EclipseによるC/C++開発環境を構築する
EclipseによるC/C++開発環境
C/C++言語によるプログラミングのためには、プログラムの開発/実行を行う環境が必要です。処理系としてのMinGW(Minimalist GNU for Windows)と開発環境のEclipse CDT(C/C++ Development Toolkit)をインストールします。
MinGWのインストール
MinGWは、GCCなどWindows環境でC/C++言語によるプログラミングが可能なソフトウェアを簡単にインストールできるようにしたパッケージです。
ダウンロードサイト
http://sourceforge.net/projects/mingw/
MinGW-5.1.4.exe
SourceforgeよりAutomated MinGW Installer (MinGW-5.1.4.exe)をダウンロードし、展開してインストーラを実行します。
インストール時にはソフトウェアがダウンロードされるため、インストール中もネットワークに接続しておく必要があります。
gccコマンドの実行確認
MinGWがインストールできたら、gccコマンドが実行できるかどうかを確認しておきます。C:\MinGWにインストールしたのであれば、C:\MinGW\bin\gcc.exeがその本体です。
コマンドプロンプトを開き、C:\MinGW\bin\gcc.exegをそこにドラッグ&ドロップしてEnterキーを押します。
「gcc.exe: no input files」と表示されれば、コマンドが実行されたことになります。
CDTのインストール手順
CDTはEclipseのプラグインです。Eclipseの「ソフトウェア更新」機能を使用してインストールします。
・「ヘルプ」→ 「ソフトウェア更新」を選択し、
「ソフトウェア更新およびアドオン」画面を表示します。
・「使用可能なソフトウェア」タブを選択します。
・Ganymede → C and C++ Developmentを選択します。
・「インストール」ボタンをクリックします。
CDTのインストールが完了すると Eclipse を再起動するよう求められます。
Eclipse が再起動したら、CDTの準備は完了です。
C/C++パースペクティブの選択
Eclipseを起動すると、デフォルトではJavaパースペクティブが表示されます。
CDTには固有のパースペクティブが組み込まれているため、そのパースペクティブに切り替える必要があります。
・「ウィンドウ」 → 「パースペクティブを開く」→ 「その他」を選択します。
・「パースペクティブを開く」画面で、「C/C++ 」パースペクティブを選択します。
・「OK」をクリックします。
C Projectの作成
・ファイル→新規→C Projectを選択します。
・プロジェクト名を入力します。
・Executable→ Empty Projectを選択します。
・「終了」ボタンをクリックします。
Source Folderの作成
・ファイル→新規→Source Folderを選択します。
・Folder名を入力します。
・「終了」ボタンをクリックします。
ソースファイルの作成
・ファイル→新規→Source Fileを選択します。
・Source File名を入力します。
・「終了」ボタンをクリックします。
ビルドと実行
・プロジェクト→すべてビルドを選択し、ビルドします。
・「終了」ボタンをクリックします。
2009.02.08