間瀬軽6耐 1997年


1997年3月9日 クルマ仲間が、間瀬Kカー耐久グランドチャンピオンシップ(CARBOY主催)
に出場するというので、応援がてら見に行きました。

最初は軽自動車ということで軽く思っていたのですが、見るととっても面白そう。
この頃は、ジムカーナに参戦していたので普通車を所有していましたが、
軽自動車なら もう一台所有できそうだし、車検制度もずいぶん緩和されたので、
にわかレーサー仕様ならナンバー付きでも大丈夫みたい。
これはやりたい!これなら憧れのレースできるかも。
と、翌日からクルマ探しをはじめました。

やっぱりアルトかな。NAのほうが安上がりみたいだし。
などと考えながら行きつけのショップを回ると
”アルトならあるよ〜。もっていっていいよ”と
あっさりクルマは見つかってしまいました。
錦町のエムズさんありがとう。

アルトワークス550RS/Xでした。ターボ付きなので
オープンクラスということになりますが、まぁいいでしょう。

6点式ロールバーとスズキスポーツのレースサスキットを取り付けて出来上がり。
といきたいところですが、タダのクルマだけあってマフラーからすごい煙が出ます。
ブローバイもすごいので、結局エンジンオーバーホールすることになりました。
そんなこんなで、初エントリーは夏に決め、準備を進めました。


1997年6月14日 シェイクダウン

日本歯科大学無線部走行会 間瀬サーキット

やっと走行できるようになったので、間瀬の走行会で走らせます。
2周もすると 油温が130度以上になってしまい、とても不安です。
マフラーから煙りも出ていて、壊れそうです。
でも、エンジンの回り具合とか音とかは問題無いみたいです。
ギアもガリガリで全然はいりません。 でも、これ おもしろいわっ!

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いそけんアルト1号と命名
CL11V アルトワークスRS-X 550cc

ベストラップ 1'20"51

1997年8月1日 間瀬 試走その2

前回の試走の時とほとんど同じなのですが、煙りの量が増えたようで、
だめみたいです。エンジンヘッド開けてみましたが大丈夫なようなので、
どうやらターボがこわれているようです。

解体屋をまわりタービンとミッションを手に入れ、交換して、
いつのまにか割れてたフロントガラスを変えたり、
なんとか走れるようになったのはレース の5日前でした。
なんとか間に合ったぁ。




1997年8月15日 初レース

間瀬軽カー耐久グランドチャンピオンシップ 第3戦

目標は予選通過です。予選を落ちると乗れなかった人が・・怒る!!!だろうから。
出場台数はなんと89台!
予選は2組にわかれ2時間のレースを行い、上位40台のみが
決勝4時間耐久レースにすすめます。

車の仕様はほとんどジムカーナA車両。マフラーもノーマルのナンバー付きです。
オイルをスポンサードしてもらったので、そのようなカラーリングにしました。

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朝のパドックにて

まわりの人たちは凄く速やそう。自分達は場違いなところにきてしまったのではと
不安でいっぱい。こわいよ〜、かえろっか。

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スタート前は一番緊張します。サーキット全体がドキドキしている感じです。

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走りはじめて少し安心。速くもないけど、遅くもないかな。

でも、がんばると油温が上がりすぎるので、抑えながら走ります。
予選は無事に しかも6位で通過しました。


とりあえずの目標は達成してしまったので、
んじゃ決勝はすきなように走ろう! 次の目標は完走にしよう。

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すきなようにチェンジOKにしたところ
ちょっと疲れるたびにドライバー交代となってしまい、4人のチームなのに
なんと5回も交代してしまいました。(笑)
 
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やった〜! 無事に完走。初戦にしては上出来!上出来!
順位は17位でした。順位なんか関係なく とにかく嬉しかったのでした。

予選B組(2時間) 6位 
決勝(4時間)  総合17位 
                (オープンクラス 11位)

ベストラップ 1'19"91


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軽耐久レース参戦のきっかけとなった仲間のチームの車
松尾レッカー曙ブレーキアルト2


1997年11月2日

間瀬軽カー耐久グランドチャンピオ ンシップ 第4戦

今回はエントリー数なんと96台!過去最多では?
そんなせいなのかなんだか朝からピリピリしたムード。

前回はドライバー交代し過ぎで時間ロスして順位を落としたので、今回はしっかり作戦を練ってきました。
といっても1時間は我慢して乗るというだけのことですが・・

クルマの方はマフラーを改造してサイド出しにしました。
この前の時は回りのクルマの音が大きくて、自分の車の音が全然聞こえなかったから。
あとは車検がきれたので、ナンバー無し車両になりました。
油温が高かったので、オイルクーラーを倍以上大きいものに変えました。
足回りのブッシュは1戦でくにゃくにゃになってしまったので、
スズキスポーツの強化品に変えました。
とくに速くなるようなことはせず、信頼性を向上させるような改造としました。
 
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スタート前。とても緊張します。

バンパーを穴だらけにして、よく冷えるようにしました。

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畑の向こうが、第2ヘアピン。
間瀬サーキットの内側は畑になっています。ここでとれる野菜の味は???

マフラーがドライバーのすぐ後ろに出ているので、いい音がします。
運転してるとしびれてきます。
途中、車番を拾うセンサーがうまく働かないとの理由でオレンジボールを
出されタイムロスしたので、予選通過があやぶまれたのですが、
無事に6位で通過することができました。

さて、決勝レースでは、作戦通り2時間すぎてもぎりぎりまで給油に入らなかったので、
この時点では なんと3位に浮上!!!
まぁ、ちょっとしたマジックでしかないんですが・・・
(間瀬ルールでは給油や作業を行った場合は10分ストップとなります。
そのため、燃費、クルマの信頼性といったものが重要になります。)
給油後は...当然14位まで落ちました。

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そんなマジックがプレッシャーになってしまったのか、
この後、1コーナーでスピンしそうになったところへ追突され
帰らぬ車となってしまいました。ドライバーにはけがも無く無事だったのでよかったですが。
順位なんて気にして、へたに作戦を練ったのが裏目に出たようです。

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レース終了後、コース上まで壊れた車をとりにいき、トラックに載せて帰る時、
完走してパドックで喜びを分ち合っている人たち との対比がすごく、とてもみじめな思いでした。
レースって完走することが大事なんですね。無事に帰れるのがなによりなんだなぁ。

予選(2時間)A組 6位
決勝(4時間) リタイヤ 

ベストラップ 1'18"803

1号車はこの事故によりボディが使用不能になりました。でも、パーツは2号車へと移植されました。
さらに余った部品は・・・3 号車で生きています 
 
 
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更新日 2005.1.25