この説明はMailやWeb等から頂いた質問のや自分が工作中に思いついたことを綴っています。

始まりは珊瑚模型の270φターンテーブルのヒントだったのですが?
その質問がレイアウトのコツの方とつながってきたのでとりあえず
今までの事をUPしておきます。

都度、内容は増えていますし、写真も入れようかなあとは
思っていますが・・・面倒なのでそのままです。

ご質問いただければ判る範囲で経験したポイントや私の考えをお話しています。
「こりゃあ役に立つよ」っておだてられて・・・・ネ
遊び方考
鉄道模型ですから”走らせる”が基本ですが環境や許されるスペースによって難しいトコロです。
グループで運転会を開いている方々も含め殆どの方が組み立て式レールのエンドレスで走
行を楽しんでいるケースか多いのです。
それでも急客機が長編成の客車の先頭を走っているって想像している訳です。
貨物機の場合も勾配に挑む勇姿や入れ替え機ならヤードの作業、たとえ数本の直線線路を
行き来させるだけでもそんな情景を想像していると思います。
昔々に見た景色と重ね合わせて!
転車台は単体で車輌を乗せて回すだけでも空想はとても広がります。

色々と相談を受けていると質問の内容が変わってきて製品の組み方から遊び方の説明を求めら
れるようになってきました。
レイアウトの一部として組み込む場合の配線とかの具体的な疑問を受ける事が増え始めて少し
まとめておいた方が良いかなあと言うことで今までの返答集を整理しました。

これまで受けてきた質問の返答から見えてきた傾向はダイタイ以下のような事です。
やはり基本は蒸気機関車の時代を知っている事が重要だと言うこと。
その事を知っている方は簡単なヒントで理解していただけるようです。
難しいのは転車台をターンテーブル?向きを変えるための機械としてしか考えていない方
に遊び方を説明する時です。

扇形庫の写真でも梅小路の前面がズラッと並んでいる景色しか知らない方はそこから説明
をしないと判らない訳です。

また、模型的な内容でもセクションやレイアウトを経験されていない方は配線やSWの配置、回路
についても判らない場合が多いのです。
それでも趣味として鉄道模型に関わってる方は理屈の説明で判っていただけるようです。

それでもターンテーブルが発売されたことによって鉄道模型の遊び方が少しづつ変わって来てい
るって実感しています。

車輌工作から車輌を走らせる環境へと・・

そう言うワケで制作中のチョット大きめなレイアウトとご縁で関わってきたターンテーブルの
工作上のヒントをまとめてみました。

ターテーブルの遊び方
制作で
珊瑚模型店のターンテーブルの遊び方を色々考えています。
小改造で楽しめるバラエティ・・・
私のレイアウトの下路は実は発売前のサンプルです。
物は製品と同じですが発売の日にお店に有った赤い転車台がこの桁!
組み上げて塗装を済ませた時は、おおスバラシイって感心したのですが?
組み込んで行くウチに・・・・シマッタ!内側の目板やリブも付ければ良かった!
と思った訳です。
ただ、この桁の場合は完成見本って感じも有ったのでとりあえず説明書通りです。
そこで・・今から着手する方に こうすれば良かったって所を!

 内側の目板とリブは出来れば付けたいですねえ・・・
 分売パーツが出ていますから表側に合わせて付けるだけなので少しの根気で可能です。
 転車台だけで車輌を乗せてまわして楽しむ方もそりゃあ付けた方が素敵ですよ!
 車輌が乗っていると見えない訳で当初は転車台が動くだけで喜んでいたので機にならな
 かったのですが?有ると栄えるんですねえ!

 施錠テコ
 上路の方は完成前だったので間に合ったので付けてみました。
 すでに完成していた下路にも取り付ける方法を検討中ですが難しいですねえ!
 けれどこの部品が付くととても雰囲気が良くなります。
 施錠テコを動かす事も検討したのですが既に組み立ては終わっていたので今回はダミー
 となっています。
 機構的に動かすことは可能でしょうが動いても気が付かないでしょうねえ?
 取り付けるならばリンクを含め手動でレバーが動くだけでも素敵です。

 手動テコ受
 手動で動かす転車台は当然ですが牽引機が付いている物にも手動てこ受けが付いている
 場合があります。 
 このてこ受は角パイプ様の物が付いている場合や見えない物もありますがこれを付ける
 と雰囲気は変わります。
 パーツはてこ受けだけです。
 このタイプのてこ受けは手動で回すてこを入れる穴に雨水などが溜まる事を防ぐために木栓
 が刺さっています。
 これも下路に付いていると栄えるのですが完成後の発売だったので残念ですが上路のみ
 取り付けてみました。
 角度的に下路用なのですが雰囲気は好評です。

 桁の小加工で雰囲気が変わります。
 完成見本の上路を見ていて何処か雰囲気が違う?
 気が付いたことは亜幹線の転車台で少しスマートに見える物と重そうに見える物があると言
 うことです。
 この転車台はC59や他社の大型機も乗せて運転時も支障なく遊べるように設計されている
 ために少し長めです。
 下路は下回りが見えないため上手く処理されていますが上路は丸見えです!
 その為にC57やD51が乗ると長さが余ってしまいます。
 見た感じは小型機用の裾の深いデザインなのに大きい訳です。
 そこでその辺りを隠すために桁を少し高さを詰めてみました!
 結果はピットの線との間に隙間が出来て桁自他が細身に見えスッキリした感じになりました。
 この改造をしている時に気が付いたのですが下路の方も両端の水平部を斜めに落とすと少し
 古いタイプの幹線用に見えると思います。

 歩み板に付いて
 上路の横に歩みいたが付いている場合があります。
 JRに成ってからか国鉄末期から有ったの判りませんが両側の物もあります。
 別売の網目が抜けているパーツに変えるととても見栄えが上がります。
 私のものは地方線という設定なので無しとしました。

 牽引機
 屋根の曲げ方向や形はかなりの種類があります。
 また、場所毎に加工さている事が多く雨よけや照明も含め形は色々です。
 室内に照明を付けると見栄えが良くなります。
 加工はTバーに接点を増設し(集電板も4接点を使用)桁側は走行用の接点の他に桁の梁を利
 用して点灯用の配線を用意します。
  ドアを開けている場合が多いので細工されると面白いでしょう!
 吊り上げ用のフックや点検蓋辺りの小細工でも雰囲気は変わります。
 自在継ぎ手の様なリンク式の金具で桁に固定されています。
 かなり自由度があり桁が上下しても牽引機がピットから外側に傾かないように調整されている
 ため僅かに中側に傾いているのが通常です。
 微妙な傾きのために転車台を組み付けた後に両面テープで付けると簡単です。

転車台は同じように見えますがかなりのバラエティがあって86やC58用の少し小さいタイプや
明治時代の輸入品等も小改造で雰囲気は出せると思いますので、
追って発売される1/87 12mm用の240φを改造すると面白いかなあと思っています。

セクションに組み込む(配線)
ターンテーブルの遊び方は完成した車輌を乗せてユックリまわしたり施錠の作動を楽しむ
というような卓上でも十分に遊べますが、やはり車両の動きを楽しみたいものです。
お立ち台で楽しむ場合は配線も不要でキットをそのまま組めば良い訳です。
しかし外周線から侵入してきた車輌が転車台上で停止しユックリ回って任意の線に移動する、
走らせれば楽しさは数倍です。
但し、走らせるとなると線路状況によって色々なパターンが有る訳です。

 機関支区などの方向転換を目的の場合は線路側に合わせて桁上を切り替える方が簡単に
 運転出来ると思われます。
   入出庫線は通常の配線とし転車台の桁に反転の為のSWを用意します。
   この時の走行電源は侵入する線路から接続です。
   転車台で方向を変えた場合はSWで反転させて桁と入出庫線の(+・-)を合わせて走
   行用のパワーパックで進行方向を選択します
(DCCではリバースA/Dとか言う物を組み込めば良いらしい)
この方法の場合はヤード(セクション側)のコントロールを主として制御するために転車台用の
走行制御は侵入する線路の(+・-)に合わせての切り替えのみとなります。
 本来は集電用の円盤を4分割にすればSWは不要で運転はかなり楽になります。
 個人的には4分割の集電板を分売しても良いかなあって思いますが?
 実は以外と調整が難しいのと線路配置によって向き不向きが有るので要検討です?

 扇形庫や外周線上に駐機をするような線路配置の場合は転車台の桁を主として制御する
 方が簡単になります。
 但し外周線と桁を自在に出入り出来るように配線するとSWの数も多くなり操作が複雑
 になります。
    転車台の桁に走行用の電源を接続し前後に出入り可能にする場合は外周各線にSWを
    配して桁に対して(+・-)を合わせるようにするか桁側に切り替えSWを取り付けて選択す
    ることになります。

    複雑な操作になるので発光ダイオードなどを利用しSWが切り替わっている方向を表示
    する等の工夫が必要でしょう。
    例としては牽引機側で接続の場合はミドリ、逆側の場合はアカとし通電しない場合は
    OFF(消灯)と配線します。
    これで桁上の車輌は線路が正対した外周線に自在に出入りが可能になります。

 機関区セクションのみの場合は問題有りませんがレイアウトの一部とした時は本線部と機関区
 ユニットをギャップで分けて制御する必要が有ります。
 また、転車台に接続している外周線の数だけSWが必要となるために制御板のデザイン等工夫
 が必要でしょう!

 私の機関庫の場合は一つのルールを決めることで操作を単純化しています。
    転車台上の桁と外周線は牽引機側のみで出入りする。
    機関車は牽引機側に前進、機関士席から牽引機が見える方。
    扇形庫には前進で侵入、入り口側が後部。
    例外として入出庫線は非牽引機側でも侵入を可能とする(向きを変えるため)
 このルールを採用すると外周線分のロータリーSWと入出庫線用の反転SWで制御可能となり
 運転も簡単になります。 


運転の方法はストーリーを作って考えれば判りやすいでしょう。
 仕業を終えた機関車は入出庫線から侵入し一時停止後、庫内機関手に交代し転車台で給炭線
 へ向かいます。
 火床の整理と給炭・給水を終えて再度転車台で扇形庫の任意の位置に駐機します。
 他区からの乗り入れや折り返しの仕業に付く場合は次の運用の前進方向に合わせて転向して
 任意の駐機場所へ移動します。

ただし、DCCで制御する場合は全線路に常時通電することになるになるので必要な位置に
リバースA/Dなる物を配置すれば良いらしいです?

私のセクションは入出庫線が2カ所有ります。
通常はレイアウトに接続しているために入出庫線と給炭線に使用します。
スペースの関係上、給炭線には後進で侵入するためです。
運転会等にゲストとして参加する場合は、この給炭線が入出庫線として機能します。
その為にKATO製線路へ接続するギャップ付のアプローチ線路を用意しています。
セクションに組み込む(組込)
転車台をセクションに組み込む場合、接続する外周線の敷設は高い精度を要求されます。
片側が行き止まりの場合は1方向のみ合わせれば良いのですが対向して外周線が有る場所で、
桁上を通過する場合は桁が回転して反対になった場合も外周線にズレが無いように敷設する
必要があります。

 設置する基板にはピットを取り付けてから正確に芯出しをして外周線の角度を決定する
 必要があります。 (16番の場合は9度/13mは7.5度まで)
 基板に加工する時に芯出しをしておきキット付属の冶具を利用すると比較的簡単です。

 外周線路と桁上の線路は接合部で双方とも内側を斜めに削り車輌が移動の際にスムーズに
 通過出来るように調整するような工夫が必要です。

 施錠受けを設置し稼動させる場合は機構上の位置決めは駆動装置で行うために施錠は動き
 を楽しむ物と考えて下さい。
 施錠したままの回転は故障の原因となります。
 施錠受けは精密鑢で開口部を大きめにしておくと動きはスムーズになります。
 施錠棒は薄く削り角も落としておくことを進めます。
 解除する場合はスプリングの復元力を利用しているため抵抗が増えると施錠受けから抜けず
 に残る場合が有ります。
 解錠の際は必ず確認をしてから回転操作を行う必要があります。

 桁の両端は梁・線路・施錠受/棒共に円弧状に削って調整すると外周線路との隙間を小さく
 出来て実感的になります。
ピットの組み立て
珊瑚模型店の転車台はピットと駆動機構、桁(転車台本体)で構成されています。
組み立てに際しては最初にピットを完成させておくと工作が楽になります。
プレスで構成されれているために角が丸くなっていいます。
縁を成型する場合は別売の冶具も用意されています。
この冶具を用いてパテ等で角を出します
その際にはピット内側にパテが出ないように処理する必要があります。
この作業の後にピット全体に塗装を行なっておくことも必要です。
モノレールの枕木も同様に事前に塗装を済ませ十分に乾燥しておきます。
両面テープの上に並べて塗装すると比較的簡単に塗ることが出来ます。
仮組すると枕木がソフトメタル製のため爪等が変形し再使用が難しくなると説明されています。
実際に作業すると初めての方でも以外と簡単に出来てしまうの塗装も含め仮組無しで完成す
るよう組み上げてしまえば効率的です。

ピットの塗色
コンクリート製を基本としています。
セクションの他のストラクチャーに合わせることが大事ですが実際よりはグレー色を濃いめに
した方が落ち着くようです。

桁の塗色
一般的に国鉄時代は”赤”緑”鉄色”の3色で戦前は”赤”が多いようです。
但し蒸気機関車時代の物は煤煙の汚れも多くまた塗料自体の退色と合わせ色自体を特定す
るのは難しいと思います。
特に”鉄色”の場合は実際の色に合わせるとピットのコンクリート同系色となってしまい見栄え
が良くありませんでした。
私の場合は少し青を混ぜてメリハリを付けて見ました。
実際の色とは違うのですが模型的には栄えるようです。
この他に水色や黄緑との説も有りますが実際は良く解りません。
但しオレンジや茶色と見える場合は塗料の退色や汚れよりも写真等が変色している場合が
多いようです。

集電塔の塗色
殆どの場合、桁と同色です。
ごく希に桁の色に関わらず薄青系の塗色の物が有るようですが資料の殆どが白黒写真のた
め桁とは違うことは確認出来ても色は特定出来ていません。
色とは別にキットの集電塔は両側に登るための足場が付いていますが片側のみと言う物が
多く加工されると実感的になります。

牽引機の塗装
桁の色にかかわらず鶯色(客車室内色に近い)の物が多いようです。
下回りも同色ですが汚れがスゴク殆ど真っ黒です。
ただし、実際の色がどの様であったかは判りません。
ターンテーブルの周辺に必要な設備
集電塔への電源(電柱)
一部に集電塔の無いタイプ(姫路機関区)や手動の物も有りますが牽引機で回転させるの
が一般的です。
牽引機はモノレールの電気機関車と考えてください。
実際に路面電車のマスコンの様な機器で操作しています。
室内には手動のブレーキと壊れた椅子、砂箱が配置されています。
転車台の大型の物は両端の台車で重量を支えていますが古い物や小型の転車台は中央の
芯の下が鉄球状になっていて受け台にやじろべえのように乗っています。
このタイプの場合、片側に車輌が乗ると驚くくらい反対側が持ち上がる物も有りました。
その為に重いエンジンが牽引機側に来るように乗せる場合が多いようです。
そのタイプの場合は牽引機に死重として使用済みのブレーキシューが積み上げてありとても
乗って操作出来る状態では有りませんでした。
ドアは開けっ放しでステップや大きな雨よけが付いている物が多いのは室内に入らずステップ
に乗って操作していたものです。
さすがに幹線の機関庫の場合は牽引機には常に専門の運転係が乗っていた様ですが?
私達が写真を撮しに行っていた頃は誘導係が操作していたような気がします?
動力の電力を供給するために両側の電柱からトロリーのように電線が張られていました。
一部の大機関庫の全周に外周線路が配された場合、電柱間がかなりの距離になりますから
複数の線が集電塔のギボシ?の位置で交差していて回転の度にユサユサ揺れるのは壮観で
した。(だから姫路は集電塔が無かったんですねえ!)
キットの集電カバーは少し小さめですがワッシャ等を利用し集電塔に固定し二又に分けた線で
挟み込みその線にテンションを掛けると実感的になります。
給砂塔
乾燥砂を砂箱に補充するための塔です。
かなり背が高く壊れたやじろべえの様な目立つ設備でした。
砂焼き小屋と圧搾空気を送る配管でつながっていたのは記憶に有るのですが良く覚えてい
ません。但し国鉄時代の機関区風景には必須の設備です。

変圧器の乗った電柱
未電化の機関区でも構内の電気設備のために2本の電柱を組み合わせて数個の変圧器を乗
せた物が有りました。
建物の裏手ではなく線路に向いた目立つ位置に立っていた事が多いように記憶していま
す。

給水塔
スゴク大きな構造物で逆に目に入りませんでした。
山陰線の場合は途中駅にもかなり立派な給水塔が有って古い時代に航続距離の短い機関車
を使用していた名残のようです。
その為か大きな機関区の給水塔は客車区との共用の様でレイアウトに設置するには大き過
ぎて不格好になってしまいます。
適度な大きさの煉瓦積みで二回りくらい小さめに作った方が実感的だと思います。
個人的にはガムテープの芯に大きさと説明しています。

給炭台
古い機関庫や支線の給炭台にはスロープで石炭を持ち上げスコップでテンダに投げ入れて
いる場所もありましたがホイルローダーやベルトコンベヤも使用されていました。
ホッパーやガントリークレーンの有る機関区でも時々古い時代の給炭台が残っていまし
た。

ホッパー
ガントリークレーンとセットの設備の場合はスゴク大きくて実際に個人のレイアウトに再現するの
はスペース的にも難しいでしょう。
一部地域に有ったコンベヤで石炭を供給する物が理想的な大きさですが線区が特定してしまい
ます。

鉄道クレーン(ロコクレーン)
アッチコッチに有った機械ですが資料が無くて探していたのですが”3tomロコクレー
ン”という名前が特定出来たためかなり詳細が見えてきました。
ガントリークレーンが無い場所の給炭ホッパーへの積み込みや貯炭場から直接に機関車へ
積み込んでいる場所も有りました。
このロコクレーンが有れば機関庫の雰囲気が出るなあと思っています。

給水スポート
小型の給水塔は線路の側に有って直接タンクから給水する物も有りましたが殆どの場合、
スポートから給水していました。
パイプと導水用の袋状の布様の物と開閉用の丸ハンドルで出来ています。
単純な物から複雑な形態の物等、色々有った様ですが?記憶には余り残っていません?
止め忘れてテンダからドボドボ水が溢れているシーンは覚えていてもスポートは記憶から
消えています。

灰落とし用のピット
基板をフラットベースとする場合、このピットの設置が重要です。
基板に切り込みを入れる必要があるためです。
このピットは落とした灰を掻き出しやすくするために横方向に広い物もあり給水場周辺に有った
と記憶しています。

給油場
ディーゼル用の軽油のタンクや給油口は線路側に機器の小屋様の物が有りました。
丸めた給油用のホース掛けのような物がが線路脇に立っていました。
タンクは地下のためにタンク車と接続するバルブと機器を収容し火気厳禁と書いてありました。

その他の建物
詰め所や風呂場、便所や工作室が記憶にありますが防火水槽や焼却炉も目立った様に
記憶しています。
線路の敷設方法
カント
固定レイアウトで線路を敷設する場合、カントを設けることで運転が実感的になります。
カントは少しオバーに表現した方が良いようです。
但し線路の曲線の取り方との兼ね合いも有ります。
経験から基板に対して犬走り分と道床分の2枚の板上に線路を敷きカーブに至る手前の
直線部1輌分で曲線内側の犬走り分を外しカントさせると自然に傾いて曲がっていきます。
目安としては950R程度で3mmの傾きが私的には好みです。
それ以下の半径の場合は試していないので判りませんが理屈よりは見た目で考えた方が良
いようです。
私のレアウトでは道床幅40mmに対して6mmが最大です。
それでも車輌は問題なく走行します。
理屈が先行すると苦労して作ったカントも見た目に傾きが判らないのでは面白味が半減します。

緩和曲線
採用する曲線の大きさで変化が変わります。
キチント考察して敷設しないと見た目に変化が出ない場合が有ります。
かなり遠くから斜めに俯瞰するような条件の場合を除き余り視覚的効果は出にくです。

ポイントの間隔
ポイントが連続する場合、1輌分の直線を挟む様にすると実感的になります。
そのように考慮されていれば連続したポイントをくねりながら通過する時もオモチャ的な印象を
低減出来ます。

Sカーブ
カントを採用しているレイアウトでSカーブを設置する場合はカーブから直線部まで1輌分、
直線部に1輌分、次のカーブまで1輌分でカーブが始まるとなります。
このように線路を施設すれば実感的に傾きを変えながら走る姿を楽しむことが可能です。

防音について
コーキング材や防振材も検討していますが結果としてバラストを固着する段階で無意味と
なります。     良い方法が無いか検討中です。

配線について
洋白の線路を使っているため電気抵抗が大きく対策として線路に並行して銅線を引いて数m
おきに線路に接続しています。
これは熱による膨張の対策としてジョイントを固定出来ないための対策です。
実際の信号電流のための接続のように余裕を持たせて別線を取り付けても洋白の抵抗は変
わらないためにその対策を兼ねて効率を考えるとこの方法が楽です。

線路の固定
熱膨張はかなり影響します。
毎年連休前後から6月前くらいまで脱線が頻発しそれが収まると8月にかけて線路が熱膨張
により浮き上がります。
冬にかけては余り変化は出ません?
その対策として犬釘の数は少なめにしカーブの影響は直線に来るように工夫しています。
ギャップの取り方
基本的には16番は線路から+・−の電源を取り込み走行します。
その為に当初の機関車溜まりは片側のみSWで切っていました。
古い車輌の場合は片側の集電車輪が通過した時に電源が切れて止まってしまうので事故は
有りませんでしたが最近の物は全軸で集電しているために最後の車輪が無電区間に入るま
で走行を続けます。
DCCの場合は不要の心配の様ですが通常の制御の場合は一考です。

ダブルクロス/スリップの配線
ポイント自体を別ギャップとしてマシンの接点を利用し走行しない側の電源を切るように工夫する
のが正解のようです。
レイアウトの本線上のダブルクロスは通常の配線のため当然侵入出来ない側の車輌は停止して
いるのですが通過時に車輌がクロス部を通過した時の車輪を通して電流が流れるため車輌が
動いたり車輪から火花が出たりします。

ポイントの調整
メーカーにより構造は違うようですがポイントのフラグ(切り替えのために動く部分)
がマシンにより常に押されているためかバックゲージが狂っている場合があります。
ポイント通過で脱線するようになるとこの部分を調整すると治る場合があります。

ポイントマシン
レマコのを使用していますが、これは基板にシッカリ固定するとトラブルを起こす場合が
多いようです。
取り付けネジをゆるめにしておくと解決します。
接点等がスグに壊れる物も有りますので消耗品と考え”取り替える”を前提に使用した方が
良いでしょう。
ソレノイド(電磁式)の物は電子機器だらけの環境のため使用していません。

カーブの接続
線路を接続する場合は基板の接続場所と線路の接続場所は必ず別の場所として線路面に段差
が出にくいように敷設する工夫が大事です。
またカーブでの接続は外側に向けて思わぬ力が掛かりますから要所には枕木ではなく線路端面
を 犬釘等で広がらないように押さえる工夫が必要です。

景色の作り方
山の骨(背骨)を段ボールで作り紙テープで膨らみ等(肋骨)を形を作ります。
適当にティッシュを載せて霧吹きで水を含ませます。
ダイタイの形が出来たら少し濃いめの木工ボンドの水溶液を吹いて固めていきます。
繰り返し吹き付けて型くずれしないくらいの硬さになったら適当な下地色を塗装します。
水性の塗料で少し薄めの方が良いでしょう。
塗料を塗ったら乾く前に全体に水を吹き付け情景用の粉を振りかけます。
表面張力で水が粉の表面に染み出るくらいが良いようです。

山の表現(森)
数種類の葉っぱ用の市販のスポンジ?を一度大きな袋に入れて混ぜ合わせてから
木工ボンドを塗った山に押しつけていきます。
背景の山の場合は実際に木を植えるよりはこの方が簡単で効果的です。
レイアウトでは立ち枯れの木のつもりで枯れ枝を差し込んで有ります。

自然木を使う場合
サツキの枝等の自然木を利用する場合は小分けして長めに電子レンジに掛けて
昆虫の卵等を処理する必要があります。
発火しない程度に・・見つからないようにチンしてから使いましょう。

ゴキブリ対策
山の作成時に内側を虫対策のバルサン等の薬剤で燻煙しておくと良いでしょう。
レイアウトでは2年間隔程度で部屋中を燻煙します。
燻煙後1ヶ月くらい過ぎてからゴム砥石で線路を磨くのがコツのようです?

この説明はMailやWeb等から頂いた質問のや自分が工作中に思いついたことを綴っています。

始まりは珊瑚模型の270φターンテーブルのヒントだったのですが?
その質問がレイアウトのコツの方とつながってきたのでとりあえず
今までの事をUPしておきます。

都度、内容は増えていますし、写真も入れようかなあとは
思っていますが・・・面倒なのでそのままです。

ご質問いただければ判る範囲で経験したポイントや私の考えをお話しています。
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