TANE〜種〜 その2

おこしではなく、あくまで自分の「記憶整理」です。
間違っているところがあちこちあると思いますので、その前提でお願いします<(_ _)>

井川さんが中央へ。

世阿弥のツッコミ、井川です。
相方の南原が、お笑いを止めたがっていることは知っています。
この撮影の後で、話があると言われていますが、怖くてきけません。

お笑いを止めたら、ただの男になってしまう。
相方の南原と一緒に???
諦めたくありません。

世阿弥、中央へ。

ここはどこか、と井川さんに聞く世阿弥。
楽屋、と教えられ、
ようやく知っている場所に来た、と座る。

どうしたら売れるんだろうな。誰か教えて欲しいよ

「初心、忘るるべからず」
言い終わった後、片方の眉を上げて、井川さんを見る。

「説教、されちった」

この世界に疲れた。眠くなった。
この世界の花は、珍しき花なれど、冷たく固い花ばかりだ。
ここでは、まことの花は、見つからないかもしれない。

横になる世阿弥。

「体調が悪いのか? なら、言わない方がいいぞ。せっかくのチャンスだからな」

「・・・っていう話」など、普段のツッコミを次々とするが、世阿弥無反応。

「何か言えよ!」

「俺たち、二人でやってきたじゃん。お前の考えたギャグ、風姿花伝とかいう本からぱくって」

「俺たち芸人、すべれば首、秘すれば花!って」
ポーズを一人で決める。
「お前がこう・・・」
「これもやんないのかよ」

世阿弥に近づく。
「なんだ、寝ちゃったのか」

「良いよ、疲れてるなら、寝てれば。俺がつないでおいてやるから」

井川さんがいなくなって、世阿弥、目を閉じたまま、ゆっくりと起き上がる。

「秘すれば、花」

探していたものが見つかったと、喜びの舞を舞う世阿弥。
袖のところ、他の役の人がみんな着物姿で出てくる。

「幽玄じゃ、幽玄じゃ」
さすが世阿弥、とたたえているところに、音阿弥(野村さん)登場。

世阿弥の時代はもう終わった、というようなことを良い、
物まねが得意なのだから、自分の真似をしてみろ、と舞をまう。

西洋風(?)の振り付けの混じった踊り。
さすが、音阿弥と、みんなが拍手。

世阿弥、負けじと踊りだす。いつの間にか社交ダンスに。
音阿弥と戦うような振り付けから、二人でペアになり、音楽もタンゴになって、
くるくると綺麗にターンして、最後はポーズ。

見ていた若者たちも、中央へ出てきて踊りだす。
世阿弥、音阿弥も一緒に踊る。

中央でくるくると回る世阿弥。
森さんだけ、後ろで衣装を脱いで次の場面の準備。
踊っていた人が退場し、世阿弥は中央で横になる。

「おきてください」
反応がないので、もっと大きな声で体をゆする
「おきてください!」

飛び起きる世阿弥。
「夢か」
「疲れる夢だった」

「顔色悪いですよ。水もってきましょうか?」

大丈夫、と森さんを止める世阿弥。
森殿は気配りのできる優しい人だ。仕事で大成する(?)というと、
自分みたいなのが出来るわけない、と否定する森さん。

「仕事って、何なんでしょうね」

「寿福延長」と答える世阿弥。
なんですか、それ。どんな感じ書くのかも判らない、と言われ、
朱色で「寿福延長」と書かれた手ぬぐいを取り出す世阿弥。

「持ってるんだぁ」
(ちなみに、この手ぬぐいはお土産として販売してました)

世阿弥が説明すると、もっと簡単に、と言われ、
心を豊かにする???、と答える

自分にそんなことは出来ない、という森さんに、

まだ種なだけ。
豊かに芽吹かせよ、と手ぬぐいを森さんに渡す。


CM撮影へ。
野村監督、チェックを巻き戻しですると言い出す。
驚く大物狂言師、島崎さん。

(ここからは、アドリブというか野村監督の思いつきで、
毎回少しずつやることが違ってましたので、多分、いろんな回のが混ざってます)

「大物狂言師」と言いながら、右へ左へジャンプするところを延々と巻き戻しさせられて、
自分で「カット!」
隅まで歩いて「どんだけー!」と叫ぶ島崎さん。
息が切れた。心臓が止まる。
「可哀相だから止めよう」と野村さんがいうと、
「これはかわいがりか!」ときつかぜ親方か。

続いて、「大物狂言師」をスローで。
飛ぶところだけは、重力があるのでスローにならない。

(他に、楽日には、音声も入れて巻き戻しさせられたり、楽師の方も巻き込まれてました)

初日(?)は、見てるだけで楽そうだから、後ろの二人も、と
南原さんと井川さんに対象がうつる。打ち合わせする二人に、「そこ相談しない!」

途中、野村さんが「飽きた」と言い出したり、
監督の言い方が腹が立つ、と島崎さんが絡んだり。

楽日は、南原さん限定で、3倍速の早回しをさせられてました。
カットかかるまで止めないで頑張っちゃってたから、本当につらそうだった。

最終的には、全部、最初から最後まで巻き戻し、といわれて、
後ろ向きに進むのは難しい、怖い、と文句を言いつつ、
(南原さんは、きちんと世阿弥の口調のまま)

途中、島崎さんだけが後ろを確認していた、と一人でもう一度。
前を向けといわれて、途中で反転し、前進で退場。
前を向くの意味が違う。

最終的には、3人で綺麗に逆回し成功して終わり、という感じの流れです。
楽日は、見本を見せてもらおう、と野村さんに反撃。
野村さんが後ろ向きすり足に挑戦、なんてのもありました。

一通り終わった後で、
撮影には関係ない、と言い出す野村監督。

最初に撮った奴を使おう。
ナレーションで「何でもありの萬テレビ」
それで良い。もう終わり。

驚いたものの、石本さん「撤収でーす!」
島崎さん「バカみたいだ」
みんな、帰ろうとすると、森さんはもらった手ぬぐいを取り出す。

「待ってください!」
「僕の立場でこんなこというの、本当は駄目なんですけど、でも、これで心が豊かになりますか?」
「皆さんの表情をきちんと取りたいんです」
「出来れば、みんなで意見を出し合って、もっといいCMを作りたいです」

「お前は言われたことだけやってれば良いんだよ!」と言い返す石本さん。

「やろう」、と島崎さん。若いものがやる気になっているんだ、私はやるよ。
森さんのところへ。

「やろう」
井川さんと南原さんも中央へ。

石本さん、興味ない感じの野村監督と、4人になった中央と見比べ、
「やりましょう!」と中央へ。

一人になった監督をみんなが見つめる。

「やりますよ。みんながやるっていうなら、何度だってやりましょう」
「何だったら、会議室でテーマから考えるか。そうだな、新しいテーマは寿福延長とか」

知っているんですか、と驚く森さん。
「知ってるよ、世阿弥の風姿花伝に出てくる言葉だろ」

「島崎先生も勿論知ってますよね?」
ふられて、おろおろする大物狂言師(^^;
「風姿花伝のどこが好きですか?」
ふうしが好き、かでんはヤマダデンキ???

移動していくみんな、中央に残る世阿弥。
森さん、頭を下げる。

世阿弥、「いきましょ」のポーズ。
同じポーズで答えて、手ぬぐいを頭に巻く森さん。退場。

びゅうと風がふくような音がして、世阿弥、回転。

ずっと後ろに座っていた、白い服の世阿弥、南原さんの首から紐を外す。

はっと目を覚ます南原さん。

「あれ、CMは?」
辺りを見渡して「誰もいない?」
「・・・でも、(自分の胸に手をあてて)誰か、いた?」
膝をさすって、「膝、いってぇ」

何をしてるんだよ、と戻ってくる井川さん。
「そういえば、話ってなんだよ」

「あのさ、この撮影が終わったら・・・」
「・・・二人で、ネタ作んねぇか」
売れるためじゃなくて、人を楽しませるために。
自分たちのネタを作ろう

「俺たち芸人、すべれば首、秘すれば花」
ようやく、二人の動きがそろう。

晴れやかな表情の二人。

どんなネタにしよう、と振られて、
「初心、忘るるべからず」
「寿福延長」
世阿弥の残した言葉が、自然と口から出る南原さん。

「狂言コントはどうだろう」
世阿弥の口調になってしまうのを、首をかしげながらも、
すごいな、新しいギャグがどんどん出てくる、と褒められて嬉しそう。

二人も退場して、世阿弥が中央へ。

「いきましょ」のポーズをして、片足で飛びながら退場。



一応、お話の最後まで書き出しました。
逆回しのところは、言葉で説明するのが難しいです。
野村監督大暴走に戸惑うほかの出演者。
笑いをこらえきれずに、後ろ向いたりしてる南原さん、とか。
それから、最後の流れも、声のトーンとか、話し方とか。
その辺りの補足と、前後の挨拶を、後で別にまとめたいと思います。

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