FreeBSD 8.2をVMware Workstation 6.5環境にインストールします。インストールはPC-BSDのインストーラを使用して行います。

CD boot-only 32-Bitをダウンロードします。

PC-BSD
http://www.pcbsd.org/

ftp://pub.allbsd.org/pub/pcbsd/8.2/i386/PCBSD8.2-x86-DVD.iso

FreeBSDをインストールします。

インストーラ起動
・インストーラを起動します。
・ブートローダ-7(Run X in VESAモード)を選択します。

言語とホスト名
・LanguageでEnglishを選択します。
・Custom hostname に pcbsd と入力しました。

キーボード
・Keyboard ModelとしてJapanese 106-key - (jp106)を選択します。
・Preferred Layout で japan - (jp) を選択します。

インストールモード
・Fresh Installを選択します。
・インストールするシステムとして PC-BSD を選択します。
・インストール元として DVD/USB を選択します。

インストール先ディスク
・インストール先ディスクを選択します。
・Disk Layout Setting で、Auto Partion、Use Entire Diskを選択します。
・File-system for auto-partitioning では ZFS を選択します。
・Partition with GPT for full disk install にチェックを入れます。
・install PC-BSD Bootloader にチェックを入れます。

ユーザアカウント
・rootパスワードを入力します。
・ユーザアカウント情報を入力し、Addボタンをクリックします。

タイムゾーン
・Local Time Zone で Asia/Tokyo を選択します。
・NTPのチェックはそのままにしておきます。

オプションコンポーネント
・Optional components では何も指定しないで次に進みます。

インストールサマリー
・Installation Summaryを確認して次に進みます。

インストール開始
・Start the installation now? で Yesボタン をクリックしインストールを開始します。

インストール完了
・Finishボタンをクリックし、再起動します。

FreeBSDの初期設定を行います。

ネットワークの設定

ネットワークが使えるようにします。

/etc/rc.conf を編集します。

＜IPアドレスをDHCPサーバからを取得する場合＞
hostname="pcbsd"
ifconfig_em0="DHCP"

＜固定IPアドレスを設定する場合＞
defaultrouter="192.168.xx.xx
ipv4_addrs_em0="192.168.xx.xx/24

(注) NICの名前 em0 は環境により変わります。ifconfigコマンドで確認します。

キーマップの変更

キーマップを jp.106.kbd に変更します。
(インストール時のキーマップ指定を間違えたかもしれません。)

(注)
FreeBSDのコンソール用のキーマップファイルは /usr/share/syscons/keymaps/ 配下にあります。

＜コマンド操作でのキーマップ変更＞
# kbdcontrol -l jp.106.kbd

＜/etc/rc.conf編集によるキーマップ変更＞
/etc/rc.conf を編集してキーマップの変更をシステム起動時に行うようにします。

# nano /etc/rc.conf

keymap=jp.106

キーマップファイル(jp.106.kbd)の最後の .kbd を除いたもの(jp.106)抜いたものを設定します。

時刻合わせ

タイムゾーンがUTCになっているのをJSTとなるように変更します。

# cd /etc
# touch wall_cmos_clock
# ln -s /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo localtime

時刻合わせを行います。
# ntpdate ntp.nict.jp

dateコマンドで時刻を確認します。

ntpdの設定

/etc/ntp.confを編集します。

ntpサーバとして ntp.nict.jp を指定します。
# vi /etc/ntpd.conf

server ntp.nict.jp

/etc/rc.conf を編集します。
# nano /etc/rc.conf

ntp_enable="yes" を追記します。

ntpd を起動します。

# /etc/rc.d/ntpd start

sshdの設定

/etc/rc.confを編集します。
# vi /etc/rc.conf

sshd_enable="YES"
を追記します。

パスワード認証の方法を変更するには /etc/ssh/sshd_config を編集します。
# vi /etc/ssh/sshd_config

パスワード認証を許可する場合は次のように記述します。
PasswordAuthentication yes

起動スクリプトを実行します。
# /etc/rc.d/sshd start

nono editorのインストール

nono editorをインストールします。

freebsd# pkg_add -r nano
Fetching ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/ports/i386/packages-8-stable/Latest/nano.tbz... Done.
Fetching ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/ports/i386/packages-8-stable/All/libiconv-1.13.1_1.tbz... Done.
Fetching ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/ports/i386/packages-8-stable/All/gettext-0.18.1.1.tbz... Done.
freebsd#

nano は /usr/local/bin にインストールされます。

nano editorを起動させます。
# nano

2011.11.26