石川ファミリーアンサンブルでは、クラシック音楽を楽しむ会というコンサートを企画します。
以下をご参照の上、ご興味のある演奏家の方はぜひご連絡下さい。
一流のプロの方はもちろん、特に資金や運営で苦慮されている若手音楽家でもＯＫです。
思う存分コンサートを行って、皆さんにクラシック音楽を楽しんで
もらうための企画です。

１，主旨
２．出演者
３．演奏場所、日時
４．収支
５．曲目
６．演奏において
７．注意事項
８．現在の時点でサブホールが空いている日

１．主旨
　日本において、音大を卒業された方のほとんどが就職できないのが現状です。プロのオーケストラに就職できる人はほんの一握り。それも空きが出来た場合に 限って募集のため、毎年採用があるわけではありません。またコンサートの演奏だけで生計を立てていくことは、コンクールで１等賞を取って有名にならない限 り難しいのが現実です。言うまでもなく一等賞は１人だけです。私の友人にも有名音大を卒業された方が数多くいらっしゃいますが、音楽の演奏のみで生計を立 てていらっしゃる方は極くわずかです。
　個人で演奏のみで生計を立てることは、有る意味自営業と同じなので、そのようなリスクがあるのは仕方ないわけですが、日本ではコンサートを開いて不特定多数の方がお金を払って聞いてくれるという文化が根付いていないという現実もあります。
　コンサートにはホール代、宣伝費用など多くの諸経費がかかり、満席に近いくらいチケットを売らないかぎり中々生計を立てられるほど採算が取れないわけで す。もちろん、採算が取れるように入場料を高くすることも考えられますが、ホール代の追加加算料のことや、お客の数が減ることを考えると却って赤字がかさ むこともあります。
　これでは、日本のこれからのクラシック音楽の繁栄は無いといってもよいでしょう。せっかく幼少の時から厳しい練習をして苦労して音大に入り（有る意味、 難関大学に入るよりはるかに難しい）、才能を開花させてこれからという時に、このように立ちふさがる現実があっては、若い世代の演奏家は育ちません。
　シリウスで開かれる演奏会は、有名な演奏家が高い入場料で演奏するだけであってはならないはずです。若手の有望な演奏家がどんどんコンサートを開き、大和市民のファンを作るということが出来なければ、シリウスのホールを作った価値がありません。
　もちろん、音楽家は自営業ですから、その術を学ばないといけないということもあります。ですが、企画、運営、営業、舞台準備そして演奏まで１人で行うのは中々難しいことです。また、受付け等、必ずサポートする人が必要です。
　そこで、石川ファミリーアンサンブルがその応援をしたいと考えています。
　平日夜（もちろん、平日夜にこだわりませんが，ホール代が安いため）、シリウスサブホール（またはマルチスペース）において、有望な若手演奏家によるコンサートを入場料999円 で行います。999円は1000円以上ですとホール代に追加料金が加算されるのでこの半端な値段にしていることは御了承下さい。
　石川ファミリーアンサンブルは司会、宣伝、舞台運営の方に回り、原則として演奏家の方に演奏してもらいます。本格的なクラシックプログラムで、演奏の合 間に演奏家とトークを交えながら楽しいコンサートにしたいと思います。ただし、金銭面での支援は出来ませんので、収支差額分が演奏家の出演料となります。
　 従って、本コンサートの主旨をご理解頂けるプロの方も歓迎します。本演奏会は、クラシック音楽を楽しむためのコンサートを主催することが最大の目的ですの で、本コンサートの主旨を理解して頂ける方であれば、必ずしも金銭的に苦労されている若手音楽家にとどまらずご支援致します。
　皆様、もし、ご支援頂ける企業などご存知でしたら、お知らせ頂けると有りがたいです（プログラムへの広告掲載など歓迎いたします）。そして、何よりも皆 様のご来場を希望いたしますので、このような主旨をご理解いただき、ご協力を賜ればと思います（それと同時に格安でフレッシュな演奏をお聴き頂けます）。
　広告などの収入が無いと、100人程度の入場者がいないと演奏家には出演料が出ません。若い演奏家をこの大和から育てるためにも皆様のご協力をお願い致します。
　以上のような主旨ですが、一流のプロの音楽家の演奏会の場としても提供するつもりです。

２．出演者
（１）資格：音大在学中、または卒業して間もない方（概ね30歳以下）で、定職を持たないため、リサイタルやコンサートを開くことに熱意を持っているのに もかかわらず困難な方で、上記の主旨に賛同し、以下の各条件に同意される方。大和市在住でなくても構いません。もちろん、不特定多数の前でリサイタルを開 けるだけの実力を必要とします。
もちろん、すでにプロとして活躍されている方も歓迎します。すなわち、このコンサートはプロの方に演奏してもらうということも目的としています。ただし、本条件を満たす方とします。
（２）楽器、演奏形態
　特に指定はしませんが、ピアノ、弦楽器、それらの合奏を優先します。また、出きる限り編曲版ではなく、オリジナルの有名曲の形で演奏できることを希望します。これは、お客さんの入りが期待できるからです。
　具体的には、
・ピアノ独奏
・ヴァイオリンとピアノ又はチェロとピアノ
・弦楽四重奏
・ピアノ三重奏、ピアノ四重奏、ピアノ五重奏
を優先して募集します。
　もちろん、弦楽合奏や、ピアノ協奏曲のような規模でも可能ですが、人数が多いほどコストも嵩み、出演料も少なくなりますのでご注意下さい。
　ピアノのリサイタルを前半、後半で２人で行うということも出来ると思います。
　管楽器もオリジナルの有名曲を準備できる方はＯＫです。例えば、管楽器とピアノ、管楽器と弦楽器、木管五重奏など。
　その他の楽器についてはご相談下さい。
（３）石川ファミリーアンサンブルは、原則として演奏には参加しません。協奏曲などでどうしても人が必要な場合を除いては、演奏者の方で全て演奏する人を選定してもらいます。

３．演奏場所、日時
（１）場所：大和文化創造拠点シリウスのサブホール　客席数：最大272席　
　　20人程度の室内合奏団でも余裕を持って演奏できます。
　　http://yamato-bunka.jp/hall/floor.php
　　又は、3Fのマルチスペース（演奏者、スタッフを含め定員100名）
（２）日時：平日18時開場、18時30分開演　休憩をはさみ２時間程度
　　ただし、ホールが開いている日を選びますので、日にちはこちらで指定します（以下の８をご参照下さい）。
　　　平日14時開場、14時半開演というのも可能です。ただし、ピアノの調律が時間によって不可能な場合もあります。
（３）ステリハ：13時〜17時
　　（ホールは午後と夜間の２区分（13時〜22時）を借ります）
　なお、チケットを購入された方は、ステリハも入場して楽しむことができるようにしますので、ご了承願います。
　午後のみホールを借りて行なう場合はステリハは約１時間となります（14時開場のため）。
（４）サブホールではなく、３Ｆマルチスペースでも行うことが出来ます。ホール代や付帯設備費は安く、入場料に対する追加加算はありませんが、定員が100名であること、楽屋等がない点はご注意願います。午後に行なう場合はこちらで行なうことも期待できます。

４．収支
（１） チケット代は大人999円とします。これは1000円以上ですと50％の加算使用料が必要になるからです。さらに、チケット代が高いために客数が減れば、 赤字になることも考えられます。ただし、マルチスペースでは加算使用料がないため、1000円以上の料金設定も可能です。
サブホールの午後にコンサートを行なう場合，使用料が安いため、50％の加算使用料を払っても集客が見込める場合があります。ご相談下さい。
（２）平日サブホールの使用料
　午後と夜間の２区分の24300円
　楽屋（12名）　1500円
　楽屋（15名）　2500円
　ピアノ（ヤマハCFX）　14000円
　照明Aセット　6500円（夜間のみ使用）
　音響セット（マイク２本）　4000円（夜間のみ使用）
　その他譜面台１本　200円
（リハーサルの時は照明無しでも出来ます）
（３）支出例（ホール関係のみ）
　ピアノリサイタルの場合：50300円（楽屋１つ使用）
　ピアノ＋弦楽器の場合：53000円（楽屋２つ使用）
　弦楽四重奏の場合：39600円（楽屋２つ使用）
　従って50枚以上チケットを売らないと、スポンサーが無い限り赤字となります。石川ファミリーアンサンブルでも出来る限り手配はしますが、演奏者の方でも努力願います。
　会場内での物品販売（例えばCD販売）は出来ません（行うと150％のホール使用料が加算されます）。他のコンサートの宣伝は出来ますが、チケット販売は出来ません。

５．曲目
（１）休憩を入れて２時間程度のコンサートになります（アンコールを含め20時半には演奏が終了し、片付けを開始できるようにします）。そのため、４曲程度を演奏することになります（もちろん、曲数はこれより多くても構いません）。
（２）お客さんをなるべく入れるために、有名曲をいくつかこちらで指定する場合が有りますので、その演奏が可能であることが条件です。また、お客さんが飽 きないように長大な曲はなるべく避けて下さい（全てのお客さんが全ての作曲家の全ての曲に興味があるとは思わないようにご注意願います）。どんなお客さん でも聴いてみたいと思うようなプログラムを組むことが重要です。自己満足なプログラムは失敗する可能性が高いと思います。
（３）著作権の切れていない作曲家の作品については、たとえアンコール曲であっても著作権料が発生します。従って、それによる集客が見込めない場合はなる べく避けて下さい。なお、著作権料については演奏者自身でJASRACにお支払い願います（石川ファミリーアンサンブルでは一切関知しません）。

６．演奏において
（１）リハーサル時にもチケット購入者は入場可能で、リハーサルも楽しむことが出来ることとします。
（２） 未就学児を伴っての入場も可能とします。その点を十分理解願います。そのため、途中の入退場も自由とします。なお、未就学児不可とすることもできます。特 に午後のコンサートの場合、３Ｆこども広場の保育室が19時まで使えるので，未就学児不可としても来場可能と思います。
（３）大和市社会福祉協議会の後援によりチャリティーコンサートとします（会場内に募金箱を設置します）。
（４）石川ファミリーアンサンブルにより司会進行を行います。曲目紹介や演奏者へのインタビュー等も合間に行います。

７．注意事項
（１）演奏者側で、ホール代などの諸経費を用意してもらいます。ホールの予約は石川ファミリーアンサンブル名義で行いますが、ホール代は演奏者側でお支払 い頂きます。チケットの売り上げや広告収入から諸経費を差し引いた分が出演料となります。チケットの販売状況によっては、収支が赤字となる場合もありま す。ですので、演奏者側でも宣伝を十分に行ってください。なお、差し引き額が赤字となった場合は石川ファミリーアンサンブルで補填します。（赤字分は石川 ファミリーアンサンブルで補填します）。従って、演奏者が赤字を出すことはありま せん。
（２）チケットの販売は原則として石川ファミリーアンサンブルを通じて行うこととします。これはチケット販売が複数あると、収支計算が出来なくなるからで す。演奏者のお知り合いがチケットを入手したい場合は、お名前を石川ファミリーアンサンブルに連絡していただき、当日代金と引き換えで取り置きとします。もちろん、演奏者側で責任をもって販売されることも可能です。
（３）演奏者のキャンセルは原則として認めません。止むを得ずキャンセルする場合は、お支払い頂いたホール代などの諸経費が返金されない場合もあります（ホール使用の要項をご覧下さい）のでご注意願います。
（４）楽屋は2つありますが、節約できる場合は節約願います（演奏者が男性のみまたは女性のみの場合は共同で１つをご利用頂きたく思います）。
（５）駐車場は１台のみ可能です。それ以上の場合は館内の有料駐車場または周辺の駐車場をご利用願います。
（６）宣伝用のポスターやチラシ、チケット、当日のプログラムは、社協などで印刷機を使って印刷します。従って、艶のある良質の紙に印刷したものにはなりません。コピー用紙に印刷機でモノクロに印刷したものになります。もちろん演奏者自らご用意頂ければそれを配布します。
　なお、ポスターやチラシ、チケット、当日のプログラムのデザイン等がありましたらお送り頂ければアレンジを致します。
（７）車いすをご利用の方も入場可能にする場合は、席数が250席ほどになります。事前に入場可能にするかは相談します。
（８）その他わからないことがありましたらご連絡下さい。
（９）なお、上記条件も一応の原則ですので、ご希望により変更されることも可能です（例えば、どうしても未就学児の入場をお断りしたい場合とか、チケット代の変更やリハーサルの入場可など）。ただし、それにより、大幅な集客の減少が見込まれ、赤字負担分が大きくなることが明らかな場合はご希望に添えないこともありますので、ご相談下さい。
（１０）また、マルチスペースで行なうこともできます。ただし、この場合、定員が演奏者ほか関係者 を含めて１００人となっていることをご考慮下さい。なお、マルチスペースでは入場料による加算料金はありません。したがって、入場料を高く設定することも 考えられますが、それによって聴衆が少なくなることも考えられますので、十分な宣伝が必要となります。

８．現在の時点でサブホールの空いている日
必ず最新情報を以下の公共施設予約より確認して下さい。
大和市公共施設予約