CentOS 5をVMware Workstation 6.5にインストールする

CentOS 5をVMware Workstation 6.5にインストールします。

CentOS 5の入手

CentOS 5のISOファイルをダウンロードします。

CentOSダウンロードページ
http://ftp.riken.jp/Linux/centos/

CentOS 5用バーチャルマシン作成

VMware Workstation 6.5のバーチャルマシンを作成します。

  1. ファイル → 新規 → 仮想マシン ... をクリックします。
  2. 新しい仮想マシン ウィザードが開きます。
    • カスタマイズ を選択します。
  3. 仮想マシンのハードウェア互換性を選択します。
    • Workstation 6を指定します。
    • (Workstation 6でも使用できるようにします。)
  4. ゲストOSのインストール方法を指定します。
    • 後でOSをインストール を選択します。
  5. ゲストOSの種類を指定します。
    • ゲストOSとして、Linuxを指定します。
    • バージョンはRedHat Enterprise Linux 5を選択します。
  6. 作成する仮想マシンに名前を付けます。
    • 仮想マシン名 に <CentOS 5> を入力します。
    • 格納場所 に 仮想マシンを格納するフィルダ名を入力します。
  7. 仮想マシンのプロセッサの数を指定します。
    • プロセッサ数 で 1 を選択します。
  8. 仮想マシンのメモリサイズを設定します。
    • 512MB を指定します。
  9. ネットワーク接続を指定します。
    • ブリッジネットワークを使用 を選択します。
  10. I/Oアダプタのタイプを指定します。
    • (推奨)のLSI Logic を選択します。
  11. ディスクを選択します。
    • 新規仮想ディスクを作成 を選択します。
  12. 仮想ディスクタイプを指定します。
    • (推奨)のSCSI を選択します。
  13. バーチャルマシンのディスク容量を設定します。
    • 32GB を指定します。
    • 仮想ディスクを複数の2GBのファイルに分割 を選択します。
  14. ディスクファイルを指定します。
    • デフォルトのファイル名を使用します。
  15. 仮想マシンを作成する準備完了 が表示されます。
    • 完了ボタン をクリックします。
  16. 仮想マシンの設定を編集します。
    • フロッピー を削除します。
    • サウンドカード を削除します。
    • OKボタン をクリックします。
  17. 仮想マシンを起動します。

CentOS 5のインストール

CentOS 5をVMware Workstation 6.5にインストールします。

  1. ダウンロードしたCentOS 5のisoファイルをCD/DVDのISOイメージファイルとして設定します。
  2. 仮想マシンを起動します。
  3. グラフィカルモードでのインストール実行
    • Enterを押します。
  4. メディアチェック
    • 「Skip」を選択し、Enterキー押します。
  5. CentOS 5グラフィカルインストーラ起動
    • Nextをクリックします。
  6. インストール時に使用する言語選択
    • 「Japanese(日本語)」を選択して、「Next」をクリックします。
  7. キーボード選択
    • 「日本語」を選択して、「次」をクリックします。
  8. ディスクパーティション設定
    • 「選択したドライブ上のすべてのパーティションを削除してデフォルトのレイアウトを作成します。」を選択して「次」をクリックします。
    • 警告ウィンドウが表示された場合「はい」をクリックします。
  9. ネットワークデバイス設定
    • 「編集」をクリックします。
  10. インターフェイスeth0設定
    • 「DHCP」を選択します。
    • 「IPv6サポートを有効にする」のチェックを外します。
  11. 地域設定
    • 「アジア/東京」であることを確認します。
    • 「システムクロックでUTCを使用」のチェックを外して、「次」をクリックします。
  12. root(管理ユーザ)パスワード設定
    • rootユーザパスワードを2回入力して「次」をクリックします。
  13. インストールパッケージ選択
    • 「Desktop - Gnome」のチェックを外します。
    • 「今すぐカスタマイズする」を選択して、「次」をクリックします。
  14. 「デスクトップ環境」パッケージグループのインストールパッケージ選択
    • 全てのチェックを外します。
  15. 「アプリケーション」パッケージグループのインストールパッケージ選択
    • エディタ のみにチェックを入れます。
  16. 「開発」パッケージグループのインストールパッケージ選択
    • 「開発ツール」のみ選択して、他は全てチェックを外します。
  17. 「サーバー」パッケージグループのインストールパッケージ選択
    • 全てのチェックを外します。
  18. 「ベースシステム」パッケージグループのインストールパッケージ選択
    • 「ベース」のみ選択して、他は全てチェックを外します。
  19. 「仮想化」パッケージグループのインストールパッケージ選択
    • 全てのチェックを外します。
  20. 「クラスタリング」パッケージグループのインストールパッケージ選択
    • 全てのチェックを外します。
  21. 「クラスタストレージ」パッケージグループのインストールパッケージ選択
    • 全てのチェックを外します。
  22. 「言語」パッケージグループのインストールパッケージ選択
    • 「日本語のサポート」のみ選択し、他は全てチェックを外します。
  23. インストール準備完了
    • 「次」をクリックします。
  24. インストール完了
    • インストールが完了した時点で、再起動する前に、VMware Infrastructure ClientのEdit virtual machine settingsからCD/DVD Driveを選択し、Device StatusのConnect at power onのチェックを外してドライブを無効にしておきます。
    • OKをクリックします。
  25. 「再起動」をクリック再起動します。
  26. 再起動後、Setup Agentの画面になるので、Firewall configurationを選びます。
    •  Security LevelをDisabledにします。
    •  SELinuxもDisabledにします。
    •  他の設定はそのままとします。

アップデートと初期設定

  1. rootでログインします。
  2. デフォルトのyum-updatesdを停止し削除します。
    • # /etc/init.d/yum-updatesd stop
    • # yum -y remove yum-updatesd
  3. fastestmirrorを導入します。
    • # yum -y install yum-fastestmirror
  4. yumアップデートを実行します。
    • # yum -y update

VMware Toolsのインストール

VMware Toolsインストール前の準備

VMware Toolsをインストールするための準備を行います。

gccをインストールします。
# yum -y install gcc

適切なkernelソースをインストールします。
# yum -y install kernel-devel.i686

VMware Toolsのインストール

  1. VM → VMware Tools のインストール ... をクリックします。
  2. ゲストOSは起動しているかの確認ダイアログが出ます。
    • OKをクリックします。
  3. VMware ToolsのCDイメージをマウントします。
    • # mount /dev/cdrom /mnt
  4. VMware ToolsのVMwareTools-3.5.0-123629.tar.gzを/tmp/vm/作成しコピーします。
    • # cd /tmp
    • # mkdir vm
    • # cd vm
    • # cp /mnt/VMwareTools-7.8.8-328052.tar.gz .
  5. CDイメージをアンマウントします。
    • # umount /mnt/
  6. VMware Toolsを展開します。
    • # cd /tmp/vm
    • # tar zxvf VMwareTools-7.8.8-328052.tar.gz
  7. VMware Toolsスクリプトを実行します。
    • # cd vmware-tools-distrib/
    • # ./vmware-install.pl
    • Enterキーを押しながらスクリプトを実行します。
  8. Enjoyと表示され、インストール作業が終了します。
  9. 次のようなコマンドを実行するようにとのメッセージが表示されます。これらのコマンドを実行します。
    • # /etc/init.d/network stop
    • # rmmod pcnet32
    • # rmmod vmxnet
    • # depmod -a
    • # /etc/init.d/network start
  10. VMware Infrastructure ClientのSummaryタブのGeneralでVMware ToolsがOKになっていることを確認します。

2011.08.21