考察・雑感
今、まとめる時間がないので、とりあえず箇条書きで並べておきます。
レポの方が終わったら、きちんと書く予定。
「 lock stock, and barrel 」・・・どれもこれも、一切合切の意味。 lock=銃の発火装置、stock=銃床(持つところ)、barrel=銃身で、銃が出来上がる。 だから、プログラムに「ロックストックとバレルは無二の相棒。二人一緒なら火を吹く“銃”」って書いてあったんだ。 |
オフィサー・ロックストック。日本語にすると、ロックストック巡査。 なんでリトルサリーは劇中で「ロックストック警部」なんて呼んだんだろう? |
警官役をやりながら、ナレーターでもあり、作家でもあるロックストック。 ということはつまり、「バレル」が「ロックストック」に告白する脚本を書いたのも彼自身。 捨て身の笑いとりなのか。実はロックストックの片思いか。大穴で、バレル役の人のアドリブだったりして。 |
3人目のロックストック 舞台を見る前にプログラムを読んだ。「警官、ナレーター、作家の一人三役」と書いてあるのを見て、舞台の外側にいるという意味ではナレーターと作家って同じじゃないのかな、と疑問に思った。第一幕を見終わっても、やっぱり「作家」であるロックストックが「ナレーター」もしているんだから、二役だよなぁ、と思っていた。 3人目のロックストックが現れたのは、最後の最後。 「見て下ってありがとう。これで終わりです」という台詞と同時に、ナレーターの役割は終わる。 そして。 ライトの下、観客に銃口を向け、あざけるように笑う「ロックストック」。 そこに「作家」がいた。 「ナレーター」は必死に舞台を盛り上げ、楽しませ、笑わせる。最後に突きつける現実が重みを増すように。 それこそが、「作家」の目的だから。 |
オリジナル盤のCDにキャスト表がついている。 「ミセス・ミレニアム」は、「リトルベッキー」との二役だった。「ストロング親父」は、「ホットブレード・ハリー」との二役。 ぬいぐるみや人形の演出は日本のオリジナル、と日経新聞の記事に書いてあったし。「ミュージカル」のパロディをするだけで、会場中が笑いに包まれるブロードウェイってすごいな、と思う。 そして、ミュージカルの知識があまりない日本で「会場中が笑う」演出をした亜門さんと、「笑わせた」出演者もすごい。 オリジナルと同じ演出にすることが、オリジナルの魅力を出す最高の演出とは限らない。 |