Hello World表示プログラムを作成て、ルートファイルシステムに追加して実行します。

Hello World表示プログラムの作成

Hello World表示プログラムを作成します。
[helloworld.c]
#include <stdio.h>

int main()
{
printf("Hello World!\n");
}

Hello World表示プログラムのコンパイル

Hello World表示プログラムをコンパイルします。

$ cd ~/sam91
$ arm-none-linux-gnueabi-gcc -static -o helloword helloword.c

ルートファイルシステムへの追加

Hello World表示プログラムhelloworldをルートファイルシステムに追加します。

$ cd ~/sam91
$ sudo mount -t ext2 -o loop=/dev/loop0 rootfs.bin target
$ cp helloworld target
$ cd ../..
$ sudo umount target

ARM9シミュレータVPAへのルートファイルシステムのコピー

VPAのsimulationフォルダ(C:\Coware\at91-Build-2009-Jul-17\simulation)に、ルートファイルシステムrootfs.binをコピーします。

シミュレータVPAの起動

・ VPA用ライセンスサーバを起動します。
「プログラム」→「Virtual Platform(ARM9)」→「LMstart」をクリックします。

・ VPAを起動します。
「プログラム」→「Virtual Platform(ARM9)」→「Virtual Platform Analyzer(ARM9)」をクリックします。

・ シミュレータ本体を起動します。
メニューバー → 「CQmagazine」 → 「Sim-Start」をクリックします。

コマンド入力

・ コマンド入力部に、ファイルをロードするためのコマンドを入力します。
load_image LinuxBoot.elf
CS0 mem_load rootfs.bin 0x200000
CS1 mem_load zImage 0x2200000

＜UartTerm_DBGU.exeの起動＞
・ C:\Coware\at91-Build-2009-Jul-17\skins\UART_TERMINAL\UartTerm_DBGU.exe を起動します。

VPAでのシミュレーション

・ シミュレーションを開始します（開始アイコンをクリックします）。
シミュレータ用画面にLinuxのブートメッセージが表示まれます。

・「Please press Enter to activate this console.」の表示で、Enterキーを押します。
コマンドラインが表示されます。

Hello World表示プログラムhelloworldの実行

Hello World表示プログラムhelloworldを実行します。

# ./helloworld

2009.11.13