あとがき


拙い文章にお付き合いくださいましてありがとうございます。

二度目ましての中では初の長編完結作品になります！
途中挫折しそうにもなったけど無事完結して良かった！てか、長かった！

お話を作る時、最初に何を書きたいか（シチュとか言わせたいセリフとか）を考えて、その書きたいものを書くにはどんなストーリーだろうと考えます。
そこで短編か長編かが大体決まって、長い話の場合その後大雑把な話の流れを最初から最後まで決めて、その中に詰めたいネタを適当に入れて、話を切るならどこだろう？と考えます。
で、この話なんかは全９話ってそこで決まったわけですが、その時はまだ１話につきテキスト20行くらいという状態。そこから適当に思いつきと勢いで肉付けしつつ脱線しつつ詰めてあるネタを移動したり増やしたりして……たら、こんなことに。
どんどん文字数が増え、最初はエロが長いのかと思っていたらそのうちストーリー回でもどんどん増えて、かといって最初に９話って決めてグラフィックまで作ってしまったので今更増やせない。
あーもーいいや。となるようになるさ精神で行ってみました。
まぁ、後半にこの話短っ！てのが無かったからいいか。
ちなみに文庫小説１冊分くらいの分量ぽいです。うわぁ。

今回はそもそも捲簾と悟浄ができあがってたのでエロがしょっぱなからガンガン入ってきたわけですが、エロナシバージョンもあったほうがいいかな？と途中考えて抜けるかな？と考えてみたところ、私の話はエロ前提というか、エロの最中に話が転回していてこれは無理だと悟りました。エロが無いと話も進まなくなるという。仕方ないね、私がエロい人だから。
悟浄の一人称なので捲簾の行動で理由がはっきりしないままのところも多いなぁと思いつつ、改めて言い訳させることでもないしとそのままスルーした部分が結構あるなぁ。

お話を考える時、わりとテーマソングがあったりします。
『優しく首輪で所有して』はマクロス刄純泣Lューレの『一度だけの恋なら』、『貴方の腕で抱き締めて』はK RETURN OF KINGS堀江由衣の『アシンメトリー』。
首輪の方は一度だけの恋なら考えるより思いのままに行動して、キスして奪って欲しい的なイメージ。貴方の腕ではすべての感情は表裏一体、ふとしたきっかけで反転して入れ替わる感情。嬉しい、悲しい、楽しい、切ない、大好き。でも最後は打ち勝つイメージ。

エロシーンは無駄に悩みまして、首輪が妙に羞恥プレイチックだったので、もうその路線で行こうと思い、エロのテーマは全編通して羞恥プレイ。
プレイ内容が被らないように無駄に考え、首輪は言葉攻め、貴方の腕での２はハメ撮り、４は目隠し、６は鏡となりました。多分そこ悩むトコじゃない。
８はさすがに入らなかったので最終話にラブラブエッチ。最終話は羞恥プレイはやめてテーマ自体がラブラブエッチ。
で、首輪と同じ流れにしてみました。同じことを同じ手順でしてるのに全然違うんだって風にしたくなったので。

最終話でキチンと未来を見れた悟浄を違和感なく無理なく表現できてたらいいなぁと思いますが、それ以上に最終話がなんか砂糖吐くくらい甘かったのがショックです。
なにも考えずに書いていたのに、甘くしようなんてこれっぽっちも考えてなかったのに、どうしようなんかコレ痛い。
読み返しててスマホを投げつけたくなったくらい痛かった。
なんでだ、ハッピーエンドってこんなに痛いものなの！？
あと、全編通じてカッコイイ悟浄はログアウトしてる気もしますね。もっともっと魅力的な彼らの魅力を出せるように多分そのうちがんばります。

こんなところまでお付き合いくださいましてありがとうございます。少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。

2017.1.13




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