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A邸Fix窓  「記憶の窓」

 ある日、米子市内の女性が可愛がっている2頭の犬の写真を持って訪ねてこられました
1頭はすでに他界しており、もう1頭もかなり高齢のようで、自宅の改築に伴いこの2頭の
思い出にと、ステンドグラスの制作を依頼されました。
 生き物をモチーフにというのはなかなか難しく、増して家族同然に可愛がっておられるようで
表情ひとつにしても他人にはわからない特徴があり苦労しましたが、何とかデザインを描き
気に入っていただけたようです。
 花も入れてほしいという要望だったのですが、犬の表情の中に花のラインが入ると特徴が
ぼやけてしまうと思い、花の部分は別にもう1枚造り、2枚重ねて取り付けることにしました。
 花模様の向こうに淡く透けて見える犬の表情がいい雰囲気になったと思います。

奥のガラス、柔らかい感じにと想いガラスは
ランバーツ社のオパックを使用

手前のガラス、白い花の部分は透明ガラスに
サンドブラストでぼかしを入れました

2枚重ねて完成です

モデルさん達