Theater Report #14
Theater Reports Top
トップページへ戻る
29.Dec.01
 今日は「コメディークラブ」に行って来た。
 “CAROLINE'S COMEDY CLUB”滅茶滅茶面白い! らしい。アメリカ人は大笑いしていた。矢張りこういう所は言葉が解らないと何のこっちゃ分かりゃあしないのである。ああ悔しい。学生時代、英語の時間に気を失っていたツケが回ってきているのである。気を確かに持って授業には望むべきなのである。気付けのブランデーでも首にぶら下げて授業に望むべきであった。思わぬ所でツケを払わされた、悔しい。

 コメディアンは3人出てきた。

 一人目は司会を兼ねていて、何となく前説といった感じでもある。笑いは取っていたが、大した芸ではなさそうであった。クラブ付きのコメディアンで駆け出しであろう。田舎者の客を馬鹿にして笑いを取ると云った、せこいギャグである。

 二人目はもう少しマシで一応ネタらしきものをやっていた。前説のアンチャンよりは堂々としていた。

 さて三人目が本日の主役、トリで時間も一番長かった。無駄話としてせこい笑いを取る様なことはなく、挨拶代わりにマクラを振って順当にネタに入っていった。この人は楽器などの物まねも仲々上手く、話は軽妙で江戸屋猫八と春風亭柳朝を合わせた様な芸であった。御陰でこの人だけは言葉が解らなくても笑わせて頂けることが出来ました。芸に感謝。
 話が進んで、サゲに掛かる頃にウェイトレスのオネーチャンが勘定書を各テーブルに配り、オチる頃には集金に回る。実に良いタイミングであった。この辺にも都会のスマートさがよく出ているのである。

 食べ物は仲々美味しかった。コメディークラブは、食べ物について頑張っていると物の本に書いてあったが、ここまでいけるとは思わなかった。但し「Basket of Fries」はやめましょう。大量のフライドポテトです。頼もうと思ったが隣のものを見てやめた。
 チーズバーガーを頼んだら、焼き具合を聞かれた、出てきハンバーガーは注文通りミディアム・レアに焼かれていた。フライドポテトはここに充分のっていました。ラザニアも美味かった。

 気持ちの良い、楽しい一夜であった。

 それにつけても英語が解らないことが悔しい一夜であった。十有五にしてもっと真剣に学を志すべきであった。

教訓

 後悔先に立たず!
 思わぬ所で払わされるツケはショックも大きい!