34.3.5MHz/3.8MHzダイポール 片側折り返しシミュレーション         de JA1CPA/中村 2015/4/16
     シミュレーションのみで未製作です。  エレメントが長いのでこのように作って動くかどうか?
     7MHz/10.13MHzでシミュレーションしました。 2015/4/17                   目次に戻る

3.5MHzと3.8MHzに共振させるべくエレメントを折り返した時のシミュレーション結果です。
これは、JA1PFPさんの折り返しアンテナを参考にして、エレメントとロープをループにして片側のエレメントを折り返す物で、
1ヵ所を巻いて全体をずらすことによって、片側のエレメントを折り返します。
理論的には、左右のエレメント長は同じ寸法にすべきですが、ダイポールの場合はこの程度の違いは、ありま性能に影響
しないようです。これは以前7MHzで検討済みです。

ただし、このような長いエレメント(かなり重い)を片側で巻くか、ループにした片側を下に引くか、移動させられるかはやって
見ないと分かりません。???
インピーダンス、SWRは地上高によって大きく変化します。(共振点はあまり大きく変化しない)










        地上高によってインピーダンス、SWRが大きく変化する。
               地上高13m~15mが最適!






















片側を約半分まで折り返すと、どうなるか?
自由空間では、共振周波数は4.65MHz、抵抗成分約83Ω
地上高10mにすると、抵抗成分55ΩとなってSWR1.14、
ゲインやパターンは特に変化しません。            何に使いますか?




7MHz/10MHzで計算すると、どうなるか?   2015/4/17

 地上高を7mにすると7.1MHzでSWR1.08、これを片側を折り返して共振周波数を10.13MHzにするとR=118Ωとなって
 SWR2.36 になり、インピーダンス整合が必要になります。
75Ω同軸ケーブルによるQマッチが使えますが、7MHzに戻し
 た時にどうするか!。
地上高を変えると。

 
地上高を4mにすると SWR1.19 となります。ゲインはアップしますが天頂です。 ↑↑
結 論
7MHzでは、1/2λダイポール(フルサイズ9.95✕2=19.9m)地上高7m
10.1MHzでは、片側折り返して、地上高4mにする(7MHzは4mではインピーダンスが低くなりすぎてNG)
このようにすると、7/10MHzで使える模様?が、こんな面倒なことは!!!

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 おわり