10/17 リアルタイム

ご好意で、香川で出演された二つの番組を見ることができました。
許可を頂きましたので、雰囲気だけでもおすそ分けを。

公演が終わった次の日に、特集されるっていうのが地元ならでは、という感じがします。

テロップ「ナンチャンが新しい笑いに挑戦 古里で「現代狂言」を熱演」

女性「さて、高松市出身のタレント、ナンチャンこと南原清隆さんなどが旗揚げした、ユニークな現代狂言の公演が昨夜、香川県県民ホールで開かれました」
男性「久しぶりに高松に戻った南原さん。笑いを極めようとする熱演が会場を沸かせました」

舞台のVTR
世阿弥が鏡を見る場面

女性「6年前、バラエティ番組で能舞台に立って、狂言を舞うという企画で、南原さんは、狂言師、故野村万之丞さんの指導を受けました。それがきっかけで新しい笑いの創造を目指して生まれたのが、現代狂言です」

(南原さんのインタビュー映像。にこまるテレビのときの衣装と同じ。全体的に、落ち着いた穏やかな声)

南原「元々、狂言って普遍的なものがあって、何回観ても笑えるのが狂言なんですよ。コントっていうのは即興性の笑いがあって、この場ですごく面白いってのがあって、だから、この2つをミックスさせてみようってことなんですね。だから、ま、美味しいとこ取りですかね(笑)」

舞台の映像。一人サラリーマンのおきあがりこぼしの辺り。

女性「去年の初公演に続く今年の公演には、渡辺正行さんや、島崎敏郎さんなどのベテランも加わり、さらにパワーアップしています」

舞台の映像。TANEの登場シーンのあたり。

女性「今年の新作は、「種」。能を作った世阿弥の霊がナンチャン扮するお笑いをやめようと思っている売れない芸人にのりうつります」

舞台の映像。白い影を南原さんが見ようとしている場面。変わって、ラストのあたり。

女性「世阿弥と触れ合った現代人は、まるで種を植え付けられたかのように、心が豊かに変わっていくというストーリーです」

舞台の映像。万蔵監督、「コマ送り」を指定。しかも、途中で「一時停止」。「どんだけー」
踊りが、ダンスに変わって笑いがおこるあたりの映像。

女性「ダンスあり、ギャグあり、コントも満載。会場は笑いの渦に包まれます」

世阿弥の夢の中、音阿弥が出てくるあたりの映像。

女性「敷居が高いという狂言を、親しみやすい笑いに変えた現代狂言。南原さんの笑いへのあくなき挑戦が感じられます」

インタビュー映像に切り替わる。

南原「笑いはね、突き詰めだすとね、すごく胃がキリキリするんですけども、やっぱり、自分が一番楽しいことじゃないですかね。飽きないことと。えぇ。でもやっぱり無限に可能性がありますから」

インタビューの声が流れたまま、舞台の映像。島崎さんの口元をおさえて、チューチューのあたり。

南原「お笑いって、みんながハッピーになりますから、えぇ、やっぱ、これは、すごく良い仕事だなっていうか、表現だな、と思います、はい」
(最後の方、呟くように)

観た方の感想。

舞台の映像。野村監督の後姿越しに、逆回しですり足。

女性「香川が生んだ、もっとも有名なお笑いタレント、ナンチャン。次は何を見せてくれるのか、笑いを極めようと、ナンチャンの挑戦は続きます」

舞台の映像。舞を舞っている真剣な表情。

VTR終わり。スタジオに戻る。

女性「現代狂言というのは、初めて見たんですが、正直、本当に面白かったです。南原さんは、実は高松一高時代に、狂言を見たことがあって。それが自分の中に種のようにあって、東京で狂言とであったことで、それが芽が出て育って、現代狂言という形に花開いた、ということですね」
男性「そうですね、そして、また地元に帰って、観る人たちに種を植えるというお返しをしているわけですね」
女性「ですから、若い人にも是非、見てほしいという風に話してました」
男性「是非、見てみたいですね」
女性「はい」

次の話題へ。

最後

女性「さて、今日はナンチャンこと南原清隆さんの現代狂言をご紹介しました」
男性「この現代狂言、明日は島根県民会館で。そして、今月23、24日には、東京の俳優座劇場で上演されます」
女性「是非ね、ご覧になっていただきたい公演です。その現代狂言を見ながら、今日はお別れです。失礼します」
男性「失礼します」

(女性の歌がかかってる中、舞台の映像だけが流れる)

提供テロップ。

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