2002/3/16土曜日

前夜板倉入り、畠本さんと「ご無沙汰です」。風が強い。冬型が残るといいのだがと思いながらなかなか寝付けない。。

なかなか雲がとれない。結局夕方になるまでとれなかった。

昼前に離陸。エンジンテストの上北上する。日射がないのに山沿いでは2−3m/sの+があり、鹿沼の平野とのへりで拾いながら5000-6000fで北上出来る。日光真横で折り返す。どこもどんよりしているし、板倉方面の機体も3000程度の無線。日射がでてくるまで山中をぶらぶらする。板倉方面へ戻った山中で2511と出会い、さらに南下。LS8が低く回っている。いったんほかへ行き+を探すが無く、しばらくアクシオングループとご一緒させてもらい高度を上げる。

葛生の山へ3機と授業料未払いの「ニセ学生」1機が進む。全然当たらず板倉まで1000fマージンくらいでリーダーは引き返す。
 とても印象的だったのは市川機とほかの3機との差である。120K程度で唯直線を飛んでいるだけなのにジリッジリッと高度差が開いていく。
後で聞くと市川機は水を積んでいなかった。巡航性能は悪いはずである。聞いてみると「風の切り方が違うのではないか」とのこと。旋回で抜かれるのは腕の差なので納得できるが、話にはよく聞くがこの事実を目の当たりにしてみるとなかなか感心することしかり。
 コース取りや旋回でも穏やかにあまり揺すらないように飛んでいるような感じを持った。要研究です。

 葛生から戻るところでグループについていくのは止め板倉側で+を拾う。夕方になり日射がでてきて+も3-4となり、いつまでも浮いていられる条件となった。板倉周辺をあちこちのばし、飽きが来たのでたまには早く帰ることにする。

 

 

2002/3/19火曜日                 中西さん、参考になるかも知れません。CAIはこちらです

実は我が家では今レースを行っている。それぞれが目標を設定し、クリアできると好きなレストランで食事会をするというもの。
小5の長男は「サッカーのリフティングを500回」、小4の次男は「リフティングを30回」、妻は「****を5センチへこます」。三男は「キーパーになる」、でもあなたはまだ3歳なのよでもまあいいでしょ。さて私は「500K以上飛ぶ」事にした。長野のつもりで何とかなると軽い調子。
 長男は数日後あっさりクリア。今では1000回以上も楽々らしい、ホテルでイタリアンバイキング。次男もクリア、これはトンカツ屋。全く見込みのないと思っていた妻までもが心労ダイエット?で−7センチを達成、ホテルで中華三昧となった。
 私ははっきり言って困った。何とか500K飛ばねばと平日飛ぶことにした。土曜日に貴島さんと二人で飛ぶ約束をしたのだ。
 実は18日が私の誕生日であり、厄年も完全に切れた。今まで丸伊さんや野崎さんの事が頭にあっておとなしくしていたのだ。厄払いに飛ぶぞ。

平地から出て500K飛ぶのは結構きついのがわかってきた。なるべく早く対流がでる日に早く曳航してもらうしかない。
 前夜から板倉入り。途中の高速道は新潟側はシャーベット状の雪。寒気が入っている、期待できそう。
朝、木村玄三郎さんにお会いでき、色々お聞きした。「ドラッグの低減」の言葉が耳に残った。後は上空で試してみよう。
木村さんに手伝ってもらって機体を組む。あっけなく組めた。機体も飛びたいのかな。
 貴島さんも到着して2機をランナップする。みかもにパフが浮かんだ、結構雲底が高い。10時37分私が先に離陸。1500fで離脱するがすでに強い対流があり貴島さんにその旨を伝え、4000まで上げて滑走路上空をスタートする。

もやっていて山の方もぼんやりしているが、北上するにつれ積雲が確認できた。パフをつないで山沿いに行く。
どうもローターくさい。雲を試しながら高原アビーム。ウェーブ気味だがキチンとなっていないようだ。山には雲が無く、ローターもはっきりしていない。仙台方面には雲道があるので北上することにする。那須から安達太良山まで風が吹き抜けているのか+に当たらない。5000位まで下がる。

 安達太良山にはウェーブが有りやっと3m/s 1.5、−18度で離れる。帰りもここで上げれば板倉へ帰れそうだ。
雲道の西の前面でサーマルウェーブを使って旋回せずに北上を続ける。雲の位置は通常では第2波位。第1波のローターが全くない。9000-10000程度で飛ぶ。雲上にあがれないまま釜房ダムを左に見て板倉から250kの地点を過ぎた。午後2時過ぎなので引き返す。
釜房ダム

 ところが結構南成分がきつくなっていてなかなか南下できない。蔵王の南には伝ってきた雲がどんどん消えていく。
安達太良山のウエーブも弱いのしか無く8000くらいまでしか上がらない。 あと150kの地点で4000でタスクをあきらめ宅地造成地の上でエンジンをかけた。
  

 結局東京インフォメーションに時間延長をリレーしてもらい3000−7000をのこぎり飛行して17時37分に板倉に着陸。
行きにあんなに楽しかったコースもエンジンランでは全くつまらないことを実感した。又安達太良山ってとっても遠いのね、と感じた。日本海に残っていた低気圧のせいできちんとした冬型にならず、又南西の風となり、ウェーブコンディションが夕方には一散したと思われる。はっきり言って500kの日では無かったが本格的なウェーブでなくとも仙台までは行けることもわかった。
3月24日がいい条件になりそうなので楽しみです。     

031909  031915