∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴ SPECIAL ∴∵∴

「東京ディズニーシーへの挑戦」

─ そして3年後……それでもTDSに行った私─

リベンジ編
(2004.1.22 UP)


 灼熱のシーから3年の月日がたち、つい先日、今度は冬のシーを訪れるチャンスが巡ってきた。
 今回のお相手は益子さん。シーは今回が初体験だ。
 今日のテーマはズバリ「前回のリベンジ」、目標はオール制覇だ。
 季節も季節だし、平日だし、最近のシーはそれほど混まないという噂もきいている。
 今度こそ「11時間で2個」という屈辱の記録の仇をとらなければ!

 11時に舞浜で待ち合わせた私たちは、11時半近くにシーに到着。
 ゲートをくぐってびっくり。
 …………予想はしていたが、空いている。
 プレビューの激込みがウソのようなガラガラ状態だ。
 とはいえ、まだ油断はできない。お昼を食べにいく前にどの程度の並び状況なのか、人気アトラクションだけでもチェックしておいたほうがいいだろう。
 というわけで、最初に『インディ・ジョーンズ・アドベンチャー』『センター・オブ・ジ・アース』の2カ所を視察にいく。
 
残念ながら、『インディ・ジョーンズ・アドベンチャー』は<改装点検のためクローズ>。『センター・オブ・ジ・アース』はファストパスも必要ないほどの空き空き状態だった。
 「これなら大丈夫」とようやく安心した私たちは、
「メディテレーニアンハーバー」の要塞の中にあるレストラン『マゼランズ』に入る。
 当然、店内もガラガラ。「これだけ空いてるんだから、あわてなくても楽勝で全部まわれるよねー」とすっかり気を許し、まったりと優雅にコース料理を味わってからおもむろに外へ繰り出した。
 まずは、ショーの時間帯をチェック。

 
『アンコール!』14:00/16:00/17:30
 『ミスティックリズム』
14:00/16:00/17:30
 『ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバル』
14:30
 『ディズニーシー・シンフォニー』
18:30

 
この開始時間をはずさないように視界に入れつつ、その合間合間に他のアトラクションを入れていかなくてはならない。
 「今は1時半ちょい前か…。2時から
『アンコール!』を観るとして、それまでの30分でまずは何かこなそう。そうだな。なんでもいいんだけど、昼間の外気の暖かいうちに屋外のもの2つは済ませておきたいよね」
 「
『ヴェネツィアン・ゴンドラ』『アクアトピア』ね」
 「OK。じゃあゴンドラ行ってみよっか」

 ところが! ゴンドラはなぜか勝手に昼休みをとっていて(さすがイタリア人。いや、日本人なんだけど…)3時からじゃないと運行しないという。
 しかたがないので、トップバッターは
「ポートディスカバリー」『アクアトピア』に決定。

 
『アクアトピア』(私たちは勝手に“水すまし”と呼んでいた)は、一言でいうと「水上のハニーハント」といった感じのもの。そう。ディズニーランドにあるプーさんのあれです。
 ウォーターヴィークルに乗ると水面をウロウロ動きまわるんですけど、その動きが全員同じコースをたどらないところがミソ。
 後ろ向きに進んだり、その場でクルクル回転したり、まっすぐ進むとみせかけてフェイントで方向変えたり、いちいちひねくれた動きをするので、次にどっちへいくのか読めないところがおもしろい……はずなんですが、よーく観察するとさすがに全員が違う動きをしているわけではなく、動きに何パターンかあって、自分たちと同じパターンのヴィークルをみつけてしまうと「なーんだ」ということになってしまう。
 そんなもんみつけなきゃただ楽しめて終われたのに、観察眼の鋭い益子さんはさっそく「あの59番のおばさんと私たち、さっきから同じ動きをたどってますよ」と発見。言われてみると、たしかにおばさんと同じコースをたどり、同じ動きをしている。
 「ほーらね。次はあっちの端にいってくるくるまわされますよ」と、くるくるまわりながらキャーキャーいってるおばさんたちを視界の端にとらえながらちょっと得意げな益子さん。
 そう言われると、おばさんの運命を後追いすることがなんとなく納得できなくなってくる(笑)。
 ヴィークル
の動くエリアは右と左に分かれていて、右の乗り場から乗ると右半分のエリアしか動き回らないし、左の乗り場から乗ると左半分のエリア内だけしか動き回らないようになっている。
 なので、最初左から乗った私たちは、ひき続き右からも乗船(列がないとこういうこともできる)。今度は同じ運命のヴィークルはみつけられませんでした。
 降りてから急に益子さんが「そういえば私ジェットコースター系は平気なんだけど、くるくるまわるやつが苦手なんだった」と言い出す。2回乗る前に気がつけよ〜。

 時間がちょうど2時になるので、そのまま「アメリカン・ウォーターフロント」のブロードウェイミュージック・シアターへ移動。『アンコール!』を観に入ろうとしたら、「開演したのでもう入れません」と門前払い。えー、今2時ぴったりなのにダメなの〜?
 思わぬ時間の厳しさにちょっとびっくり。
 しかたがないので再び
「ポートディスカバリー」に戻って、今度はシアター形式の『ストームライダー』にトライ。
 “飛行型気象観測ラボに乗って嵐の中を突き進む”というのがコンセプトで、シアター自体は小さいんだけど、「揺れ」と「音」と「水」のトリプル効果でなかなかの臨場感でした。

 
『ストームライダー』から出るとちょうど2時半で『ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバル』が始まる時刻。
 この頃になるとさすがにそこそこ人も多くなってきた。
 夏のときと同じように、港の正面にある要塞の上から見物。天気はピーカンに晴れ、遠くの海まできれいに見えるほどの見晴らしのよさ。
 夏のときはあまりの日差しの強さに日干しになりかけたが、今回は寒さもそれほどではなく、最高のカーニバル日和だった。

 カーニバルが終わって時刻は3時。
 3時といえばゴンドラが再開する時間。ゴンドラはたしか日没までしか運行していないし、遅くなればなるほど寒くなるので早めに行ったほうがいいよね。ってことで、お次は
「メディテレーニアンハーバー」『ヴェネツィアン・ゴンドラ』へ移動。
 ところが、同じことを考えてる人が大勢いたと見えて、思わぬ行列ができている!
 結局30分くらい並んだかな(この日シーで並んだのはここだけです)。並んだわりには乗ったらすぐに終わりで、しかも並んで冷えきった体がさらに冷え、正直やはり冬はどうかなと思いました。
 ただ、港をバックに写真を撮るにはきれいでいいかも。
 ゴンドリエ(ゴンドラ漕ぎ)は先頭と後尾に1人ずついて、後尾のゴンドリエは漕ぎ担当で、先頭のゴンドリエはトークと歌担当。
 途中、リアルト橋を模した橋の下で「ここで願い事を祈ってください」と言われ、言われた通り「願い事」に集中しようとしたが、その間中そのゴンドリエが横で「サンタルチア」を大声で歌い続け、あまりのヘタさに気が散ってかなり雑念が入ってしまった。
 歌専門ならもうちょっとましなやつとれよー。

 ゴンドラから降りたらもう4時ちょっと前。また『アンコール!』の開演に遅れちゃうよ!とあわてて「アメリカン・ウォーターフロント」のブロードウェイミュージック・シアターへ駆け込む。
 
『アンコール!』は、ブロードウェイミュージカルの名ナンバー&名シーンばかりをつないだようなショー。
 「42nd street」とか「コーラスライン」とか「エビータ」とか「キャッツ」とか「ウェストサイド・ストーリー」とか「ポーギーとベス」とか、その他もろもろ。
 キャストはおもに外国人で一部に日本人もまじってました(でも歌うのは全員外国人)。
 歌はまあいいんだけど、気になったのはダンスナンバー。宝塚や東宝のミュージカルを見慣れてるとちょっと観るに耐えないバラバラさ加減で「うーん」という感じでした。

 ショーが終わって時刻は4時半。次は「ミステリアスアイランド」に行き、『センター・オブ・ジ・アース』にチャレンジ。
 
「はぁ? 前回のレポートで『私はジェットコースター系は苦手だからセンターはパス』とか書いてなかった?」というつっこみが今聞こえてまいりましたが……そう、書いてた、書いてた(笑)。
 ホントは苦手なんです、ジェットコースター系は。
 でもそういうことばっかり言っててもつまんないんで、最近、少しずつ克服しつつあるところなんです。修業(?)の甲斐あってこのごろはようやく「スプラッシュマウンテン」で目を開けたまま落ちていくことができるようになりました。
 アップダウンの繰り返し系は今でもまだ苦手だけど、最後に1回だけあるアップダウンならわりと慣れてきたので、今回思い切って『センター・オブ・ジ・アース』にチャレンジしてみようという気になりまして…。
 その結果は?
 いやー、こ・わ・かった〜。
 下りだけでなく上りも加速するっていうのもこわいんだけど、下りがねえ、なんつーか妙に距離が長いんだよ。
 それも、上りきったところでいったん止まってから落下…ではなく、外に出たと思ったら即落下なので(しかも外に飛び出してからまたすぐに闇の中に入るのもこわい)、心を落ち着ける暇がない……。
 ジェットコースター系は全然平気なはずの益子さんもこればかりは思いっきり絶叫してました。

 
『センター・オブ・ジ・アース』の興奮がさめやらぬまま、そばの屋台でギョウザドッグとホットウーロン茶を買って(←もちろん行列なし)しばしの休憩。
 冬はさすがに日が短い。すでにあたりは夕暮れという感じの薄暗さでした。
 で、ようやく食べた噂の
ギョウザドッグの味ですが……うん。おいしかったです。もっと肉まん風の中華っぽい味を想像してたんですけど、わりと肉の部分の味が薄味でさっぱりしていて大きさのわりには胃に軽い感じ。肉まんよりもあっさりしてます。
 ベンチに腰をおろし、ギョウザドッグをわしわし食べながら、私と益子さんは早くも夜ごはんの相談。

 「夜はどこで食べようかー」
 「運河に面したイタリアンの店を狙ってたのに今日はクローズだったし」
 「コロンビア号の中のダイニングは?」
 「いいけど、何時頃に行く? 空いてるから予約はいらないと思うけど」
 「今こんなもん食べちゃったから……7時半…とか?」
 「いや、こういう中の店ってわりと早く閉まっちゃうと思うよー。そもそも今日の閉園時間って何時だっけ?」
 「えーとね。(とガイドブックを探して)え! うそ!8時だって」
 「8時ぃ〜! そんなに早いの?!」

 たしかにオフシーズンだし日没も早いから、閉園時間が早いのは予測できたことだが、なんとなく漠然と10時くらいを設定していた私たちは、脳内時間より2時間も早いことにショックを受け、焦りを感じ始める。
 「ランチであんなにまったり過ごしてる場合じゃなかったよ〜!」とランチにまでさかのぼって反省。
 夕食なんて食べてたらもうそれだけでタイムアウトになってしまうので、「ごはんは出てから外で食べよう」ということに決定。それからは急に巻きが入っててきぱきと動くようになる私と益子さんであった。

 5時半。「ロストリバーデルタ」のハンガーステージで、『ミスティックリズム』を観る。
 “ジャングルを舞台にした精霊と動物が繰り広げるファンタジックなショー”と書いてありますが、これはそうですね、一言でいうと“ライオンキング+サルティンバンコ”って感じのエンターテインメントです。

 6時。いよいよ巻きが入ってきた。
「マーメイドラグーン」でアリエルのミュージカルを観ようとしたら、ちょうど開演時間のタイミングが合わず60分待ちと言われたので、「アラビアンコースト」『マジックランプシアター』を観ることに。
 これは、ディズニーランドの3Dのアトラクションにあたるもの。最初は舞台で生身の人間が出てきてちょっとしたマジックをやり、後半はスクリーンに現れたジーニーが3Dで暴れ回るという構成。

 
また、TDLでも最後に触覚に訴える趣向があるけど、こっちにもそれにあたるものがあります。
 それにしても気の毒だったのは生身の役者。だって客席ガラッガラなんだよ。15人くらいしかいなかったんじゃないかな。
 「火曜日の6時というこのビミョーな時間帯に、どこかの港のパレードの混雑を避けていらっしゃったビミョーな数のお客様」とアドリブをかましてましたが、やはりこの人数では反応もノリも悪く、やりにくそうでした。
 ジーニー、あんたは映像だからいいけどさ。

 6時半。港で『ディズニーシー・シンフォニー』が始まる。
 
前にも書いたけど、これは意外とたいしたことないです。10分くらいで終わっちゃうし。
 
シンフォニー終了後、先ほど観損ねた「マーメイドラグーン」のシアターに向かってダッシュ。今度は15分待ちだったのでおとなしく待つ。
 ミュージカル
『アンダー・ザ・シー』は、視覚的にはなかなか楽しいショーなんだけど、前にも書いたようにストーリーがびっくりするほど腰砕け。前回は「まだプレビューだから途中までしかできてないんじゃないの?」と書いたけど、今回も内容は同じでした(笑)。
 このエリアは比較的子供が集まるところなので、客席にも子供の割合が妙に多く、「アリエル、かわいい〜」と皆手を振りまくって大騒ぎでした。
 たしかにアリエル役の子、かわいいです。

 「マーメイドラグーン」を出たところで7時20分。
 ここで益子さんと相談。
 
 「こなせるのは残りあと2つってとこだよね。何と何にする?」
 「まだ見てないのは
『海底2万マイル』『シンドバッド・セブン・ヴォヤッジ』だけど」
 「
『海底2万マイル』はすごく並んでブーブー文句が出るやつね。『シンドバッド・セブン・ヴォヤッジ』は『イッツ・ア・スモールワールド』みたいなやつらしい」
 
「うーん。私、もし伊万里さんがよければ『センター・オブ・ジ・アース』にもう1回乗りたいんですけど」
 「え、あれにまた乗るの?」

 
「ええ。1回目はまだ明るかったでしょ。夜の景色の中で落ちていく経験も味わってみたいんですよねえ」

 まあそこまで言うなら……並ばずに何回も乗れる経験もなかなかないだろうし。
 というわけで、残りの2つは、『センター・オブ・ジ・アース』と、同じエリア内にあるということで『海底2万マイル』を選ぶことにした。

 まずは
『海底2万マイル』へ。待ち時間ゼロで即乗れました。
 うーん。皆がバッシングするほどつまらなくはなかったです。たしかに2時間並んで見るものではないけど、そこそこ楽しめた。
 ただ、最後のオチが私にはわからなくて、益子さんに「えー、あんなにはっきり見えたのにわからなかったんですか?!」と責められ、あとから口答で説明されました。今度行くときはしっかり見ます。すいません。

 そして本日の大トリを飾るのは2回目の『センター・オブ・ジ・アース』
 さすがにお客はほとんどいなくて、ヴィークルも1組で1個の貸切状態。
 で、結果は?
 普通、2回目のほうがこわくないと思うでしょう。もうどんなものかわかってんだから。
 でも、2回目のほうがこわかったんだよねー。
 夜の闇の中を落ちていくほうがもっともっとこわい。
 もちろん、今度も上からの景色を確認する余裕も暇もなし。
 そしてまた絶叫……。
 でもなぜか降りたあとはすっきり。
 なんだよ、もしかして私けっこう好きなんじゃん(笑)。
 絶叫するのがすっきりするのかもしれません。

 ここですべての予定を無事クリア。
 
『シンドバッド・セブン・ヴォヤッジ』だけ残っちゃったけど、あとは全部こなしました。
 最後はお約束のカプチーノ味のポップコーンを買ってゲートを出る。

 さて、すべての予定をクリアし、達成感を味わったら急におなかが空いてきた。どこで食べようかと思案し、寒いし、てっとりばやくゲートを出てすぐにあるホテルミラコスタで食べようということに。
 ところが、気楽に考えて中に入ったらメチャクチャ高くてびっくり。
 いや、最上階のメインダイニングが高いのはわかるけど、1階のレストランまでこんなに高いのはいかがなものですかね。
 家族連れとか泊まりにきてこんな高いメシくわねーよ。
 ぼりすぎだっつーの。ふざけんなよ、ミラコスタ。
 というわけで、一気に夢からさめてトイレだけ使ってホテルを出て舞浜まで戻り、結局イクスピアリ内のレストランで食べました。

 益子さんは「帰り、普通の電車に乗ったときにカプチーノ味のポップコーンのバケットを持ち歩いているといかにも遊んできた感じで変な目で見られて恥ずかしい」と、家からわざわざバケットを入れる袋を持参。
 しかし、それでもやっぱり人の視線を感じ「なぜだろう」と不思議に思い、ふと隣を見たら、ポップコーンのバケツを無造作にぶらぶらさせて歩いている私がいるのを発見し、「……こいつが隣にいたら意味ないじゃん」ということに気づいてがっかりしてました(笑)。

 というわけで、TDS堪能しました。
 やっぱり夏とは疲れが違います。
 リベンジ成功です。
 ドカちゃんもまたぜひ再チャレンジを!

 

トップページに戻る