5−5:アルク城

5:ブハラ-4(アルク城)

5−5:アルク城
アルク城
アルク城の城門

アルク城は古代ブハラの発祥の地で、この地に最初に城塞(=アルク)が建てられたのは1世紀、という古さだ。

とにかく古いので、アラブ人が侵入してきて立てこもって戦ったり、チンギス汗に抵抗した市民が立てこもって虐殺されたり、かと思うと歴代のブハラ汗が滅茶苦茶残忍で市民を虐殺したりしまくったりと、何かと血なまぐさい城塞だったりする。

とにかく破壊されたり虐殺されたり包囲されたりと戦争続きの城塞なので、しょっちゅう壊れては同じ場所に城塞を作り続けてきたのだが、まだイスラム化していない、ゾロアスター教時代の影響が見られたりして、ゾロアスター教を勉強していた私には嬉しい場所だったりするのだが、その後8世紀にアラブ人に壊され修復し、12世紀にもチンギス汗に壊され修復し、16世紀にもブハラ汗が建て直したり、そして現存する建物は18世紀の物らしい。このアルク、ロシア侵入の11820年まで、最後のブハラ汗であるサイル・アミル汗が住んでいた場所だ。

形状的には20mの丘になっているのだが、この丘は人工的に高く土を盛って作った物。門を通って上に出るまでは左右に格子の入った1条程度の小さな部屋が並んでいて、これがお土産やさんになっているのだが、ここは実は、昔牢獄だったところ。牢獄の中にずっと入りっぱなしで観光客にじろじろ見られながらお土産を売る生活って、どうよ……。


以下工事中……。