2002−5−25

 気圧配置の予想はビッグデイの予感。ウェーブも期待できたので今シーズン最後のトライに板倉へ前夜入り。

 前日のエマ
 当日のエマ

 11時過ぎに離陸させてもらう。1500で離脱してエンジンテスト。1800で止めてしばらく探るが沈下が強い。みかもの東で回っていた2468の近くで上がり直し、5000以上になったので北上する。上をDG500?が赤城を目指していくのが見える。今日は山側の雲は使わず、平地との境のラインにできた雲道を伝っていく。やはりローター性が強く、風上側で弱いウェーブを捕らえるが1.2でさらに北上する。まずは那須を目指す。
  

高原山の上の雲に期待をかけていくが、全然良くない。黒磯滑空場をパスしてローターっぽいラインを使って北上。
  
猪苗代湖が左手に見えてきた。しかし+はなく、他の機体も黒磯止まりで帰っていくようなのでUターンする。雲の状態では明らかにウェーブ性なのだが、入る事ができない。帰るコースを誤り、風下側へ流されて飛んでしまったようでとんでもない沈下に当たった。どちらへ逃げても振り切っている。エンジンをかけてもどんどん沈下していく。エンジンをかけたまま不時着する日本初のパイロットにはなりたくないなぁと石切場に降りるつもりで必死に+を探す。
だいぶ逃げて+にあたり事なきを得た。270−20位は吹いていたようだ。後でのトレースからわかったがもっと雲の西側をキープすべきであった。
黒磯から北へ25Kほどの所の平坦地。国有地か。降りれそうな場所。この近くのゴルフ場で上がり直せた。

 那須以南の山側の雲は急速にばらけてきたので八溝のラインの雲を使って南下する事にした。しかしどちらにしても雲間で遠い、40Kほど丘陵地帯のブルーな空を飛ぶ。福島空港へ降りるジェットを上から見物。丘の上を這って飛んでいる印象。
所々に+1−2のご褒美のような穏やかな+があり、高度を維持できて幸いだった。
 

 やっとラインにたどり着き、日射のない雲の下で高度を維持しながら筑波まで行き、板倉へ帰る。平野はすでに田圃に水が入り、寂しい状態だ。
 

板倉の上はすごいコンバージェンスができていて3−4で上がりたくないのに上がってしまう。ダイブは使いたくないのでギヤを出し、速度をつけて何とかフライトプラン通りの時間に降りた。
 板倉−那須−筑波−羽鳥湖−板倉のジグザグ500Kはラインが出来ているときはルンルンで飛べそうだ。翌日はそのような気圧配置と思うが子どもの運動会がありそちらの楽しみを優先するため次回の楽しみとした。

 当日の12時と14時。
安達太良山や蔵王には波動の雲がくっきりしていた。北アルプスでも獲得5000がでたようだ。皆楽しめて何より。私はちょっと気持ちが落ち込んで軽い鬱状態。