'98 CARBOY CUP

 Kカー耐久グランドチャンピオンシップ

第1戦

1998年 3月 8日 日本海間瀬サーキット


アルト1号は去年の最終戦でだめになってしまったので、
冬の間に2号製作をすすめました。
2号にタイヤが付いたのはレースの1週間前でした。
そのため、外装はまったく手をつけられず、
また、リアハッチとフロント周りは3号に使ってしまい、もうなくなっていたので、
1号の遺品をそのまま組み付けました。
顔と後ろが白。ボディが濃い緑というなんともへんちくりんなカラーリングで
出場することになりました。
でも内装のほうは ほぼ完成しているので、運転する分には問題ありません。
11414.jpg
床にグレーのペンキを塗ったのでとてもレーシー!?

今回はチーム員の都合がつかず、ドライバー2名でエントリーなので、
チーム名はteamカムルチー1/2としました。
660エンジンは550と比べると相当にパワフルです。カタログ上は同じ64馬力ですが、
トルクの太さが全然違います。


レース

今回はエントリー台数が35台とすくなかったため、予選なしの3時間2ヒート制となりました。
午前と午後に3時間づつ走行し、昼休みが1時間、ただしその間車輌保管となり作業はできません。
ということはどういう作戦をとればいいのかな?
当日発表だったので、なんともどうしたらいいのかわからないですね。まぁ、なんとかなるでしょう。

ヒート1

いよいよレーススタート。スターティンググリッドはエントリー順だったので、
7番からです。ラッキ−7で縁起がいいかも。
ところが、
なんとオープニングラップの1ヘアピンで右脇にぶつかってくる車がいるではないですか。
結構な衝撃を受けたので、どんなにこわれているか気が気でありません。
ミラーでのぞいてもよくわかりません。動揺して集中できません。
けれど、3周もするとなんとも無いみたいなので、ペースアップします。
1台づつ抜き順位を上げていくと、いました、いました あのリーザです。
あいつがぶつけてきたのです。
抜こうとするとなんとブロックしてきます。やっぱりわざとか。
しばらく後ろからプレッシャーをかけて3週もすると観念したようです。
抜いたあとまたぶつけ てくると悪いので猛然とスパートし、無心に逃げ切りました。
ふっと我に返ると もうどこにいるのかわからないくらいでした。
よかった。よかった。

1時間の時点で、ドライバー交代です。
もう一人のドライバーのかむるち弟に交代です。
体調悪いといっていたので、走りも冴えません。
ペースノートを見るとリーザから逃げていたときになんと15秒台がでていました。
フルノーマルエンジン、ノーマルタービン、ノーマルコンピューターで15秒とは!
ボディ補強が効いたのかな。
ぶつけられた跡もそんなにたいしたことなくて一安心。

2時間の時点でまた、ドライバー交代とガソリン補給です。
やっぱり660エンジンはパワーあります。
コントロールタワー過ぎてからの登りでは550とは
比べ物になりません。今回はフィールド技研の燃調コントローラーを
付けてみたので、乗りながらいろいろいじってみました。
シフトアップの時アフターバーンが一発 バンッって
鳴るくらいのところに調整すると
一番トルクがあってよかったみたいです。

その後とくに変わらない展開で1ヒート3時間終了し
118周で2位でした。



ヒート2


トップ浜の大将との差は、同ラップなのでさほど無いはず。
後ろからくっついていけばいいな。
と思っていたのに
午前のチェッカーを受けた順(順位ではない)でグリッドに並べ
再スタートとなりました。そのため、午前中順位は2位だったのですが、グリッド はずいぶん後ろからです。
これでは、浜の大将を捕らえるのは難しいです。
弟は体調悪いということで、午後は私が3時間全部乗ることになりました。
スタート後ばらけるまでは大混乱でした。
ペースが違うクルマをいっせいにスタートさせたのだから
当たり前です。こういうのはやめましょう。
やはり、順位順に並べるべきでしょう。

そんなしているうちトップとの差がぐんぐんひらいてしまったので、
いくらもたたないうちにトップの浜の大将アルトが後ろから見えてきました。
速いです。あっという間に追いつかれました。
抜かして後ろから必死についていこうとしたのです が、無理でした。
ついていくどころか2周もしたら見えなくなっちゃいました。

1時間してやっとガソリンがなくなりピットイン。ふう〜ぅ10分休める。
あと2時間。ハセガワワークスの長谷川さんなんかは いっつも6時間を一人で乗ってるんだから
それに比べればたいしたことないと考えながらも、やっぱり大変です。
いかに体力を温存するかが難しいです。
あんまり頑張ると続かないし、あまりペースを落とすと集中力がなくなるし。
9割くらいのところで無難に乗るのがよいみたい。
これ以上ペース落とすとシフトダウンするの忘れたり、
へたするとブレーキング忘れたり、とても危険。寝ぼ けているみたいです。
適度な緊張感を保ちつつ、無理はしない。というのがいいようです。

レースの展開は前後ともかなり差が開いてしまって順位の変動も無いです。
皆が孤独なレース、自分との闘い中なのですね。
長い長いレースも時間とともにいつか終わりはやってきます。
チェッカー!!やっと終わった!!!

やるべきことはみんなやったと思えるようなレースだったので、とても満足。
2位表彰のおまけまでついて。念願のトロフィーとCDラジカセをゲットしました。
次はテレビだ!!(まぜの優勝商品はいつもテレビなのです)
しかし、優勝の浜の大将との差は5周!
この差は大きすぎます。

リザルトを見ると関口石材工業アルトがベストラップ
1'14"606を出していました。
軽自動車も とうとう14秒台の時代に突入です。

みんな速いなぁ。頑張らなきゃ。

今回は人間が少なかったのでカメラを出すひまが無く、画像がないです。

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初入賞!記念撮影 in 肉屋ガレージ


IMG_1247.jpg
CARBOYに載った写真もホワイトヘッド!

総合 2位 243周
(オープンクラス2位)
ベストラップ 1'15"34

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更新日 2005.3.15