(資料1)吉林省人民政府副秘書長 楊紹明氏の
  
    「中日農畜産物情報交流センター」構想


皆さんご存知の通り、情報産業は新経済の支柱であり、現代経済発展の先決条件で
あり、鳥瞰図であり、情報化のレベルが一つの国と地区の国際競争力や現代化の程度
や総合的な国力を測る重要なバロメーターです。同じく情報はまた未来の農業発展の
希望でもあり、吉林省と日本の農業合作と交流の重要なポイントでもあります。

資料によれば、アメリカの農場主の70%以上がネット情報を通じて地球全体の主な
農産物の需給と市場情勢を研究して更に売買を行い、
40以上が衛星による遠隔検出
技術を使い、
また大量の技術情報データバンク資料を加えて、 進んだ技術を採用して
科学的に生産を手配します。

情報が猛スピードで発展する新しい世紀の中で、我々双方の協力ぺースをより速め
て協力する分野を拡大するために、私達は日本と一緒に『中日農畜産物情報交流セン
ター』を建設することを提案します。
このセンターを建設した後、 吉林省では、3
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年間で農畜部門を主体とした全省の大部分の郷と鎮まで抱え込んだ産業化先導企業、
農畜産物卸売り市場、仲介組織、大きな経営農家の農畜産物情報サービスネットを設
立して、完備した農畜産物情報収集整理及ぴ分析のシステムを建設し、訓練に訓練を
重ねた情報員メンバーを養成し、ネット雑誌や新聞雑誌やラジオ放送局やテレビ放送
局や展覧会などを含めた形式の多い情報発展の窓口を設けて、正しく権威のある農畜
産物情報をタイムリーに発表して農畜産の生産と流通を指導します。

そして、数多くの分散した経営と千変万化の国際市場を統合させると同時に『吉林
名物』を広く宣伝して普及させ、最大限まで海外市場を開拓し、吉林省の農畜産物の
市場占有率を拡大して市場の競争力を高めます。

国際的には、早めに国際組織や発達した国々との情報技術協力の友好関係を結び、
全体的に権威のある世界農畜産物の情報の橋渡しをして幅広く交流を行い、その強大
機能の農畜産物データバンクソフトウェア技術と効率的な農畜産物の早期予測予行警
報システムを導入し移植し普及します。

日本において、データバンクと情報交流ルートの設置を通じて世界農畜産物情報が
中日両国の農業のために多様なサービスを提供することを促進して、共に中日農業の
発展を促進します。このような情報システムの設立は両方の政府と政府との交流でも
良いし、企業と企業との橋渡しをするのでも良いと思います。交流と橋渡しをするこ
とによって、情報を共に享受し共に発展する二重の利益を得る目的を達成します。



出所: 「2001年 日中経済協力会議―於吉林」 発言原稿集(中国側)