Gメン2002

(2003・12・23更新)
2003年末、久々の更新…っていっても再発したわけではないのです〜。一年たってお尻絶好調&排便ワンダフル。

ああ、思い切って手術してよかったな〜。この痔の闘病ページを作ってよかったなぁと思ったのは、今年、たまたま
どこかで検索してこのページを見た若い女性が同じ病院に行って、手術も受けたのを報告してくれたこと。
本当に痔はつらいし、つらいのに名前がちょっと可笑しくて声を大にして言えない。「腸(の出口)にポリープができたのを切除」とか
言うとすごく真剣味があるのにねぇ。

それと、ついこないだタモリ倶楽部で肛門科の先生方が集まって痔について語ったり、手術をシュミレーションしたりしていたのでその画像を。
(TV朝日「タモリ倶楽部」(2003年12月20日放送分より)いやー、タモリ倶楽部は本当に素晴らしい番組だわ。

女性にはこのような体位はとらせないそうなのでご安心を。

擬似肛門で手術のシュミレーション。切り取る部分は鶏肉で〜
麻酔が効くと、筋肉が弛緩してこれぐらい開くらしい。私もこんなになっとったんかー。うぉおおぅ。

赤いところが患部ということで。

肛門科は大学病院よりも専門医になってからのほうがものすごく修練を積む らしい。

つままれても全然痛くない。

患部の根元に糸をくくり、そこより先を切除。余ったところもぽろりと取れ るとか。

私はこの方法ではなく、切り取って縫ったのと、レーザーメスでじゅっとやっつけたのと二つの方法で三つの痔核をやっつけたそうです。

こんな様子を見て怖がっている方、本当にやられていてもさっぱりなんとも感じなかったんですよ。ぬぅぅう〜。医学の進歩は素晴らしい!!

さすがタモリ倶楽部。最後にひとこと付け加えていた。



さて、ここからが2002年の私の闘病記本編です。

タイトルのGメンのGはあれですよ旦那。痔ですよ!!私ついにこの小憎らしい持病を完治しましたので
闘病記を発表することにしました。私がちょっと前「具合が悪い」「元気だけど元気でない」と申していたのは
痔だったのです。黙っていてごめりんこ。
 女性が痔について語るなんて…と顔をしかめる方も多いとは存じますが、私は声を大にして言いたいのです。

隠れ痔主出て来い!悩んでいるより病気に向き合おう!


初めての発症→たぶん10年ぐらい前
それから1年に一度ほどいぼGに苦しむ。市販の薬で抑える。
去年からGが頻繁にこんにちはするようになる。三ヶ月に一度、そして一月に一度…

そして今年の八月半ば、ついにのっぴきならない状態になってしまった。
市販の薬も効かない。あああ〜どうしたらいいのだ〜
「やあ!」とばかりに 肛門の花びらひとつが自己主張。
さくらんぼ大くらいになってしまった。中にも収納できねぇ〜〜!

いろいろ調べた結果、お医者さんに行くべきだと納得して、女医さんがいらっしゃる
恵比寿の東クリニックの門を叩く。HPで見たとおり、感じがいい病院だ〜
駅から歩いて一分だし、ほとんど待つことはない。

女性のK先生はさわやかできれいな方だった。
診察はあまり恥ずかしくないように、横向きの姿勢で下着を下ろす際も
看護師さんがタオルで隠してくれるなど気配りをしてくれる。

お尻を見せ る姿勢も横向きで背後からなので、恥ずかしくて死にそうではない。

「ちょっと見せてくださいね…あー、腫れてしまっていますね、痛かったでしょう?
こういうときは押し込んでくださいね。押しますよ。」

あでででででででででででででででで!!!!!

北斗の拳のケンシロウも真っ青になるほどの声が出てしまった。ごめんなさい、先生!

嵌頓(かんとん)痔核というらしい。痔核が腫れて外へでているのを括約筋で締め付けてますますうっ血するというもの。
こういうのは中に押し込む方がいいとか。

でも押し込んでもらってからは歩くのが楽になった。出された注入軟膏をまじめに使っていたら
すぐに日常生活はなんにも困らなくなった。

二週間に一度の通院を二度して、もう腫れはおさまったけど、中には痔核が残っているという。
将来また腫れて辛い目もしたくないし、思い切って手術することにした。
その意向を示すと「じゃぁ、いつにしましょうか?」とさらりと手術の日にちが決まった。10月22日。
そして血液検査をして帰った。

次回診察を受けにいったら、血液検査の結果もよかったので手術確定。

そして当日がやってきた…あああ〜怪我以外では初めての手術だ…しかもおしり…
お昼ご飯は抜きで、前もって便を出してしまうよう、坐薬を二個挿入→30分後にぶりぶりすっきり
いつものように電車に乗って病院へ〜。

2時すぎ到着。そして手術着(半そでのガウンみたいなの)を着て手術台に上がる。
まずお尻の上あたりに麻酔。びびっていたけど、一瞬ちくっとして、ずーんとしただけ。
あとは麻酔が効くまで、看護師さんや院長さんと四国の話をしたりうどんの話をしたり、
ほのぼのとしていると下半身がぽかぽかお風呂に入っているようないい気持ちになってきた。
頭も意識はあるけど、ほどよくぼや〜んとしている感じ。
何かはしているんだろうけど、全然突っ張ったり引っ張られたりという気持ちもないし、
嫌な音もにおいもしない。本当に自分は手術を受けているんだろうか???というほど
寛いだ気持ち。

「はい、終わりましたよ」
えー、もう?と驚いた。
先生が「取れたのみますか?」とおっしゃるので
「いいです…いや、見ます!」と言って、見た。

銀のトレイに赤い梅干が三つーーー!!こんなのが尻の中にあったら
そりゃ、邪魔じゃわーー!!あぁあぁあぁ…私はなんてものを持っていたのだ〜。
でも、見てよかった。

足元はちょっとふらふら。付き添ってもらって、
隣の回復室でソファーでのんびりしながら点滴をしてもらう。
ぼんやり一時間ほどしてから、着替えて外へ。
そしたら紅茶とフルーツケーキを用意してあった。
昼ごはん抜きやったけん、しみる〜!まいう〜!

それからちょっとして足元がしっかりしたので帰ることに。
飼い主の母がついてくれているので安心だー。タクシーに乗って帰る。

タクシーで35分ほどなんやけど、家に着く5分くらい前になってお尻がだんだんずんずん
重くなってきた。便意のようで便意でないような、とにかくトイレにいきたくなってきた。
家の前でタクシーを降りてトイレへまっしぐら!!でも何も出ない。
とにかく家までついたから安心だー。

だんだん痛くなってきて鎮痛剤を飲んで2時間ほど寝たら落ち着いた。
日帰り手術にしてよかった…家でおちつけるけん。手術費用も2万三千円ほどだった。
(これは症状によって差があると思います)

術後は翌日、三日目、一週間目、その後週一回通院した。
翌日、行きはタクシーで、帰りはなんと電車で帰るほど元気だったのに驚き。

恐怖の時は翌日やってきた。術後はじめての排便…
ああああ〜怖い〜でもなんとかがんばる。痛いけど出ると爽快。
排便の後は速攻でお風呂に入る!するとうそのように痛みが消えてゆく〜

最初は坐薬を入れようにもどこが肛門かわからない!!!肛門カチンカチン状態で怖かったー。

術後一週間は毎食後七種類さまざまな薬を飲んだ。
便をやわらかくする薬、抗生物質、止血の薬、などなど…
術後10日ほどは、毎朝決死の覚悟で排便をがんばり、速攻お風呂にじっくりつかり、
坐薬を入れてガーゼ当てて…ガーゼ見てガーン!血がちょっとついている…!
長時間立つのはつらいし、くしゃみしたり笑ったりしたらオケツに響くので笑うの自粛、という日々。

つらかった〜〜。でも、ガーゼにつく汁がだんだん色が薄くなっていくし
便をするのが一回ごとに楽になっていくので、治るという希望を持ってがんばった。
入院すると大体10日から二週間、っていうのは本当だなぁ、と思った。

でも、家にいて好きなときにトイレにいったりちょっと痛くなってきたらお風呂につかったりできて、
日帰り手術にしてよかった。

二週間たったら結構へっちゃらで「あれ?私痔だったっけ?」とお尻のことを忘れるほど。
そしてめでたく12月10日、「もう今日で最後ですよ。」と先生にOKサインをもらった。
八月終わりから通い始めて、もう来なくていいのか、明るくて可愛いK先生や看護師さんたちとも
もう会えないのが寂しかった〜。

「寂しいです…」
「いつでもきてもいいですよ。」
「健康なお尻を見せびらかしにですか?」
と笑って皆様とお別れした。東クリニックの皆様、本当にお世話になりました!!

しかし、痔とはいったんお別れしたものの、また新たに痔ができないとは限らない!!

1 規則正しい生活
2 野菜多めの、いい便がでるような食事
3 トイレでは一気張り4秒以内、排便は3分以内
4 Arrow Unko Style ↓実行 (これは「まだ出るのか!」というほどでます) 

みなさん、ちょっとでもお尻に不安があったら、
最初は薬局の薬でもいいでしょう。
でも一週間でだめなら、ためらわずにお尻のお医者さんに行ってください。
恥ずかしさよりも痛さが勝ってから行ったのが私です。
早ければ手術なしでも済むと思いますよ。

ぢ・エンド



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