ワルサー1号(2005/01/15)
先日磯釣りで落とし込みをしていたとき、ふと考えついたので
オリジナル仕掛けを作ることにしました。
イメージはとしては、前回作成した(ベラ吉)を更に改良し
冬の海(魚信が少ない海)でも出来るだけ釣りを楽しめ上物や底物を
釣れるように考案しました。
まずは材料を用意
ハリスは1.5号、モトス(幹糸)は2号
モトスを少し太めにします。
針は海タナゴ(5号)とメバル針(ネムリ針7号)
錘の付け替えのためのスナップ付サルカンです。
仕掛け分の枝針を結びます。ハリスの長さは海タナゴが20cm
メバルが10cm(各2本)
次にモトスを120cm用意し、上は8の字結びでワッカを作り
下はスナップ付サルカンを取り付けます。
先ほど用意した枝針(メバルの針)をモトスに結びます。(8の字結びで)
位置はサルカンより10cm上でエダスの長さが5cm〜8cmになるようにします。
(8の字結び)
(こんな感じで)
ここで大事なのはエダスを結んだ時に針側のラインが必ず上に向いていることです
逆に結ぶと仕掛けが絡み釣りになりません。
※ここまでは前回のベラ吉とほぼ同じです。
そして下の枝針の結び目から20cm上にもう一本枝針(メバル針)を取り付けます。
更にそこから30Cm上と40cm上の2箇所に枝針(海タナゴ)を取り付けます。
※ただし海タナゴのエダスの長さは15cm〜18cmにします。
そうなのです今回の仕掛けは4本針仕掛けなのです。
少し分かりにくいが下2本のエダスは短くし上2本は長めにします。
この仕掛けを2つ作り
いつものように巻いて完成です。
( ̄□ ̄;)!!
またやってしまった。 しかもベラ吉すでに無くなっているし・・・。
ここで今回のうんちくです。
今回の仕掛けも底錘にしたことにより根がかりを防ぎます。そして下の針2本は
メバルのネムリ針で強化。
下の針2本はショートハリスなのでアタリがとりやすい。ガシラ・アイナメ・ベラなど
には問題ないでしょう。
上の針2本はメバルやタナゴなどの警戒心の強い魚を狙うためエダスを長めにし
エサの沈むときの違和感をなくします。
注意点としてこの仕掛けはいきなり最初から使うのではなく、潮が緩くなった
磯場やくいが渋くなって来たときに使います。
(いきなりだと4本針なので警戒心が更に増したり、手返しが遅くなる。)
欠点としては、浅場では使用できない。根がかりしたら大変。もつれても大変です。
更にアレンジを加えるとしたら、上2本のエダスをもう少し長くしたり細くする。
(エダスを20cm位にしたり、ハリスを0.6や0.8にするのが有効)
エサについて
基本的にエサはオキアミやサシアミを使用します。
赤ゴカイや青ゴカイ、川エビでも良いですが万能性が無くなります。
またオキアミだとエサが落ちやすい為手返しが遅くなるので
上の針にゴカイ下の針にオキアミといったミックス掛にするのが有効です。
コツはヨセエで少しマキアミをします。まき過ぎは魚に警戒されます。
なぜワルサーなのか
鉄砲(ボウズ)にならない為と針が多いので数打ちゃあたるの意味を込めました。
(鉄砲・ボウズ=魚が一匹も釣れない事)
材料
ハリス1.5号 モトス3号 海タナゴ(5号) メバル針(ネムリ針7号)
スナップ付サルカン16
でした。