packageでアプリケーションをインストールする

FreeBSDにはpackageというコンパイル済みバイナリファイルを使ってアプリケーションをインストールする仕組みがあります。

sysinstallメニューからインストール

sysinstallメニューからインストールします。
カーソルで選択するだけでインストールできる方法です。
CD-ROMやFreeBSDのサイトからアプリケーションをインストールすることができます。

sysinstallメニュー

・sysinstallメニューを起動させます。
> su
# /stand/sysinstall

Release Name入力

・[configure]-[option]を選択し、画面をOption Editorに切り換えます。
・「Release Name」の編集画面でバージョン名を入力します。
・「q」でOption Editorを終了します。

アプリケーションの選択とインストール

・[configure]-[packages]を選択します。
・インストール手段としてFTPを選択します。
・FTPのサーバを選択します。
- ftp.jp.freebsd.org
- ftp2.jp.freebsd.org
・package一覧からカテゴリを選択し、
 アプリケーションにスペースキーでチェックを入れます。
・Cancelでカテゴリに戻りInstallを選択します。
・インストールが完了後、Exitで終了します。

インストール済みpackagesの確認

pkg_infoは、インストールされている packages の一覧と説明を表示します。
> pkg_info

packageのダウンロードとインストール

packageをftpなどからダウンロードします。

[例] FreeBSDのマニュアルpackageをインストールする
・packageファイルをダウンロードします。
> fetch ftp://ftp.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD-jp/man-jp/packages-5.2.0/ja-man-doc-5.2.tbz
・rootになり、pkg_addコマンドでインストールします。
> su
# pkg_add ja-man-doc-5.2.tbz

(注)
pkg_addでインストールしたいpackageに依存しているpackageがインストールされていない場合は、エラーが表示されます。依存する方を先にインストールして おく必要があります。

依存しているpackageが無いためエラーが出る状況でも、エラーを無視して強制的にインストールすることができます。
# pkg_add -f ja-man-doc-5.2.tbz

packageのアンインストール

・pkg_infoでアンインストールするpackageの名前を確認します。
・rootになり、pkg_deleteコマンドでアンインストールします。
> su
# pkg_delete <packageの名前>

・強制的にアンインストールするには、fオプションを付けます。
> su
# pkg_delete -f <packageの名前>

packageのバージョン確認

インストールされているpackageのバージョンを調べることができます。

> pkg_version

> portversion

[新旧表示記号]
= インストールされているpackageのバージョンは、 ローカルportsツリーのものと一致しています。
< インストールされているバージョンは、 ローカルportsツリーのものより古いです。
> インストールされているバージョンは、 ローカルportsツリーのものより新しいです。
? インストールされたpackageをportsインデックスの中に見つけることができません 。
* 複数のバージョンのpackageが存在します。

2008.03.15