ずいぶん経ってごめりんこ〜。「南米の旅後半 ブエノスアイレス編」です。

←アルゼンチン国会議事堂。国の色は水色。

21:まき夫婦とブエノスアイレスへ、エビータの舞台になったところをみたりおいしいイタリア料理を食べたり

22:日本語を勉強してる現地の女の子にガイドしてもらい、タンゴ発祥の地&日曜市へゆく。

23:市内でお買い物、美容室にふらりと入り、髪を切る、まき夫を見送る、日本語の授業を見学する

24:エビータのお墓参り、国立美術館(タダ!)で巨匠達の作品にうっっとり、小学生に指さされて笑われる。夜は約200円でジャズコンサートにゆき、これまたうっとり

25:カラフルな街並を訪ねる、夜は大人気のタンゴカフェで、キャンセル待ち7番目だったにもかかわらず最前列に座れ、んもう大満喫*我が世の春*

26:自由行動、お買い物、大聖堂でまったり、名物「アサード」(焼き肉)で、豚

の血のソーセージに挑戦。場末のタンゴを見てしみじみ。

27:動物園満喫&爆笑プラネタリウム→夜8時半、飛行機に乗る

28:一日中飛行機の中

29:昼3時半名古屋空港着

21〜27 ブエノスアイレス滞在

前半三日はまき夫婦と、あとはまきと二人旅。

まき:(長所)スペイン語堪能、研究熱心(→)   (短所)極度の方向音痴、寝起きが最悪

えり:(長所)方向感覚抜群、野生の勘、晴れ女 

   (短所)スペイン語が二歳児レベル、夜寝てしまう

二人とも好奇心が旺盛で健康で金銭感覚も趣味も似ていて細かいことは気にしないの

でよかった。一人では大都会じゃ雨に濡れた子犬でも、二人になると鷹になる!!

ブエノスアイレスは「南米のパリ」の名にふさわしく洗練された大都会。街には最新のファッションがあふれ、コロニアル調の建物と超近代的オフィスビルが混在している。ヨーロッパからの移民がほとんどなので街ゆく人はイタリア人のよう。タンゴを生んだ街だけあって哀愁がただよい、それでいて華やか。治安もいい!女の子二人、夜12時ごろダウンタウンを歩いてもよゆ〜うだった。主な料理はイタリアン。きっと日本人好みする街だと思うのだけど、なにしろ遠いので日本人観光客がほとんどいなかった。

 なので小学生の軍団が私たちを見ると「うわ〜あの顔、みてみて!」「うわ〜おもしろい顔〜」などと言って指さす。顔が薄いから、、、(たぶん)わたしにだって笑われているのはわかる。ほっといてちょんまげ!

23日 ブエノスアイレスはファッショナブルな街だったりする。ショーウィンドウには小じゃれた服がいっぱい。色目は押さえたかんじだけどかなりセンスが良かったとおもう。街をふらふらしていて時間があった。そこに美容室を何軒か通りかかり、パーマの相場が2800円、とわかり、思わず入ってしまう。

 入ったものの、誰も英語がわからない!でも「髪をちょっとすいてパーマを夜露紫久!色はなにもいじらないで」といったり意志表示がちゃんとできた。、、、シャンプーしてかなり待った。お昼休みにはいってしまったのだった。スタッフが髪切り合いこをしている。おーい、わたしはどうなるのぉ〜。

 「すいませーん、時間がないのでパーマはやめにしてカットだけにしてくださーい」やっとのことでカットに入ったのだけど、さくさくと切ってくれた、いーじゃんなかなか。、、、できあがってみると、、、

 「テグスタ?(気に入った?)ムイボニータ(とってもかわいいわよ)」とスタッフが言った。

うわ〜、こけしのよう〜。ロンリー!いや、髪型のせいではなくそれは顔のデザイン

のせいなのだけど、、ひー。

 帰国後、「うわーおばさんくさー」「子供2人ぐらいおりそーやわー」と言われ、美容室にいってパーマをあてたら、セクシーどころか御転婆さんになってしまった(涙)。早く髪のびんかなー。

 政府が芸術に惜しみなくお金をつかうのか、一流のジャズコンサートが200円ほどで聴けたり、ただでタンゴオーケストラのコンサートがあったり。国立美術館にはロダンの彫刻がどーっとならび、絵画の巨匠達の作品ががもう教科書にでてくる人は全てと言っていいほどある。音楽も美術も演劇も、毎日なにかしらあって1000円しない。芸術を愛する人にはたまらん街。

タンゴショーを何度か見たのだけど、圧倒されるのはダンサーの華麗な身のこなしと情熱的な眼差し。ラテンの世界では女性は女性らしさ、男性は男性らしさを追求している。ものすごく官能的だった。

 音楽ももちろん素晴らしい。ピアノとバンドネオン(アコーディオンのようなもの)だけで重厚な音を奏で、そこにこぶしの効いた力強いハスキーなヴォーカルが入ると思わず拳を握りしめて聞き入ってしまった。赤ワインを飲みながら陶酔の世界にひきずりこまれること度々だった。

料理はイタリアンが基本。毎日昼夜昼夜ワインを飲んで食事してしまった。街を歩いて疲れたらカフェに入って美味しいカプチーノを飲んだりする。外食費は日本と同じぐらい。ただお肉が安い。26日のアサード(焼き肉)はふたりで850円ほどなのに牛のさまざまな部位がこんがり焼かれててんこ盛り。豚の血のソーセージは、、こってり&まったり、、精がつきそう、、、食わず嫌いは良くないので頑張った。ごちそうさまでした。ただ、毎日イタリアンだとちょっと大変。ブエノスアイレスの若い人はとてもスタイルがいいのだけど、ある歳を越えるとお腹がスゴイ!

今ちょっとチーズとお肉はパス、って感じ。この旅行で半年分のお肉を食べたような気がする。やっぱり日本食はヘルシーねー!

27 まき、リャマに唾をかける。アスンシオンのリャマに唾をかけられた恨みを晴

らしたらしい。アスンシオンの敵をブエノスアイレスで討つ、というわけだけどそれじゃあんまりにもリャマがかわいそうだ。(笑) プラネタリウムに行き、小学生に混じって入る。また小学生に指さされて笑われる。(もう、、)子供向けプログラムで、「みっなさ〜ん、お星さまは好きですか〜?」とアナウンサーが言うと小学生300人ぐらいが大合唱で「は〜〜〜〜〜〜〜い!!!」。音楽がかかるたびにここぞとばかりに手拍子するし、もう笑いがとまらなかった。やはりラテンの血は濃い。この歳からノリがちがうのね。旅の最後にいい体験をしたな〜。

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