第二回 筋骨格系の話 99.12
筋骨格系は人間の精神に一番近い所にある。
表情は、脳で指令され、顔面の表情筋の収縮により作られる。
「目は口ほどに物を言う」とはいうものの、
目の周りの筋肉が収縮して動きを作っているのである。
恋人たちが、抱擁したり接吻したりするのも、
筋骨格系がなければ出来ないことであり、
ボディタッチして愛を確かめるのも、
相手の筋骨格系を皮膚の感覚器官がとらえているからできる。
その意味から、喜び、悲しみ、怒り、驚き等の感情を外界に伝える
インターフェイスとして働いているといえる。
「骨まで愛して欲しい」とはよく言ったものである。