音楽やポエッツ・リーディング、パフォーマンスなどのデモもある、という話を聞いてたので来たかったのだ。

・・・・・改装中、がっくり。今年、年初から「1925-1945年のアフリカン・アメリカン・アーティスト」っていうのやってたんだよな。これ見たかったのに。

外に出ると、お、なんかブラスバンドの演奏してるな、いいねえ、と横目で見ながらちょっとMarshallsでショッピングしてエル・バリオ/イースト・ハーレム方向に向かう。



ハーレムの一角の風景

 


El Barrio Steak House
158E 166th

とにかく腹が減った、メシだメシだ!116丁目にはいくつもメシ屋がある。今日はどうしようかな、CUCHIFRITOSもいいがここはオーソドックスにEL BARRIO STEAK HOUSEへ。おねえさん、ビールとアロス・コン・アビチュエラにチキンをお願いします。

・・・・・ああ・・・はぁ〜・・・食ったぁ〜。ここはやはりうまい。実に庶民の味のツボを心得ている。これで計4ドルちょっとだからウソみたい。ええと、あのー、なんか甘いもんある?あ、フラン!・・・・


ごはんはArroz con ganduleの
正統派。素晴らしい。

 


El Barrio Music Center
100E 166th Park av.

さてCDでも見に行くか、と"El Barrio Music Center"へ。ショーウインドウには美しい旗の描かれたコンガが。ああ、背負って帰りたいものだ。

店員の兄さんに何が売れてるか色々聞いて見た。やはりサルサはオーソドックスな所が固い。その他の売れ筋からはドミニカ人口、メキシコ人口、コロンビア人口なども多い事が分かる。

島で手に入りにくいコロンビアやベネズエラのコンピ、若干のバチャータなどを捕獲。



旗付きマラカスも

 

Banco Popular "El Barrio"支店

116丁目は店の並ぶところ。当然Banco Popularもど真ん中に店を構えている。

銀行の前に店を広げていたTシャツ屋を物色。顔がどう見てもラテンだったので西語で話しかけたら英語で対応された。

モ「すいません、島に住んでたんでつい西語がクセで」

兄ちゃん「(つまんなそうに)そう。うちの家族もさ。」

モ「そうですか。ところでこの辺の治安は最近良くなったみたいですね」

兄「少しはね」

てな世間話をしながら、地元プレーナ・グループのTシャツを購入。


Cuchifritosもおいしい

 

Lexを少しあがったところのプエルトリコものの雑貨屋へ。

店内には美しき旗がたなびく。探しものを発見して満足。あと、なんか面白いものは無いかいな。おや日本のサルサ本なんかがある。誰が買うんだ?

お、こりゃいいぞ。クッキーの型。「バンデーラ」、「クアトロ」「島」「コキ」。なんて嬉しい型なのでしょうか。ホーム・パーティーの時はこれで楽しむわけね。おや、この○型は


Made In Puerto Rico
116th, Lex

 


クッキー型"Coqui Cookie"

モ「あの、このマル型はなんですか?」

セニョーラ「あら、西語話すのね、中国人?」

モ「いえ、日本人でして。島に住んでたもんで」

セ「ああ、日本人ね。ほら、中国で変な病気はやってるっていうからさ」

モ「日本はまだ患者がいないのでご安心を」

セ「そりゃよかった。で。あんた島にいたならわかるでしょ。これがコキで、これが旗で・・で、丸いのはタイーノの模様を描くのよ」


石に描かれた
タイノの模様の一つ

それから、セニョーラからバリオの最近のお話など聞いて、ついでに店にやってきたご近所のじいさんの話も聞いて、そしてエルバリオのフリー・ペーパー"SIEMPRE"の記事についての解説もしてもらって店から解放されました。

じつに人情豊かなというか、島の下町のような一角に涙。


”Siempre”


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