Theater Reports Top
トップページへ戻る
Theater Report #28
            

13.Jan.02 13:00
     “DANCE THEATRE OF HARLEM  
      2001-2002 Open House series”
 本日1本目は、Take the A Train でHarlemに行って参りました。A Train は急行なので、最後の一駅はC Trainに乗り換えましたけど。Dance Theatre fo Harlemのある通りは、教会とここ以外のビルが殆ど閉鎖されていてゴーストタウンの様で夜行くと怖そうな処でだった。少し行って大通りに出れば商店街があってそんな感じはないですけどね。帰りは一つ手前の駅まで歩いてA Train で帰っていたんだけど、この通りも廃ビルが多かった。そんなところなので日曜日なのに人通りが非常に少なくて、閑散としていた。

 さて本題。Programは以下のお通り。

1.Tchaikovsky Pas De Trois
 これは、Dance Theater of Harlemのスクールの生徒さんの踊り。(私よりずっと背が高くて180cm位はあったけど)男の子が一寸ふらついていたが、未だヒョロヒョロで体が出来てないんだから、これはご愛敬といったところだ。振り付けは、本日の司会進行をしていらっしゃるここの先生です。

2.“He's Holy.” & “For Every Mountain”
 この2曲は最初のゲスト「KGT Gospel Choir」の歌と演奏でした。Profileらしきものを見ると「KGT Gospel Choir is the winer of McDonald's Gospel Fest 2001」と有るので本来はそれなりに上手いのであろう。今日は時々音が外れた。私の隣に座っていたAlvin Ailey の関係者が苦笑していました。中学生位だと思うけど、7人のメンバーは、良く通る凄い喉をしていた。

3.“TAKADEME” & “ISBA”
 この2曲もゲスト。AILEY U によるDance。最初のスクールの生徒さんとは随分違ってしかっりした踊りであった。このAILEY Uは、Alvin Aileyのスクールの中から選ばれた若くて才能有るダンサーによって構成されている、らしい。つまり次世代のAlvin Ailey American Dance Theaterを背負って立つ若者達である、らしい。しっかりしているはずだ。こんなに近くで観られて良かった。5人とも美しい肉体をいていた。
 でも私の隣の関係者の3人からは駄目が出ていた、らしい。3人で手の伸ばし方などについて「あーだ、こーだ」と言っていた、みたい。因みに何故関係者と解ったかというと座席のパイプ椅子に「AILEY RESERVED」と書いてあったのと、一番年上の方がダンスの始まる前に紹介もされていた。

4.“Tuesdays in Chinatown” & “I'll Remenber April”
 Andy Beyさんの唄とピアノで2曲。何処かで見たこと有るなと思ったらが、どこだか思い出せない。メガストアかHMVかタワーレコードか将又ライブハウスの看板である。履歴を見ても仲々なので有名な方なのであろう。結構いけてるJAZZがダンスを見に来て聞けるとは思わなかった。お得なのである。

5.“AGON”
 DANCE THEATRE OF HARLEM COMPANYのメンバーによるパ・ド・ドゥ。流石に最初のパ・ド・トロワとは全く違って大したものであった。矢張り生徒さんとプロとでは雲泥の差があるもので、体の切れ、筋肉の躍動感、ジャンプの高さ、息のあいかた凡てに置いて本日のダンサーで尤もレベルが高かった。素晴らしい、拍手!宗教とは無関係、と思う。

 以上の出し物をカンパニーのスタジオで照明無し、稽古用音響機材+αでやってました。12月から5月までの第2日曜日の13:00と15:30の2回やってます。15:30は終わった後にレセプションがあります。

 音響は稽古用機材の為、評価対象外。こんなに沢山ハウリを聞いたのも、ダンサーがポーズしてるのに仲々音が出なかったのもNew Yorkに来て初めてだった。