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Theater Report 25
          

11.Jan.02
 “The Pirates of Penzance” 皆さん知らないでしょう。
 私なんかBalletだと思って買って、行ってみたらミュージカルだった。本当は「NOISE OFF」を買いに行ったのに今日に限って売ってないからこうゆう事になる。それにしても「場当たり主義!」。買ってから調べた=「泥縄!」。「でも解らなかった」=いい加減!
 劇場に入ったら、オケがチューニングしていたので間違いないと持ったんだけど、どうも雰囲気が違う。もしかしたらオペラかとも思ったが、そうでもないらしい。始まってみたら「何度オペレッタか」と思い直したが、それにしてはミュージカルっぽい。でも古めかしい。

 New York Gilbert&Sullivan Players Presennts。
そういう団体というかグループがあるんです。Gilbertさんが台本で、Sullivanさんが作曲の作品群がミュージカルにはあるんですよ。今日知ったんですけどね。それを復刻上演しているグループです。28年続いているらしいです。

 因みに本日の作品の初演は1879年の大晦日、Fifth Avenue Theatre との事です。何と122年前!ミュージカルの古典中の古典と言う事でしょう。台詞の中に若者が「1840年生まれ」というのがあった(これ重要)。
 ご存じないと思うのでストーリーを掻い摘ませて頂きますと、「大きくなったら船乗りになるんだよ」と乳母に育てられた若者が二十歳位になって嫁の一人も欲しいと思ったら、ご都合良く若いらしい娘の集団が現れて、滞りなく見初めるんだが、乳母は反対するし、21歳にならないと結婚できないと言う掟に縛られる(閏年の2月29日生まれの為、誕生日から数えると5歳と四分の一)が何とかなって、ハッピーエンド、といった内容です。少しだけ端折りました、ホントに少しだけです。
 因みに主演はアメリカに帰化して、金髪にした香田晋さんでした(多分)。

 本日の出し物は。ワイヤレスマイクを使ってませんでした。舞台框にPccが4枚、センターにショップス(多分)が1本有るだけでした。1階席で見ていた私には微かにしかスピーカーから出ている音は聞こえませんでした。横や後ろを向くと見事に声が聞こえなくなりました。オケも勿論生。ここ暫くミュージカルの比較的大きな音になれてきた耳には、少し聞き辛った、というのが正直なところです。でもあの音に慣れてもいけない、矢っ張り生音が基本ですからね。偶にはこういうのも見ておくべきだろうと思うので、まあ良かったかなと。そこそこ面白かったんですよ、本当に。決して懐古趣味の復刻ではないし、フルモンティの何倍も面白かったんですよ、マジに。でも一寸香田晋が気になった。

 来週は「MIKADO」という作品をやるので観に行ってみようと思う。けど何せ場当たり、泥縄なんで確かではありません。
 どうでもいいけど、閑話休題。
 今TVで料理の鉄人をやっている。鹿賀丈司の声は一部本人だが、他はアテレコ、本人が英語を喋っているみたい。神田川も英語だけど本人が喋っているみたい、喋り方は勿論、声も似ている。口とのズレ全くなし。福井アナを呼ぶ、レポーターの声が臨場感満点。序でにゲスト審査員の高田真由子の声と話し方もそっくり。実に良く出来ています。