14.Dec.01
 今日は、ミュージカルではなく、独り芝居を見に行きました。
 タイトルが聞いた事があったのと、やはり雨の為近場で済ます為です。 場所はミルフォードプラザホテルの裏、建物的には繋がっているのかな、8年前に新婚旅行でここに泊まった時は「蜘蛛女のkiss(?)」をやって様な気がします。

 それはともかく、タイトルは日本でも聞いた事があって、少し前にNYで一番流行っていると聞いた事が有った“SEXAHOLIX”です。
 これは面白い、言ってる事の9割は理解できないが何となく意味は分かる、これは本当に面白い。
 タイトルからも想像できる様に下ネタのオンパレードです。隣のアメリカのご婦人は、笑いながらもピーピー指笛鳴らし乍らも内容によっては顔を隠して俯いていた。と云うぐらいの下ネタです。
 でも面白い。英語が解ったらもっと面白いだろうし、アメリカ人でも黒人しか笑ってないとか、若い奴しか笑ってないとか、色々特定の知識もあったら、必ず腹筋が痛くなると思う。
 とにかく面白いしリピーターが多いんだろうなあ、始まった瞬間にエキサイトしていた客ばかりであった。客席は立ち見もいるほどの満員で一番安い席が早々に無くなっていたのもよく解った。
 安い席でも面白いだろうし、何度でも観るには安い席だよなあ。
 仏教の国で孔子を善として育った私にはあんな若い子がこれを見てキャーキャー言っているのは如何なものかとも思ったりしたが、面白いのだから仕様がない。
 英語が少し分かる様になった頃にもう一度、それと帰る前にもう一度見に行きたい。
 何度観ても金は無駄ではないと思った 。
 (角度によっては役者が柳沢慎吾に見えるのはご愛敬としておこう、特に前歯を出す処)

 観ていて気持ち良いのは、切っ掛けが嵌りまくりな事!
 これだけ切っ掛けが嵌っていて自然なのは、リハーサルをStaffが嫌がらずに繰り返してやって、良いものを見付け出そうとした賜だと思う。楽しんでないと出来ないと思う。
 頭が下がる思いである、(別に下ネタだからと言って下を見ているわけではない)でも私の仕事でそれをやっている時間はない。羨ましくもある。でもみんなが面白いと思っていなければ出来ない事だ、一人でも「この位で良いんじゃないの」となんて思ったら、そこのレベルで終わってしまう。難しいものだなあ〜。偉いもんだな〜。
 往々にして私の現場で最初に諦めるのは、実は私です、多分。
Theater Report #03
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