鳥取のカレイ

鈴木宏哉

平成28年
4月3日

 昨日から、気温が上がり、釣り日和になってきた。午前0時に岡野会長と明石SAで待ち合わせして、鳥取のにこにこ渡船に向かう。
鳥取まで2時間で到着。しかし。昔に比べれば、随分と近くなったものである。
渡船代金は¥1500と比較的リーズナブル。
第一便は7時だが、渡船人数が早くから集まったようで、6時に出船。投げ釣りは、我々以外は一人と少なかった。
ここの降船ポイントは、一文字()、一文字(西)、赤灯台の3ヶ所あり、昨日は一文字()が工事で人が入っていないということで、残り福を期待して、こちらに降りる事にした。
気象予報通り、内向きは向かい風がきつく、遠投しても34色が限界。
目の前では、クレーン船が、ディーゼル臭を撒き散らしながら底砂を引き揚げている。鶴田師匠はディーゼル臭で気分が悪いとの事でクレーン船から離れた場所に釣り座を構える。
取り合えず、遠投して丹念に誘いをかけてみたが、反応か無い。シモリを探しても、全くみつからない。
餌も取られることもなく、無情に時間が過ぎてゆく。あいかわらず、日本海の釣りは退屈である。
1時間程過ぎてから、大前さんが、「釣れました。手のひらだけど。☆」と報告が入った。検寸する為にクーラーから出してもらうと、風に吹かれる凧のように軽くて地面に落ちない。
測るとジャスト20cmウーン、微妙・・・。

生態反応がないので、近くの岩戸へ12時に場所替えした。(ここで大前さんは戦線離脱)
岩戸は追い風なので、一文字よりも釣りはしやすい。岡野会長は岩場、私は波止先端、鶴田師匠は波止右側に入る。
4
脚を横に置いてバケツに水を汲んでいると、「ガシャン」の音と共に、強風で4脚が海の底へ消えていった。(;_;)/~~~
テンションを落としつつ、とりあえず、当方も提出できる魚を釣っておきたい一心で打ち返す。
リールの「ジャッ」の音がしたような気がするので、釣れなさ過ぎて幻聴か?と思いつつ、巻き上げてみる。
やっぱり軽い・・・。とりあえず、回収すると意外に反応がある。 おっ、ひょっとすると釣れてるかも! 上げてみると54cmある。但し、残念ながら対象外。  
雨が本降りになる16時に納竿とした。  
しかし、これが大前さんの木の葉カレイに負けるとは夢にも思わなかった。  
以上、残念な一日の報告を終わります。

釣果 ハネ54㎝、イシガレイ20㎝