Theater Report #04
             

15.Dec.01
 今日は「CHICAGO」を観た。これも面白かった。
 今のところ気分がハイで何を見ても面白いのか、面白いから続いているのか、後者だな矢っ張り。
 でもAlvin Aileyはきっと着いたばかりで疲れていたに違いない、何としてももう一度見に行って面白さを発見してこなくては。

 しかし開演時間の8時位から9時が一番眠たいという状態からはいつ脱するのであろうか?
 とても勿体ない!

 「面白い、面白い」と言っておりますが、英語がよく分からないので面白いと行っても、極めて見た目なんだけど。その辺は英語が判らなくても楽しめる、と御解釈下さい。お願い致します。
 このミュージカルはオーケストラが舞台上にいる。そして何と指揮者も台詞があるし、演奏者も少し演技に絡む。そこが又新鮮な笑いを生むところがある。
 舞台は黒で統一されていた。衣装も黒が基調であった。それだけでシャープなイメージを抱く。(この辺術中に落ちていると言える)
 舞台上のオーケストラピット(この場合もそういうのか?)は、結構なスペースを占めていてこの中にも幾つもの出入り口があり、いつの間にか役者が立っていたりする。全く油断出来ないのである。油断していると、一瞬どっちを見て良いのか判らなくなるのである。
 「機構的にも芝居の構造的にも仕掛けのある舞台は面白い。」と言ったのは誰だっけ?ちょいと失念した。でもまあその通りで、「CHICAGO」には、機構的・芝居の構造的に色々な仕掛けが仕込まれている、それを見つけるのも面白い。

 ここら辺でマイクの話です。
 Broadwayでミュージカルを観ていて実に感心するのが、ワイヤレスマイクの隠し方である。坊主頭で裸に近い格好でもよく見ないとマイクが判らない。首の動きを邪魔しないように、ケーブルに余裕を持たせてあるので首の後ろ側には必ずケーブルが見えているのだが、マイクはよく隠してある。マイク、ケーブル、テープ等が実に肌の色によく合わせてあって、カモフラージュされている。ある程度髪の毛のある役ならば、マイクを見つけることは仲々難しい。その辺日本でやっているミュージカルと大分違う。そして何よりもトランスミッターの隠し場所である。裸に近い格好でのたうち回っているのに、トランスミッターの存在を感じさせない自然な演技をしている。トランスミッターは演技上気にならないほど小さいのだろうか?因みに「CHICAGO」で上半身ブラジャーだけの女優はブラジャーの後ろに付けていた。トランスミッターもブラジャーも黒いのでそんなには目立たなかった。そんな処許り観ている私が変か?

 そしてこれは間違いなく今回観た席の位置のせいだと思うが、音がと言うより音像定位が自然であった。これは唄う役者もスピーカーも私より大分下にいるせいで、音像の定位にズレが少ないせいだと思う。唯凡てが下にある位の天井桟敷なので(椅子だけど)井戸の中を覗く様な状態での観劇でした。
 この席で$42.5はいささか高くないか?私としては如何なのもかと....
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