石の観賞方法



水石って何?

水石とは自然石で山水美や観音様とか動物の姿の景情を有したり、菊花・梅林・月などの文様を現していたり、底光りのある色彩の美しさを賞する石で、おもに室内で観賞する石を水石といいます

水石の形
山    形
孤峰 双峰
山容がなだらかでなく、峻厳な形で、その峰がひとつ。 孤峰に対して二つの峰があるもの左右の変化がほしい。
遠山 連山
遠い山容を望んだときのような感を起こさせるもの。 山頂が一つでなく数多く連なっている形自然の山脈風景に近い
剣山 巌山
孤峰・双峰にやや似た形四国の剣山を連想する。 剣山のような形で、特に重厚な感じを与えるもの。
その他の形
雨宿り 洞窟
突然の降雨の際人または舟が入り雨をよけうる状態 入江の状態にとどまらず、さらjに深く割れ目がはいりこんで自然の洞窟を思い起こさせる。
滝石 溜り石
主として山形の一部に滝状の白い石灰質がはいったもの 普通水溜り石と言い、石の中心部又は一辺が窪んで穴のようになり、水が溜まるもの
土坡石(どはいし) 段石
台地または山があり、その一部が低く平たい台地になっている石形。 土坡石が平面が一つであるのに対して二段三段と階段のようになっている状態
磯形石 洞門
石が波に洗われたように、海岸の一部の風景を現したもの 洞窟が石の裏側まで抜けているもの
水門 突き出し
島形石 茅舎石(くずやいし
感覚的には海を連想させる。瀬戸内海に浮かぶ島々を考えると分かりやすい あたかも田舎家のような姿をなしたもの
舟形石 姿石
両端がはね上がり、舟の形に見たてられる 石の形が人や動物の姿に見立てられるもの



冴えた色彩・落ち着きのある色がのぞましい。
形(姿) 山水の景情を連想させるものか、抽象石でも美を感じさせるもの
色彩石 色彩が美しい石。赤玉石・五色石・錦紅石等
硬くて耐久性のあるもの
水盤 石を飾るとき台座に乗せる方法と水盤で飾る方法がありますが、水盤には銅器・陶器・磁器などの種類があります。
水石三要素 形・質・色をいう
樽磨き 鉄製の樽状をした容器に小石や砥石を入れ磨く方法。ガラ掛けとか、バレル磨きとも言う。
丸磨き 石の色を最大限に引き出す磨き方。角はほとんどなくなる。
初心石(うぶいし) 全く加工していない石
紋様石 花・月・人物・文字などの紋様が石の表面に現れているもの



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