2000-5-4(重いのでご勘弁を)
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今日のテーマは「K−8で南アルプスまで行くルートの研究」とした。
非常に条件の良いときには菅平を超えて浅間に取っつくコースが楽だが、L/Dが悪い機体はその後佐久盆地を越えていけない。
かねてから目を付けていた、聖高原経由、美ヶ原への尾根沿いに南下するコースを試そうと思う。これは先日も使って快適に霧ヶ峰まで行けたので復習となる。
1発後席で乗ったあとに11時過ぎに離陸。北アルプスはどう見てもウェーブが出来ていそうだが、さんざん迷ったあげく、テーマを遂行する事にした。北風5−6M。
エンジンテストをして対地400Mでリッジにとりつく。K6が苦労している下へはいる。対地1200M程度しか上がらない。長野の10K南の谷で約40分もじたばたしたが上がらない。流されながら+を拾い戸倉をパスして西へ向かう。

前方は菅平 低い雲で上げる。 レンズ雲を発見。 前方は第3波のローター
美ヶ原への尾根につく。南下しても雲が点在していていけそうだが、生坂上空にローターの雲が観察されたので、更に西へ。1500Mからローターで上がり、2200Mでコンタクトした。13時43分。2−3で上昇。第3波だ。
1400、第2波へ移る。3500M。沈下は−5。振り切っている。1420、4200Mまで上げてウェーブラインに沿って南下する。他の機体はウェーブ情報を聞き、南アルプスから北上中のようだ。一緒に飛べないのが残念。

レンズ雲が出るのは比較的珍しい。 美ヶ原ー南アルプスへ続いているウェーブライン。
今日は一応、540Kジグザグタスクなので、先を急ぐ(つもり)。北風成分が強く、GSは180-200出ている。三和ダムの上で良い上昇があり、3−4。4600Mで更に南下。第3波と思うが、弱いがつながっていて楽。

1415、水窪ポイントをクリア。4400M。南アルプスを見下ろす。最高の気分。北上するが、GSは80-90。120-140出しているのだが、、、稜線の上に出来た雲の西全面の整流域をつなげて飛ぶ。

1606、白樺湖着。写真の右下に白樺湖4700M。 ウェーブが続いていたので旋回無しで来られた。再南下する。

1640、門限に遅れるので、光岳まで南下したところで引き返す、3780M。霧ヶ峰のLS4は畑薙ダムが500Kタスクの旋回点だそうだ。
稜線の西斜面を130-150で北上する。AV100K以上出さないと間に合わないので、リッジとまとまったコアのみ回って風上へプッシュを続ける。夕方だが、まだまだ+は強い。団子状のプラスを串刺しにしながら雲の下で楽しく北上する。心配なのは日没と門限のみ。

1720、谷を渡って2500で八ヶ岳の南端のリッジにすがりつく。リッジにたまった強い+を使って高度を上げながら北上。東京インフォメーションにプランの延長をリレーしてもらう。霧ヶ峰の土屋さんに長野の門限遅刻の件を電話で伝えてもらう。でないとバリケードが置かれて降りられなくなる。
3000Mをクリアできたので蓼科山の弱い+は無視してファイナルをかける。
が北風が強く、130-150出してもなかなか進まない。上田の山の北側のラインを伝っていく。やっと地蔵峠を越えて220出して長野に着陸。

最初のジタバタがなかったら楽にタスクを飛べたと思う(LS4の水畑さんは500Kタスク達成。おめでとうございます)。あと、各シーンでの飛び方に反省点多数在り。もっと速く飛べるはず。しかし色々気持ちを切り替えて飛べるようになり、少しは進歩の手応えを感じた飛行だった。門限には遅れたが、皆待っていてくれた。感謝。バーベキュウパーティも盛り上がった。