パパ ずっとずっと昔 あなたは文無し あなたの心臓の音を聞きながら |
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覚えている? あなたはサンドイッチをひとくちかじって あなたの胸に耳を押し当て |
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あなたのポケットの中には それが私の世界のすべて
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楽しみにしていた |
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あなたは失敗した そしてあなたは |
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あなたがいなくなってから あなたを探して 私の手足はどんどん伸びた 待ちくたびれた髪は 手首を撫でる程長く 胸もすっかり膨らんで どんなにがんばっても もうあなたのポケットには入れないでしょう 今あなたのポケットには どんな宝物が入っているのだろう |