1999年7月ノストラダムスの大予言は外れ、
その日はあたりまえのようにやってきました。
しかし、ものすごく暑いです。
スタート!!!
ポジション2からスタートしたものの回りの猛チャージについていけず
ペースダウン。
どんどん抜かされ8位にまで順位を落としている。
暑さでやられたのかな〜?
ん〜、トラブルかな?25秒にまでタイムが落ちているし。
まるで、戦意喪失してるみたい。
そういえば、スタート前に「こんな暑い中、がんばり過ぎたらもたないよ」
とかいってたような。
でも、いくらなんでもおとしすぎだよ、完全においていかれてる。
ゆっくり走ってるビデオなんて撮ってもしょうが無いので
ピットに戻って発破かけなきゃ。
ペースアップのジェスチャーが届いたのか、やっとペースアップ。
18秒前後にのせてきた。その後もなんとかペースを維持。
アルト三様 ゼッケン53 32 34 うちのクルマ重心低い。
1時間20分経過、33周目、ピットタイミングのあやもあり順位を
3位までとりもどし、ドライバーチェンジ。
おりてくるなり、「なんか右リアタイヤが変だよ、パンクしてるみたい。」
チェックしてみるがパンクはしていない様子。
かむるち兄「エア圧も正常だし。大丈夫だよ。」
かむるち弟「あれ、そう???んん??なんか変なだったけど...。」
ドライバーはザウルスおやじに交代。
ピットアウトした時点で順位は7位。
マッドハウス キャラR フルパイプフレームの化け物マシン。
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黙々と走る。
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今の順位は5番手。4位との差は70秒、1周で2秒くらい詰まっている。
あと何周でおいつく?
なぜか運転中は計算ができません。
時間の計算もです。あと何分乗っていればいいのかがわからないんです。
と、差53秒までつまったところで、急に順位は4位になりました。
前の車がピットインしたんだな。
つちっち君がピットサイン担当。
これだけ暑いとこれもまた耐久戦。
さて3位との差は98秒。残り時間は20分。そうすると残りは8周くらいかな。
一生懸命計算はするけど答えは・・・・・??
ふと後ろをみると猛チャージしてくるクルマがいるではないですか。
んん、これは抜かれるとまずいぞ。ピットからも”31+3 ↑”のサインがでました。
(ゼッケン31番が後ろ3秒に迫っているのでペースアップせよの意味)
ゼッケン31 GSナガオカミューセルボ
しばらくの間ミラーに写っていました。
しかし、ここへきてのペースアップはかなりきついです。タイヤもだいぶヤバいし、
燃料は足りるのか?
でも、絶対ぬかれたくない。
タイヤと相談しながら集中集中。ハンドルをなるべくきらず、クルマはなるべく前へ進める。
3周くらい集中して走っていると、ミラーからは消えていました。
プレッシャーから解放されたとたんに楽〜な気分で、
とくに無理する訳でもないのにレース中のベストラップ16秒台が
3周も続いて出てました。おいおい。(笑)
3位との差は60秒にまで縮みましたが、もうすこし届かず時間切れ。
ゴール!!!
4位(100周)でチェッカーをうけることができました。
表彰台はまたおあづけです。
車をおりたら、バテバテにへばっていました。すごい汗でスーツが重くて持てないくらい。
体が暑いです。体温を下げなきゃ。立ちあがるのがやっとって感じでした。
あとかたづけはみんなにお任せして、クーラーのついた車の中で少し眠りました。
優勝はチームモーラスポーツ ! (102周)
ポールトゥーウインの完全勝利!
「モーラさん優勝おめでとうございます」
モーラ親分さんが、人の顔見て一言「ゾンビみたい」
そ、そんなに水ぬけてますか??確かに脱水症状寸前ですが。
そしたら、かき氷をごちそうしてくれました。
冷たくておいしかったです。
4位入賞!!パチパチ。
かむるち兄 かむるち弟 ザウルスおやじ 賞品、賞品、賞品!!
すごい賞品の量です。クルマに積みきれるか心配なほどです。
暑くて大変だったけど、とてもおもしろかったです。
MoTeCのログ。グラフは上からエンジンRPM、スピード、スロットル開度、ギア。
他にも水温、吸気温、インジェクター開弁率などが記録されています。
タイヤはぼろぼろになってました。フロント内側のトレッドがはがれて布が見えていました。
バースト寸前。やばかったです。
この後、35℃以上の日が20日も続く記録的な猛暑となりました。
あまりの暑さに夏間瀬はお休みにすることにしました。
クルマ直すのも間に合わないし...