


12.DEC.01
CityCenterで“ALVIN AILEY AMERICAN DANCE THEATER”を観ました。
Programは “THE RIVER” “HERE...NOW.” “REVELATIONS” の3つでした。
結論から言うと、残念ながら今回は私には面白くありませんでした。
Alvin Aileyは、ダンスの世界では超有名な人なので期待していったのですが、時差呆けの上、2階席の後ろの方の一番安い席のせいもあるとはいえ眠たい舞台であった。
まず少々眠気を誘う音であった。もう少しクリアにしてもう少し音圧があっても良いと思う。
もう少し2階席の音質に気を配って頂きたい。(後3ms位delayを長くして、メインのスピーカーのレベルを3db位上げるた方が良い様に感じた、やってみないと解らないけど)
日本に於ける一般的な2階席よりは可成り、十分に配慮はしてありましたが、それだけに尚更惜しい。
ダンサーはよく鍛えられていて、素晴らしい肉体であることは遠くからでもよく解るのだが、揃うべきであろうところで何となく少しズレてる様に見えるし、、振りと音楽と照明の雰囲気やタイミングが少しずつズレてる様な気がしてしょうがなかった。音についてもう一つ言えば切っ掛けらしい切っ掛けは殆ど無かったが、唯一振りの途中で入る音が間違えたような処で間違えたような大きな音量で入った。これ一つとっても見る気が削がれてしまう。(あれで正しいとしたら切っ掛けはどうやって決めて居るんだろう?ダンサーとタイミングについて話し合わないんだろうか?)あれは間違いだと思うな、私は。
☆教訓:切っ掛けを間違えたと思ったらこれからは
「御免なんしょ」
と念じつつ静かにそっと音を入れましょう。
新作もありました。計3幕の内2幕目は、2002ソレトレイクCityでの冬季オリンピックの為の作品でした。音楽担当“ウィントン・マルサリス”!オリンピックの開会式でも見られるかもしれません。
終わってからプログラムのコメントを見るまで陸上部の三角関係等のいざこざをフロイトの戯れ言に引きずられて運動することで解決するといった様な話だと思ってた。
Ailey自身が振り付けた作品は本当は面白いのだと思う。もっと近くで見るべきモノなのではないかとも思う。
もしかしたらこれは大きいと思うけど、僕はアメリカ社会の中で生きてきた黒人ではないので見ていてエキサイティングになれないのかもしれない。だとしたらこれは仕様のないことだ。
今回はきっと色々な不幸な偶然が重なって面白く感じられなかっただけだ、と思うので、必ずもう一度、もう少し良い席で観てきたいと思う。
最後に、これも仕様のないことだと思うけど、今日の黒人は本番中の歓声がうるさい。そういう客に僕がなれていない上に、Aileyの舞台だったのがいけなかったんだと思うけど、開演中に出たり入ったりするのはご勘弁願いたい。あとAileyのSchoolの連中かもしれない関係者の様な熱烈ファンの様な連中が隣に団体でいたが、一々ポーズが決まる度に「OK!」というのは止めて頂きたかった。因みにこの連中が一番うるさかった。知り合いらしい出演者には2階席の後ろの方であるにも関わらず一々立ち上がって声を掛けながら手を振るのは如何なものかと・・・
