佐渡の色彩石

佐渡島は赤玉石のほかにも色彩石の宝庫です。色々な美しい石をご紹介します。( 画像をクリックしてみてください )

小倉石

おぐらいし

旧佐渡郡畑野町小倉の通称油腐(ゆぶ)山の採石場から、ここ15年くらいの間に産出された石で朱色に近い赤と黄色のまじりの美しい石です。佐渡の他の石と比べると歴史が浅く、また町が持ち出し禁止の措置をとっていたために出回っている数は少ない。赤玉石に非常に似ていることから、業者によっては赤玉石と偽って販売している場合もある。ゆぶ石ともいう

雷光石

らいこうせき

旧佐渡郡畑野町から産出された石で佐渡の言い伝えでは、ある日大きな落雷ががあったときに一夜にしてこの緑(青)の石の中に雷の稲光のような赤が入ったとされる石です。

錦紅石

きんこうせき

佐渡郡相川町の岩谷口(いわやぐち)から取れた石で江戸時代の文献には錦紅石の名で紹介されている。東京日本橋の三越で行われた第一回の全国水石展に紹介され大変な人気を呼んだ石です。産出量が極端に少なく、非常に貴重な石です。別名岩谷口五色とか五色メノウなどとも呼ばれます。

羽茂五色石

はもちごしきいし

佐渡郡羽茂町(はもちまち)から昭和39年に始まった国が他の県に先駆けて行った農地計画の時に、産出された石。赤の中にきれいな黄色や緑が入るのが特徴。鉱脈が狭くて縦に長く産出量は極めて少ない。色のきれいな石は非常に数が少ない。当時の計画の名を取って別名パイロットとも呼ばれる。石ブームの折東京などの展示会に出した石は二度と佐渡に戻らなかったと言われるほど人気の有った石です。最近では佐渡でも見ることはまれで、まぼろしの石とも言われます。

碧 玉
へ き ぎょく
佐渡郡畑野町近くで取れる石で透明感のある緑かきれいな青が特徴。