Windows XPでPPTPサーバを構築する

Windows XPに付いているPPTPサーバ機能を使用してPPTPサーバを構築します。

Windows XP PPTPサーバ機能の設定

・ 「マイネットワーク」を右クリック→「プロパティ」をクリックします。
・ 「新しい接続ウィザード」を起動します。
・ 「ネットワーク接続の種類」では「詳細接続をセットアップする」を選択します。
・ 「接続の詳細オプション」では 「着信接続を受け付ける」を選択します。
・ 「着信接続に使うデバイス」では何も選択しません。
・ 「着信した仮想プライベート ネットワーク(VPN)接続」では「仮想プライベート接続を許可する」を選択します。
・ 「ユーザーの許可」で接続を許可するユーザを選択します。
「追加」でユーザを追加することもできます。
・ 「ネットワーク ソフトウェア」で「インターネット プロトコル (TCP/IP)」を選択して「プロパティ」をクリックします。
・ 「着信 TCP/IPのプロパティ」で、「呼び出し元にローカルエリアネットワークへのアクセスを認める」にチェックを入れます。
「TCP/IP アドレスを指定する」を選択し、PPTPクライアントに割り当てるIPアドレスの範囲を入力します。
(例: 開始アドレス: 192.168.1.80 終了アドレス: 192.168.1.89)
設定後「OK」ボタンをクリックします。
・ 「新しい接続ウィザードの完了」で「完了」ボタンをクリックします。

<エラー発生時の対応処理>
「接続の詳細オプション」で 「着信接続を受け付ける」を選択する箇所で、「着信接続はルーティングとリモート アクセス サービスに依存していますが、ルーティングとリモート アクセス サービスを開始できませんでした。詳細に関しては、システム イベント ログを参照してください。」というエラーが発生しました。

デバイスマネージャを開き、「モデム」の「2台のコンピュータ間の通信ケーブル」を削除することで解決しました。

確認

「ネットワーク接続」に「着信接続」が表示されていることを確認します。

ルータの設定(corega BAR SW-4P HG)

<PPTPの許可>
PTPPを許可するように設定します。

・ メニューから「Advanced」ボタン→「セキュリティ」をクリックします。
・ 「オプション」の「PPTPを許可する」にチェックを入れます。
・ 設定終了後、「保存」ボタンをクリックして設定を反映させます。

<PPTPで使用するポート番号>
・ TCP 1723番ポート
・ プロトコル 47番

2010.01.12