Welcome to 3D2YA's pedition in 2008
This pedition is candidate for World Wide DXPedition Trophy !





QRV will be scheduled during Nov.21 - Nov.27 in 2008
from Mana Island (Mamanuca Group), Fiji   IOTA OC-121

3D2YA operated by JA1NLX


QRV information
QSL information
All Log has been already uploaded on LoTW.  2008/11/30
All Log has been already uploaded on GlobalQSL server for Buro QSLing.  2008/12/2

Other information 

2009/1/23
What is best time for EU/NA from 3D2 ?   12z-17z is time for sleep in 3D2.









2008/12/19
3D2YA運用編のまとめ 2008/11/20 - 11/27

11/20 
3D2YA 出発から到着、機材のセッティング

Mana Island Resortはフィジーの本島にあるナンディから西に30Kmに位置する小島です。ナンディから小型飛行機で10分、高速艇で1時間かかります。現在成田からナンディまではAir Pacificが直行便を飛ばしています。ただ来年3月いっぱいでこの直行便が廃止になるそうで、ちょっと行きにくくなりそうです。
今回は往復この直行便を利用し、Mana Island Resortへは往きは飛行機、帰りは高速艇を利用しました。

さて成田では特に問題もなく出国。19時には離陸です。フィジー、日本の時差は3時間ですが、現地時間の朝7時にはナンディ国際空港に到着しました。入国審査は何事もなくいよいよ税関です。ここは全ての荷物がX線検査の対象になります。FT857DとPCを入れた小さなバッグ、その他の機材、着替え等を入れたスーツケースを通します。先に入ったXYLは何事も無く通過、あちらで涼しい顔をしています。
すると係官が私の重いスーツケースを指差し一言、「開けなさい」。ずっと並んで先の人達の様子を見ていてもスーツケースを開けられているのはなさそうでした。仕方なく開けると、小物類がたくさんつまった30cm四方位のダンボールを開けろといいます。これも仕方なく開けると、係官には何だこれはと見えたのでしょう。もう最後の手段しかありません。やおら免許、Import License、更にFT857D、PCをだして、これこの通りと説明しました。係官はImport Licenseを見て納得したのか、簡単に「OK!」、覚悟はしていましたがやれやれ、これで無事に機材を持ち込むことが出来ました。何故私だけが開けさせられたのかは今でも分かりません。重かったせいか、X線にアンテナのパイプとかビニルワイアとか同軸ケーブルとか、何やら普通の人なら持ち込まないような小物がたくさん見えたのか、まあ、そんなことなんでしょう。

ナンディからMana Island Resortに向かう飛行機の出発は2時間程後です。やっと外へ出てフィジーの青空の下で一服することができました。今度乗る飛行機は6人乗りくらいの小さな、小さなプロペラ機です。正副の若いパイロット2人と我々乗客6人で、その狭いこと!


程なく離陸して間もなく何となくあれがMana島だ、という島が見えてきました。


滑走路が良く見えるので間違いないと思っていたら急に旋回を始めて滑走路に向かって降下してゆきます。着陸はまあこんなものかという感じで無事に停止、さて降りてみると滑走路は砂利道でした。やっと到着です。


飛行場と言っても何もなく、程なくトラックがやってきました。荷台には座席がついています。そうです、これがResortのお迎えです。数分走ればそこはもうResortの受付、ここは全島の半分がResortなんですね。後の半分は現地の人以外は立ち入り禁止エリアです。



鍵はすぐに渡してくれましたが、荷物が室に運ばれるのに時間がかかるので、その間に私たちのBure(バンガロー)へ行ってみることにしました。想像通り海のすぐ傍で広いサンデッキがついています。室内のことより、アンテナはこの辺りかな、同軸をこうやって引っ張って、サンデッキに無線機を置けば気持ち良さそうかなとか、あれこれ作戦をたてました。
しかし荷物がなかなか届きません。あそこに置いてあるのにさっぱり持ってくる様子がありません。自分で転がしてこようかと思って外にでたところでやっと到着です。すでにお昼近くになっていました。

スーツケースから機材等を優先的(?)に全てだしてチェック、幸い壊れているようなものもありません。FT857D、PCも無事です。先ずは2本のアンテナを建てることにしました。散々やってきたので10分で完了しました。それぞれ20mの同軸ケーブルを接続してアンテナアナライザでチェックすると、Sigma-5はそのまま使えそうです。GPのSWRも自宅庭とあまり変わらない値です。これならATUは不要ですが、万一のことを考えていれておくことにしました。



このサンデッキは6m四方位の広さがあって十分なスペースがあります。しかし真ん中に大きな木があり、どうしてもアンテナは隅っこに設置せざるろ得ません。また浜辺に設置することも考えましたが、専用のスペースでもなく諦めました。念のためにアンテナの給電部にはビニール袋をかぶせて雨よけとしました。

最初、運用はサンデッキのテーブルでと思って機材を並べ始めましたが、夜は真っ暗だし、雨が降ると面倒だと思い急遽室内のデスクを使うことにしました。




あちこちのケーブルを接続し、AC電圧を確認して全ての電源を入れました。全て予定通りに立ち上がりました。
準備完了です!

左端がFT857D、その上にGHDのミニパドル、真ん中の下がLDG Z-11 Pro、中段がmicroHAM CW Keyer、上がSigma-5のコントロールボックス、右端がDell X200 PC。PCはUSBコネクタが2ツありますが、1ツはCW Keyer、もう一つがマウス用です。無線LANのカードも入っていますが信号が弱く使い物にはなりませんでした。


11/21
アンテナを建て、Tranceiver等をセッティングし終えたのがお昼頃になりました。軽く昼食をとって現地時間13時30頃からオンエア開始です。先ずは14MHzからスタートすることにしました。



これは夜ですが、、、


でも何も聞こえず、CQを連発しても全く反応がありません。このアンテナ、ホントに働いているんだろうかと不安になります。仕方なくダイアルを回しているとZK1QQQのCQが聞こえたので早速呼んでQSO、これが記念すべき最初のQSOになりました。簡単な情報交換をしましたが、どうもあまりCondxが良くなさそうです。
しばらく休憩することにして16時過ぎに14MHzで再開しました。今度は良さそうです。多くのJAに混じってOC、U-ZoneのEUも呼んできます。18時30分頃にQRTして夕食にしました。
夕食後もしばらく14MHzに居座って22時に7MHzにQSYしました。JAは勿論、World wideに開けているようで大変FBです。24時には寝ることに決めていたので残念ながらQRTしました。(以下同じ) とりあえずSigma-5、釣竿GPがうまく働いているようで安心して眠りにつきました。

私流のパイルアップのさばき方
お蔭様で今回もたくさん呼んでいただき大いにパイルアップを楽しみました。
最初はオンフレでやりますが、数局一度に呼ばれる状況になるとすぐにスプリットをお願いします。パイルアップが大きくなってくると先ず1ツの大きな塊ができますが、その塊はビート状態になってしまって殆ど了解不能になります。勿論このビートも超えて聞こえてくるスーパーステーションも数多くあります。しかしそのままダイアルを動かさなくても、例えば低いピッチ(200Hz前後?)が聞こえると、それに全神経を集中すれば弱くても、強くても確実に了解可能になります。その時ダイアルを少しでも動かすと集中が途切れます。それでもダメな場合にはその塊から意識的に離れて聞こえる信号をとりにゆきます。たくさんの信号が同時に聞こえても若干ピッチが違えば了解できるので、IFフィルターは500Hz程度が最適です。敢えて塊から2〜3KHzズレて呼んでもらうと大変とりやすいですね。パイルアップを受ける立場で言うと、Callsignは1回ではなく2回繰り返してもらったほうがとりやすいと思います。


11/22
早朝のNA方面が期待できそうな予感があったので、5時から9時頃までは18MHzに居座りました。思った通りにWがたくさん呼んでくれます。たまにSAからも呼ばれます。自宅でも18MHzでこんなに多くのNAを聞いたことがありません。西海岸から東海岸まで同じように聞こえてきます。昨年のFKではNAとのQSOが極端に少なかったのですが、今朝だけ昨年実績を大きく超えました。

一休みして13時から18時頃までは昨日オンエアしなかった18MHzに挑戦です。多くのJAに混じってEU、NAからも呼ばれます。19時から24時頃までは10MHz、7MHzにQSYしました。ここでもJAに混じってEU、NAからの信号が聞こえますが、思うようにEUとのQSOが伸びません。理由は、絶対的にこちらの信号が弱いこと、もう一つはWorld wideに開けすぎで的が絞れないことにあります。

外来ノイズの少なさ
バンドによって多少違いがありますが、アンテナを接続しても殆どセットノイズそのままです。後半の夕方には雷が鳴ったりして若干空電の影響がありましたが、ホントに弱い信号も良く聞こえます。今まで気づきませんでしたが、FT857Dも帯域外の信号がピーピーと聞こえます。これも外来ノイズが少ないためですね。

11/23
今朝も14MHzと18MHzでWサービスです。思ったほど14MHzが伸びずすぐに18MHzにQSYしました。まだまだたくさんのNAが呼んできます。

昼過ぎからは21MHz、24MHzでサービスしようとCQを連発しましたが空振り。すぐに18MHzにQSYしました。しばらくここでやって21MHzに上がりました。ちょうどCondxが良かったのか多くのJAから呼ばれ、更に24MHzにQSYしました。

期間中、21MHz、24MHzともにあまりいいCondxでは無かったのが残念です。28MHzに至っては全くNGでした。
19時から22時頃までは10MHzにオンエアしましたが、やっぱりEUが伸びません。本日は早めに就寝

インターネット環境
当初は、Resort内の無線LANでDX spotのチェック、メールのチェックが出来ることを想定していました。しかし電波が弱く、つながったり、切れたりで結局実用になりませんでした。

もう少しEUを伸ばそうとEUの知り合いとのメールのやりとりを期待していたのが思うようにゆかず、EUとのベストバンド、ベストタイムが把握できないまま終わることになりました。後で聞いた話では、00時から02時の14MHzがベストとのことでしたが、事前のHamCapではそこまでの読みが出来ず、また就寝予定時間でもあったことから後の祭りです。

Resortのコミュニティセンター、インターネットは毎朝ここでやりました

毎日、朝食後にコミュニティセンターに行って30分〜1時間、ブログ、メールチェックを簡単に済ませるだけになってしまいました。しかもここに置いてあるPCでは日本語は読めますが、書くことができず、ブログも英語になってしまいました。

11/24
今日も午前中は18MHzで専らWサービスに終始し、午後は18MHz、21MHzに始まって19時頃まで14MHzです。

11/25
いよいよ今日の夕方でQRTです。
5時から13時頃まではイチバン状態のいい18MHzで最後のパイルアップを楽しみました。午前中の18MHzでは相変わらず多くのWをログすることができました。その後16時過ぎまでは14MHzでオンエアしましたが殆どパイルアップになることもなく、もうチラホラと呼ばれる状況です。17時には完全にQRTしました。

3.5MHz
一晩だけ就寝前に3.5MHzにオンエアしてみました。しかし何も聞こえません。勿論CQを連発しても空振りです。ZK1QQQが聞こえたので呼んでみましたが応答なく、これで今回の3.5MHzは断念しました。何と言っても私の経験不足が原因です。翌朝には、3.5MHz用の10mのビニールワイアが半分になってGPのラジアルにばけてしまいました。3.5MHzは出直しです。


QSOトータル/バンド
結果的に17MのQSOがイチバン多くなりました。それに比べ今回は30Mが少し寂しいです。また甘く期待していた80m、10Mがゼロになってしまったことも残念です。



事前のCondx予測と実績
HamCapを参考にまあこんな感じかなと勝手に想定しました。要はJA、Wにオープンする周波数、時間を優先しました。結局EUがおろそかになり、最後まで期待に答えることができませんでした。


今回は意識的に11/22、23、24を挟むように予定を組みました。休日ということもあって3日間ともに多くのJAから呼ばれました。これは昨年の反省を踏まえたもので、大正解でした。

EUとのQSOが伸びなかったことが今回の反省点に1ツです。もう少し事前のCondx予測をやっておくべきでした。同じような場所から何度かQRVすれば経験的に分かるのでしょうが、或いは24時間とにかくやってみることも必要かなと感じました。でも今回も大変スリリングな5日間ではありました。

11/26
帰国の前に

Resort内の様子です。


Bureのサンデッキから見たEU方向、北側は180度海です!


North Beachの浜辺

島に点在するBure

浜辺からちょっと内部に入るとこのようなBureがたくさんあります。

あちこちに椰子の木もあって、これを上手く使えばローバンドのアンテナが建てれそうです。
でもResortの許可が得られるかは確認していません。

滞在したBureからResortのレストラン方向を見る。

歩いて1分、朝食、夕食はここで済ませました。
昼食は日本から持っていったカップラーメン!


レストランの屋外テーブル

North Beach

波が静かな時は浜辺ギリギリまで魚が寄ってきます。

潜れればもっときれいでしょうね。次回は是非挑戦!


South Beach

こちら側には船の桟橋があります。滞在したNorth BeachのBureからは歩いて2〜3分の距離です。

North Beachと同じく浜辺近くに多くのBureが点在します。


Mana島の桟橋からご覧の高速艇で本島Nadi近くのTenarauマリーナに到着しました。

あちこちの小島を経由してくるので1時間かかります。

途中で結構強い雨が降りデッキにいた大勢の乗客達が大慌てしていました。
私たちは冷房の効いたキャビン内で悠々!


11/26の午前中に本島に移動しました。

Nadiにも、国際空港にも近いメルキュール ホテルで一泊しました。車でならどちらも5分です。
このホテルの客室には有線LANが装備されていて、やっと持参したPCでインターネットの読み書きが日本語で出来ました。

最後のトラブル その(1)
私のスーツケースがとうとう開かなくなって急遽Nadiの町で大きなスーツケースを買うはめになりました。10年以上毎年使ってきたので使いすぎか! でも適当な大きさのもがなくちょっと大きい

最後のトラブル その(2)
11/27 Nadiの国際空港 エア パシフィックのチェックインで私のスーツケースが34Kg。お金を払うか、軽くするかの選択を迫られました。仕方なくケースを開け重いケーブルとかお土産ものを出して30Kg。ルールは20Kgですがこれで許してくれました。


最後のトラブル その(3)
セキュリティチェックでピー。ベルト、靴、眼鏡等全てを出してもピー。いよいよズボンを脱ぐかとポケットを再確認したら何と携帯灰皿があるではありませんか。これで無事通過になりました。(だから煙草なんかやめなさいって言ってるでしょ! XYLの顔にそう書いてありました)



飛行機の整備の都合で出発が2時間遅れましたが、やっと機上の人となりやれやれ。
最後まで色々とありました。




QSO結果の分析

(1)バンド別のQSO数
17mが突出して多くなりました。午前はW、午後はJAとしっかりとCondxを捕まえることができたせいかと思います。一方で30mの伸びがイマイチでした。
(2)バンド毎の大陸別QSO数
NA: 多いのは17mだけです。
EU: 全体に予想外れに終わり残念でした。事前のCondx予測不足です。
   40m 30m 20m 17m 15m 12m Total
 OC 14  17  13   50
 AS  256  172  299  373  288  63  1451
 EU  56  101  58  7  0  0  222
 NA  42  9  57  323  2  0  433
 AF  1  1  0  0  0  0  2
 SA  1  2  2  0  0  0  5

(3)Country別QSO数ベスト10
  40m 30m 20m 17m 15m 12m Total
 JA 230  161  283  355  281  60  1370 
 W 35  53  300  399 
 UA/EU 28  30  27  88 
 UA/AS 20  11  11  52 
 VE 21  29 
 DL 14  19 
 UR 15 
 OH 14 
 SM 13 
 SP 13 
 VK 13 
 ZL 13 



2008/12/3
3D2YA 準備(3) 機材等(Tranceiver関連)


昨年のFKではFT897を使用しました。梱包の手抜きで到着してみたらツマミが一つ根元で折れていてビックリしましたが、通常は使用しないRITツマミであったので一安心しました。現地での運用中のトラブルもなく、それなりの受信性能を持っていることから無事に運用を終えることが出来ました。しかし機材全体の持ち運びを考えると如何にも重量がありすぎ、大きさもややかさばるのが最大の問題でした。そこでFT897をトレードにだし、代わりにFT857Dを手にいれました。大きさ、重さがおおよそ半分近くになります。しかしいいことばかりではなく、表示パネルが小さく、見にくいことが欠点ではあります。
3D2の免許申請の時点ではFT897を持参する予定にしており、その旨申請書にも記入しましたが、その後FT857Dに変更したことで免許取得上多少の時間的ロスもありました。免許取得自体、必ずしもスピーディーに進まないのですから、途中での変更は極力避けるべきでしょう。

今回もCWだけの運用にすることを早くから決めていました。従って周辺機材はFKの時と基本的には同じです。私の海外での運用に際してのシステム構成のポイントを整理すると次のようになります。

@小型、軽量のTranceiverで100Wがでること
Aロギングソフトを使い、ログはリアルタイムで全てPCのHDに記録できること
Bロギングソフトを使い、Tranceiverを制御したり、周波数、モード等をとりこめること
CCWは、ロギングソフトにメモリーしたメッセージを自動送出できること
Dパドルによる割り込み送出がいつでもできること
ETranceiverにATUが内蔵されていればベストだが、そうでない場合には外付けATUを持参し、Tranceiverとアンテナ系の良好な整合を担保すること

以上のことから、おおよその機材は次のようになりました。

@Tranceiverは、FT857Dとし外付けの電源はFKにも持参した100/200V共用のMFJ4125
APCはFKにも持参したDellのノートパソコン (専用ACアダプタ付)
BロギングソフトはLogger32か、WriteLog
CCAT、CW用にmaicroHAMのcwKeyer (外部DC電源が必要)
DパドルはGHDのミニパドル

その他に色々と小物類があります。順不同ですが、アンテナ系を除いてもおおよそ次のようなものを持参します。

@免許証、Import Licenseのコピー
AManual (万一の場合に必要)
BAC変換プラグ (3D2ではO型プラグが必要)、テーブルタップ、バッテリパック、バッテリ、充電器
C工具類 (ニッパー、ペンチ、ドライバー、カッターナイフ、ビニールテープ、懐中電灯等)
Dテスター (AC電圧チェック用)
E100/200V共用の小型のACアダプター
F周辺機器用のDCケーブル

出発前には後述するアンテナ系機材とともに、1〜2回実際にシステムを組んで最終チェックをします。また、スーツケースに全てが収容できるかどうか、梱包の仕方等もチェックします。スーツケースにはその他にも着替え等の生活必需品も収容する必要があります。




3D2YA 準備(4) 機材等(アンテナ関連)

昨年のFKでは高層ホテルのバルコニーに設置すること前提にテストを繰り返しました。結果的には5.4mの釣竿に7m程のビニールワイアを沿わせたランダムワイアアンテナを使用しました。アースは数mのビニルワイアを数多く床に這わせ、更にアルミホイルまで床に敷きました。それをATUに接続して7MHz以上の各バンドで良好なSWRを確保しました。

今回は何と海辺の戸建てバンガローを確保できたので、私には垂直アンテナしか頭にありませんでした。海が目の前ですからアース損失が劇的に(?)軽減出来るだろうということと、少なくとも北方向180度にわたって障害物がないことから他の選択肢はありません。
この時点で想定したアンテナは次のようなものでした。これらのアンテナについてはこちらをご覧ください。

@Sigma-5 1/2波長ダイポールで14〜28MHzの範囲で使えます。分解すれば全て60cm以下になります。
ATW2010 同じく1/2波長ダイポールですが、Sigma-5より小さいのですがかなり重くなり、分解しても予定しているスーツケースには入りません。
BMP-1 改造して少し全長を長くしました。7〜28MHzまで良好なSWR特性です。
CPAC-12 MP-1と同じですがエレメントパイプも細く、ローディングコイルの径も細い、ロスが多そう
D5.4m、4.7mの釣竿に沿わせたビニールワイアとベースローディングコイルを使ったGP

ハイバンド用には@かAを想定しました。しかしTW2010は分解しても長い、凄く重いことから早い段階でSigma-5に決めました。自宅の庭でテストを繰り返し、ローディングコイルを巻きなおしたりしながら主に再現性の確認をしました。中心周波数は各バンド毎にローディングコイルを伸ばしたり、縮めたりすることで移動させることはできますが、出来ることなら現地であまりいじりたくありません。このアンテナは給電部にローディングコイルがあることから収納時に結構スペースをとります。

ハイバンドをSigma-5とすると、10MHz以下のローバンドにはB、C、Dのいずれかになります。全体長を少し伸ばしたMP-1、PAC-12は7MHzでも結構広い帯域で良好なSWR特性が得られるようになりました。しかし最大でも3mもないアンテナだし、3.5MHzへの対応は絶望的です。

Dで真っ先にテストしたのが5.4mの釣竿を使った7、10、14MHzで使えそうなGPです。エレメントは5m弱のビニールワイア、根元にローディングコイルを入れて7、10、14MHzをタップで切替えます。ラジアルは約5mのビニールワイアを数本接続します。これもラジアル本数を変えたりして主として再現性のチェックを重ねましたが、最大の利点はローディングコイルのタップの位置で自由自在に共振周波数を変えることができることです。このアンテナの給電部は釣竿の根元から約1mになりました。
最後に3.5MHzへの対応もテストしました。5m弱のエレメントの先端に10mのビニールワイアをつなぎ、ローディングコイルのタップ位置を調整すると簡単に3.5MHzに共振させることができました。

最後まで躊躇したのが、ホントにSigma-5を持ってゆけるだろうかということでしたが、スーツケースに全てを収容してみて、これなら大丈夫そうだということで決断しました。しかしこれらのアンテナのテストは周囲を住宅に囲まれた自宅庭で行ったもので、実際に100wで電波を飛ばしてみたことはありませんでした。従って海辺ということもありますが、現地で有効に働いてくれるという自信は全くありませんでした。特に3.5MHzについては、まあ何とか少しは出来るだろうという甘い期待しかありませんでした。

10月頃には持参するアンテナを決めました。

@Sigma-5
A5.4m釣竿利用のGP



その他アンテナ関連の機材をまとめると次のようになります。

BGP用エレメント、ラジアル用ビニールワイア多数、ローディングコイル
C20m長の3D2Vを2本 (10m 2本も用意しましたが持参しませんでした)
DSigma-5用コントロールボックスと15mのコントロールケーブル
E同軸変換コネクタ数個
Fアナテナアナライザ BR210
G予備乾電池
HATU Z-11 Pro

FT857D、PCを除く機材の梱包状況です。これでは疑われますね!





2008/12/2
3D2YA 準備(2) 免許取得

免許は事前に申請ができて、出来れば事前に手元に届けばベストです。また、直接役所の担当者とやりとりしてくれる現地の「代理人」がいてくれると何かと便利です。

申請書の準備
主要な情報源はWorldwide Information on Licensing for Radio Amatuers
JA1KAJ DX-VacationのページDXing Help Desk by JK1FNLです。

申請書は上記のWorldwide Information on Licensing for Radio Amateursからダウンロードします。その他に日本の局免許の英文証明書、パスポートのコピー、パスポート用サイズの自分の顔写真2枚、申請料$15を準備します。
これらの書類は、4月頃にMana Island ResortのMiss Akimitsuに郵送し、役所に届けてもらうことにしました。
また、役所の担当者(と思われる)にも直接メールを送りその旨を伝えておきました。このメールのやりとりが後で大変有効に機能しました。

tnavila@kidanet.net.fj

申請書には、持参するTranceiverの機種名、シリアルナンバを記入する欄があります。当初想定していたFT897を記入して申請しました。その後にFT857Dに変更したのですが、これが後でトラブルの原因の一つになりました。

結果的に免許のコピーを入手したのが8月の初めでした。ここで問題が発生しました。
@記入されている周波数帯が、何と50MHzと144MHz
ATranceiverの機種名がFT897

まだ多少の時間があるので、Miss Akimitsu経由で事情を説明し、再度申請書を出しなおすことにしました。その後トーホートラベルからは、機材の持ち込みにはImport Licenseが必要という話があり、持参する機材リストをMiss Akimitsuに送り、無線の免許と合わせてImport Licenseの取得もお願いしました。

やきもきするうちに出発の1月前が近づいてきます。何度か前述の役所の担当者にメールで催促しましたが、10月中旬になってやっと以下の内容のメールが届きました。
@免許の出し直しは間に合わないかも知れないが、すでにおりた免許で好きな周波数の運用をしてもいい
AImport Licenseは間に合うように送る

(LoTWへの3D2YAのCertificate申請も免許、このメールのコピーでOKとなりました)

このメールで3D2行きを最終的に決めました。最初におりた免許、このメール、Import Licenseのコピーを持って出かけることになります。また、現地到着時の税関でこの書類を見せるはめになりましたが、これについては後述します。

その後Import LicenseのコピーがMiss Akimitsu経由で11月になって届きました。何とこれもFT897が手書きでFT857Dと直されていました。

何はともあれ免許が取得できましたがなかなか大変です。しかしメールで担当者とやりとりできるルートを作っておいて正解でした。また、最終的には現地の「代理人」を経由して免許のコピーを手にすることができたので、このルートも正解でした。

フィジーの国際空港はナンディにありますが、役所関係は首都のスバにあります。従って現地に到着してから役所に赴いて免許を発行してもらうというのは、スバが目的地であるなら別ですが、あまり現実的ではありません。因みにナンディ、スバ間は飛行機で30分の距離があります。



2008/11/30
3D2YA 準備(1) 場所の選定

2007年11月、初めて海外から本格的な運用をFKで行って、想定していた以上に楽しむことが出来ました。帰国後、来年も是非やりたいと早速準備にとりかかりました。

海外運用に関する私の条件をあらためて整理すると次のようになります。
・ おおよそ15年以上前から年1度はXYLと海外旅行に出かけてきたので、あくまでその延長線上が前提
・ それなりに無線が楽しめて、それなりの観光ができる
・ 昔から夢であった南太平洋の夕日
・ あまり遠くなく、安全であること
・ 無線の免許が事前に取得できればベスト、最悪事前申請しておいて現地到着後に確実に取得できること
・ 親切な旅行代理店の手助けがあればベター
・ 設備は自分のものを持参 (レンタルはいや)

2008年1月には、3D2に目標を定めました。
3D2と言っても広いわけでどこかに的をしぼらないといけません。今回は、なるべく海辺、しかも北方向が海で障害物がないこと、更に行きやすいことが条件です。

この頃、フィジー専門の旅行代理店 トーホートラベルと接触を始めました。自分で調べたりトーホートラベルの情報等を参考にして決めたのがMana Island Resortです。Mana Islandは、本島のNadiから30Km西にある小さな、小さな島で全体が1ツのリゾートになっています。日本企業の出資で作られたそうで、ここの支配人は日本人です。



東西に細長い島ですが北、南ともにきれいな砂浜です。東西の端に小高い丘はありますが平坦な島です。このリゾートには北、南の海辺のBure(戸建のバンガロー)、中心部のBure、一部2F建てのホテルタイプの室が用意されています。2月頃にはリゾートの日本人担当者(Miss Akimitsu)を経由して北海岸側のBureを仮予約しました。この段階でアンテナ設置の許可も得ることができました。
上の図ではちょっと分かりにくいのですが、ほぼ真ん中に5、6ツある白い四角のイチバン左が仮予約したBureです。勿論、この段階ではここだというところまでは分かりませんでした。

ここまでくればどんなアンテナにするかも的が絞られてきます。海辺に建てた垂直アンテナしかありません。候補は次のようなものでした。

@Sigma-5 14〜28MHz用の1/2波長垂直ダイポールで、分解すると60cm程度になります。
ATW2010 Sigma-5と同じ
B改造MP-1 全体にエレメントを長く改造
C釣竿利用のGP

以降、もっぱら自宅庭でこれらのテストを繰り返すことになりました。


2008/11/19

I (and XYL) will depart from Tokyo for Nadi at 10z, Nov20 and arrive Mana Island at about 2030z, Nov20.
If everything works OK I can start QRV in 1-2 Hours.
I hope band condithion is OK for all area of the world and have as many as QSOs.


73
ja1nlx  3d2ya


2008/11/16
Final check(3)



All equipments and parts except FT857D Tranceiver and LapTop computer which will be in a rucksack are in luggage case.
I have a little more space for clothes. Hooooo !

2008/10/18
Final check (2)

14〜28MHzで使う予定のアンテナはSigma-5です。

久しぶりに庭でチェックしてみましたが、各バンドともに今までと変わらないSWR特性です。現地で建てると少し中心周波数が動く可能性がありますが、このアンテナは各バンド用のローディングコイルを伸ばしたり、縮めたりすれば比較的簡単に周波数が動きます。最低のSWRはマッチングコイルを伸ばしたり、縮めたりすることで給電点のインピーダンスが変わることになっているのですが、あまり顕著な変化がありません。最終的にはこのアンテナの場合、Automatic Antenna TunerでTranceiverとの整合をとらないといけないかも知れません。

アンテナは写真のようなパイプを組み合わせたスタンドで自立させることができます。アンテナも含め全て長さが60cm以内なので旅行用スーツケースに収納できます。


このアンテナも限りなく海の近くに建てられればいいなと思いますが、どうなりますか。念のため同軸ケーブルだけは、20m x2本、10m x2本を持っていく予定なので最大60mまで伸ばせますが、アンテナが2本になるので出来れば30m以内にFBな場所を確保したいと思います。


 


2008/10/17
Final check (1)

Dell computer for Logging (Logger32)

FT-857D/100watts

LDG Z-11Pro Auto Antenna Tuner

Kent Paddle and MicroHAM CW Keyer

Antenna control box for Sigma-5

MFJ-4125 Power Supply (not shown)


Antenna-1 for 3.5 -14MHz

基本的には短縮型の1/4波長垂直アンテナです。

釣竿に添わせた約5mのワイアの根元にローディングコイルが入ります。

14MHzではほぼフルサイズ、10MHz以下のバンドでは相応のローディングコイルで短縮型の垂直アンテナになります。
3.5MHzではワイアの先端に約10mのワイアを足します。

ラジアルは約5mのワイアを6本地表に這わせます。最終的にはあと数本足す予定にしています。


自宅庭でのテストではこれで各バンドともに良好なSWR特性を示します。
共振周波数のズレはローディングコイルで調整可能なので移動先でも使いやすいのではと考えます。但し真っ暗な夜のために懐中電灯が必須です。

海辺に建てたこのアンテナがどのように働くか楽しみです。