45. 水平偏波と垂直偏波の同一偏波及び交差偏波の利得(ロス)測定  2016/10/07 JA1CPA 中村
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1285MHz 6エレメント八木アンテナを、45°で対向させて水平偏波と垂直偏波の同一偏波と交差偏波の利得
(ロス)を測定した。

・実測値


・計算値
 空間ロス Lp = 20 *LOG(4*π*L/λ) [dB]
 周波数1285MHz、距離4m  アンテナ利得11dB
 区間ロス46.7dB  発信器出力-28dBm
 受信レベル (-28-46.7)+11+11=-52.7 dBm

・考察
 1)同一偏波の計算値と測定値の差+2.7~-0.3dB有るが測定値50~53dBはほぼ妥当と考えられる。
 2)同一偏波と交差偏波の差は、一般的に10~20dBと云われており、測定値12~17dBはほぼ妥当と考えられる。
 3)垂直同一偏波と水平同一偏波の差はほとんど認められなかった。(50~53dBで測定誤差の範囲)

・測定環境
 スラントレンジ(周囲や大地の反射を軽減するためビームアンテナを45°にして対向した)

送信アンテナ(1285MHz)



測定器
アンテナ:送受共に6エレメント八木アンテナ
送信機:アンテナ・アナライザー、出力: -28dBm
      AA-1400を1285MHz連続測定モード
受信機:スペクトラム・アナライザー、U3641




       受信アンテナ(1285MHz)

おまけ



レンズ付きのカメラ用フードを買いました。
直射日光下でも画面がくっきり見えます。
中古のブラウン管も生き返ります。







              おわり                    目次に戻る