メタモルフォーゼ ver.5 シンジ編

作者:でらさん













アスカの劇的な変化を、恋人のシンジが喜ばないはずはない。
事実、シンジは狂喜乱舞・・・こそしなかったが、綺麗という言葉を連発してアスカを愛でた。
只、それは二人きりになった時だけ。
以前は恥ずかしげもなく人前でアスカと仲良くできたのに、アスカが痩せてからというもの、人前でアスカと親しい
態度をとるのは止めてしまったのだ。

理由は、当然ある。
何となく気恥ずかしいとかそんな類だが、中には、座視できないようなものも・・


『惣流は綺麗になったけどよ、あの付属品が惣流の価値下げてるよな』


『まったくだ。
俺の方が、惣流の男に相応しいぜ。背だって』


『ばーか。お前じゃ、碇よりマシって程度だよ』


『碇より上ってのは、確かだよな』


『自慢になんねーよ、そんなの』


こんな感じの会話が、至るところで繰り広げられているわけだ。
つまり・・
超級の美形に変身したアスカに対し、シンジの外見があまりにみすぼらしいが故に、釣り合わない存在として揶揄
されているということ。
それを悟ったシンジが、人前ではアスカから距離を取ろうと勝手に遠慮しているのである。
その変化をアスカは敏感に感じ取ってはいたのだが、二人きりの時はいつもと変わらないし、自分のシンジに対す
る気持ちは変わらない。
よってアスカは、さして重要な変化と認識していなかった。

その状況に、胸躍らせる少女が一人。
アスカを変身させた張本人(本人自覚無し)、霧島マナだ。


(いいわ。わたしにとって都合の良い展開ね。
でも、ここで焦ってはダメ。まずは、クラスメートの一人として碇君に近づくのよ)


乾坤一擲の勝負に出ると決意したものの、実際のマナは実に慎重。
基本路線は確立しているのだが、シンジのような人付き合いの苦手な相手には、じわじわと迫った方がいいと友人
のマユミからアドバイスをもらったためだ。
既にアスカという恋人もいるシンジに真正面から迫っても、まず無理だとマナも思う。アスカが以前のような容姿だっ
たら可能だったかもしれないが、あんなに綺麗になってしまっては、外見で勝負するのは無謀。
自分も顔やスタイルには一端の自信はあるけども、今のアスカと張り合うつもりはない。


「どうしたの?碇君、ボーっとして」


食事も一通り終わった昼の教室。
ヒカリ達数人の友人と朗らかな会話を愉しんでいるアスカをボーっと眺めるシンジに、マナは声をかけた。
今日は、いつもシンジとつるんでいるケンスケらが彼の側に見当たらないので、好機と捉えたのだ。これで一気に親し
くなれるとは思わないが、地道な積み重ねは必要。


「・・・え?ああ、霧島さんか。
ケンスケ達、何か用事があるとか言っていなくなっちゃったから、暇でね」


「で、愛しいアスカを眺めてるわけね?」


「か、からかわないでよ」


「恥ずかしがらなくてもいいじゃない。碇君は、アスカと付き合ってるんだし」


「・・・まあ、そうなんだけど」


シンジの示した曖昧な態度に、マナは自分のつけ込む余地が大いにあると判断。少し大胆な台詞をぶつけてみる。


「綺麗になったわね、アスカ。
碇君は、心配にならない?」


「ど、どういう事さ」


「今のアスカ、狙ってる男子多いと思うのよね。
ほら、クラスでもアスカ見てる男子多いじゃない」


マナは教室を見渡し、各所からアスカに熱い視線を向ける男子達をシンジに示した。シンジが今、心の内に持っている
だろう危機感を煽ったのだ。

シンジとて、マナに言われるまでもなく、クラスはおろか全校男子生徒の視線がアスカに向いている事を充分承知して
いた。そしてアスカの前に彼女が理想とするような少年が現れ、アスカを自分から奪い取ってしまう事を何より恐れて
もいたのだ。
アスカは、以前と変わりなく自分を好きと言ってくれる。
しかし、みすぼらしい自分をいつまでも好きでいてくれる保証などない。何より、自分達はまだ十四歳・・
この先、出会いの機会などいくらでもあるのだから。


「正直に言えば心配だけどさ。僕には、どうにもできないよ。
アスカが僕をふって他の人と付き合うのを止める権利なんて、僕には無いし」


「随分と弱気なのね」


「この顔で自信持てって方が無理だよ」


自分という人間を全く理解していないシンジに、マナは目眩すらしそうになる。自信家やナルシストも問題だが、ここまで
自分を知らない人間も珍しい。


(顔洗うときとか、鏡見てるのかしら・・)
「じゃあ、碇君も自分を変えてみない?」


「自分を・・変える?」


「そうよ。
アスカがあそこまで変わったんだから、碇君にだって出来るわよ。
手始めに、ちょっと痩せてみるとかさ」


「男がダイエットなんて」


「やるやらないは碇君の自由だけど、試してもみないで可能性を否定するなんて、アスカが一番嫌うんじゃない?」


マナは、ここで敢えてシンジを突き放す。
ここでシンジが凹むだけなら、彼がそれだけの人間であったということ。しかし、マナには確信があった。
自分が見込んだシンジは、そんな人間ではないと。


「あ、マユミだ。
じゃあね、碇君。わたしの言ったこと、考えてみて。
多分としか言えないけど、アスカだって碇君の変化を望んでると思うわ」


マナはシンジに言葉を残し、トイレから戻ったマユミの方へ歩いていった。
シンジは、マナに言われた台詞を心中で反芻しながらアスカのいる集団へ視線を戻す。
と、いつの間にか会話の輪に男子数人が加わっていて、しきりにアスカへ話しかけ、関心を引こうと躍起になっ
ている。
シンジの目には、アスカも状況に満更でもないように見える。楽しそうに笑っているようにも思えるのだ。
そして、そんな中に入っていけない自分が、何よりも情けなかった。


(アスカを誰にも取られたくない・・・誰にもだ!)


マユミと話をしながらチラとシンジに視線を向けたマナは、シンジの瞳に闘志が漲っているを見て、思わず笑みを
零した。
第一段階は、見事成功したようだ。


「どうしたの?マナ。にやけた顔して」


「別に・・
何でもないわ」







翌朝 碇宅・・


「おはよう、母さん」


「・・・お、おはよう、シンジ」


台所で朝食の用意にいそしむユイは、背後から思いもかけない声を受け、いつになく早起きのシンジに面食らった。
そのため、すぐに声が出なかったくらいだ。
しかも今日は、すでに着替えている・・・トレーニングウェアに。更には、長髪を後ろで一本に結んでいる。
何かが変だ。ユイの頬が、ヒクヒクと痙攣を起こす。


「きょ、今日は随分と早いじゃない?どうしたの?
それに、その恰好・・」


「自堕落な生活は、もうやめようと思ってね。
これから、ちょっとその辺、走ってくるよ」


「そ、そう」


シンジは、妙に気合いの入った顔でダイニングキッチンから出て行く。
ユイは、その後ろ姿に、息子の中の男を感じた。朝寝坊ばかりで、いつまでも子供だと思っていた息子が、いつの間にか
男を感じさせる程に成長していた。
親としてそれを嬉しく思う反面、寂しく感じもする。シンジが何を思い立ったか知らないが、原因は、息子が付き合う隣家
の少女に違いないのだから。


「綺麗になったアスカちゃんと何か関係が・・・
って、そう言うことか」


アスカが綺麗に痩せた経緯は、彼女の母キョウコから聞いている。詳しい事情まではキョウコもアスカから聞き出せない
ようだが、シンジ絡みである事は確からしい。
となれば、シンジの変化もアスカ絡みに違いない。
大方・・
綺麗になったアスカに男子生徒達の目の色が変わり、シンジが危機感を募らせたという、たわいのない事情とユイは察した。

きっかけは、何でもいい。
シンジが自発的に自分を変えようと努力する様は、ユイも望んでいた事。
これまでのシンジは、勉強ができて成績が優秀でも、自分に自信が持てず内向きにしか考えが及ばない内向的な人間
だった。
それをアスカが巧くサポートしてきたと言っていい。
でもそんな関係も、変化する時が来たようである。


「そうとなれば、私もサポートしてあげなくちゃね」


ユイはシンジのカロリーコントロールの為に、今日からの食事を厳格に管理する事を誓うのだった。





第壱中学・・


いつもと変わらない筈の日常。
つい最近、アスカの大変身という日常の再構築があったが、それは既に日常に溶け込んでいる。
ところが今日は、もう一つの再構築が必要となりそうだ。
その原因は・・


「ちょっと、あれ」


「アスカの隣にいるの・・・碇君?」


「うそ・・
ちょっと、ふっくらしてるけど、結構いけてるじゃない」


女子生徒達は、アスカと並び歩くシンジに驚きと憧憬の入り交じった視線を向けて、ヒソヒソと噂しあっている。

今日シンジは、ランニングの後シャワーを浴び、髪の毛をドライヤーで乾かして後ろに縛ったまま登校してきた。シンジは、
いつものようにざんばら頭でいいと思っていたのだが、アスカが強引に、これでいいと決めたのだ。
少々顔がふっくらしているものの、髪を上げたシンジは、結構見られる顔。女子生徒達の視線も集まろうというもの。
これで、もう少し痩せてすっきりすれば、シンジが美形として注目されるのは必至。

アスカも、そろそろシンジの改造?をしてみようかと目論んでいた。
シンジを女子生徒の目から外し続ける為には現状の方が都合良いのだが、自分が痩せてから、自分に邪な視線を向け
る男子生徒の急増が問題だった。
あのシンジと付き合うくらいなら、自分の方がマシなのではないかと考えているようだ。
しかしシンジの本性を晒し、劇的に格好良くすれば、彼らの多くは諦めるはず。

都合の良い事に、シンジ自身が突然やる気になって、今朝も早起きして家の近辺をランニングしたという。
その理由は後で聞くとして、自分からやる気になってくれたのは、良い傾向・・アスカが尻を叩く必要もない。


「やっぱり変かな・・
みんな、僕を見てヒソヒソ言ってるよ」


「全然、変じゃないわ。
アタシの感性を疑うの?」


「そ、そんな事ないよ」


アスカは、そう言うものの、シンジには自信がない。自分に視線を向ける女子生徒達の視線には、何か良くない物を感
じる。
朝のランニングでも何人かの人間と行き会ったが、全て面識のない他人。見られても、別にどうということはない。
だが学校は違う。


「言わせたいやつには、言わせておけばいいのよ。
さ、猫背にならないで、胸を張って堂々と歩く!」


自分を変えると決心したシンジだが、早くも挫けそうな気分だった。






放課後・・


「髪の毛、恰好良いじゃない。
明日への道、その一ってとこかしら?」


下駄箱でアスカを待つシンジに、同じく下駄箱に着いたマナが軽い調子で声をかけた。
実は、朝からシンジに話しかける機会を狙っていたのだが、今日はシンジの周りに人が多く、二人で話すチャンスがな
かった。
放課後になってやっとシンジの周りから人が離れ、アスカも担任に呼ばれたので、こうして話しかける事が可能となっ
たのだ。
人前で話しかけてもいいが、変な噂でも立てられてシンジが警戒するとまずい。
それに、アスカの目もある。今日の彼女は、いつにも増して警戒心が強く、ほとんどシンジの側を離れなかったのだから。


「お世辞は、やめてよ。霧島さん」


「お世辞なんかじゃないわ。
もっとも、わたしは前から碇君の素顔知ってたけどね」


「前から?」


「アスカには、負けるけどさ」


ここでマナは、シンジの懐に一歩踏み込んだ。
それでも、あくまでアスカを前面に押し出し、自分を殊更売り込まない。自分をアピールするのは、まだ早い。
今は、助言を与える友人・・・これでいい。
この辺の微妙なサジ加減に、マナは全神経を注ぐ。


「今日から、どこか変わったわね、碇君。
髪の毛だけじゃなくて・・
巧く言えないけど、今日の碇君、何か違う。ダイエットでも始めた?」


「今朝から、ランニング始めたんだ。
元がこれだから大した変わりはないと思うけど、とりあえず、努力はしてみようと思うんだよ」


「碇君なら、できるわよ。
応援してるわ、わたし」


「ありがとう、霧島さん。
僕に優しいこと言ってくれる女の子は、アスカ以外じゃ、霧島さんだけだよ」


「そんなこと言ってると、アスカに怒られるぞ。
じゃあね」


マナはシンジに軽く手を振って上履きから靴に履き替え、そこを出た。

自分をシンジの意識に刷り込む事には、成功したようだ。
作戦の順調な進みぶりに、マナの頬も自然と緩む。このまま順調にいけば、シンジの中で自分の存在がドンドン大きくな
るだろう。


「こんなに巧くいくなんて、恐いくらいだわ。
でも、まだまだよ」


マナは緩んだ頬を引き締めて、浮かれようとする心の内も引き締める。
まだ越えなければならないハードルは幾つもある。最大の障壁、アスカという存在もある。気を抜いてはいけないのだ。


「わたしは、やるわよ!」


何をやるかはよく分からないが、マナは気合いを入れまくって下校していった。

そんな彼女を、校舎内から見送る目が一対。
下駄箱でのシンジとのやり取りを覗き・・いや、監視していたアスカ嬢である。

アスカは、シンジがいきなり思い立った理由の裏に何かあると踏み、色々と推理した結果・・
マナがシンジに対して何らかの働きかけを行ったのではないかと結論を出し、マナを密かに監視していたのである。
自分の他にシンジへ関心を持っていた女はマナだけ。シンジを色々とサポートし、彼の信頼を得て、最後にシンジの心を
ゲットする作戦だとアスカは看破した。
そしてその推理は、先程の様子から間違いないとアスカは確信。
女の直感とは、恐ろしい物である。


「アタシに喧嘩吹っ掛けるなんて、いい度胸じゃない」


マナの敗北は、この時点で決定づけられたようだ。






アスカの監視の元にあるとは知らず、マナは次々とシンジに助言を与える。
髪の毛を切って短髪にしろと言ったり・・


『ほら、わたしの言った通り・・
こっちの方が似合うわ』


『何だか、恥ずかしいよ』


ラブレターを貰ったシンジに対処を指事したり・・


『一年の女の子から、手紙貰っちゃったんだけど』


『はっきりと断りなさい。
どうにでも受け取れる台詞は、トラブルの元よ』


買い物にも付き合ったりした。


『明日、アスカとデートなんだけど・・
何を着ていったらいいか、分からないんだ』


『しょうがないわね。
わたしが選んであげるわ』


僅か一ヶ月の間だが、この間シンジは、マナの意図したように変身を遂げていた。
ユイのカロリーコントロールと適度な運動のおかげでシンジの体から無駄な肉が削げ落ちていき、シンジの顔は、美形と
評されるまでに変化していたのである。
それと共に幾らか自信も付いたようで、人から逃げているような以前の態度は消え失せていた。

マナは、それが全て自分の後押しに依るものと信じている。
そして、シンジが自分に感謝している事も・・

今日この日、マナは最後の詰めとして、シンジに思いを打ち明ける。
絶対の自信があるのだ。


「そろそろ、いい頃合いね。
近頃、アスカとうまくいってないって噂も立ってるし、碇君の心は、わたしが掴んだのも同じよ。
霧島マナ、行きます!」




で、その結果はというと・・・


「・・・ごめん。
霧島さんは、良い友達だよ。でも、それ以上に見る事はできない。
僕には、アスカがいるから」


見事に撃沈。

すっかり格好良くなったシンジは、その整った顔を哀しみに曇らせて謝罪の言葉を並べた。夕日の見える校舎裏という
シチュエーションにも拘った告白大作戦は、完全な敗北に終わった。
しかし納得いかないマナは、シンジに食い下がる。


「アスカとは、うまくいってないんじゃ・・」


「誰よ、そんないい加減な噂流してんの」


「ア、アスカ!」


マナの後ろから突然姿を現したアスカは、マナの横を通り過ぎると、シンジの片腕を抱えて彼に寄り添う。
そこに、不和を噂されるカップルの姿はない。


「シンジとは、前以上に親密になってるわ。
学校であんまりいちゃつくと生徒指導が煩いから、家で仲良くしてるんだもんね。
アタシ、もう女よ」


「アスカ、人に言う事じゃないよ」


「いいじゃない、事実なんだし。
シンジを狙って色々と動いてたようだけど、アンタの努力は無駄だったってわけ。アンタのやってたことは、事細かに
シンジから聞いてたのよ。
本当なら、シンジに手を出そうとしたアンタにビンタの一発も喰らわせたいけど、シンジを上手く変身させてくれたから、
それで帳消しにしてあげるわ」


「・・・・」


自分は、アスカの掌で踊らされていただけ。
全てがアスカの監視の元にあったと知ったマナは、あまりの事態に声も出ない。
考えてみれば、シンジが自分との事をアスカに言わないわけがないのだ。シンジは真面目な少年だし律儀なので、
自分と話した事を全てアスカに報告しただろう。変に疑われないためにも、それが当然とも言える。
ひょっとして、ベッドの上で話したかも・・いや、間違いなくそうしただろう。

きっとアスカは、事の後でシンジの耳元に上気した甘い声で囁いたのだ。


『いい人ね、霧島さんて。そういった
友達は、大切にしないといけないわ。
アタシも感謝しなきゃ』


刷り込みは、文字通り体を張ったアスカの圧勝であったようだ。






数日後・・


理由もなく何日も学校を休み、携帯にも家の電話にも出ないマナを心配したマユミは、学校を早退してマナの自宅を
訪ねた。
訪ねてみると、家にはマナしかいない。
しかし当人は病気というわけでもなく、自分の部屋でテレビゲームに没頭していた。

呆れとも怒りともつかない感情に高ぶったマユミは、ゲームを強制的に止めさせてマナに詰め寄る。
そして事情を聞いたマユミは、かけていた眼鏡がずり落ちそうなほどに体全体の力が抜けた。


「たかがふられたくらいで何よ。
わたしなんか無視よ、無視」


「只ふられただけならいいけど、恋敵の掌でいい気になってたなんて、自分が惨めだわ。
それに、碇君も碇君よ。あれだけ気にかけてあげたのに、アスカの体に籠絡されるなんて・・
男って、やらせてくれる女なら誰でもいっていうの?信じられない」


「碇君とアスカは、そんな単純な関係じゃないと思うけど」


「もういいわ、碇君なんて・・
マユミ!わたしにはもう、あなたしかいないわ!」


「マ、マナ!冷静になりましょ・・・ね?
頼むから冷静になって!目が恐いわ!!」


「マユミ〜〜〜!!」


「きゃ〜!ちょ、ちょっとマナ、どこ触ってるのよ!
やめて〜〜〜!」


この二人の関係が友人の一線を越えたのかどうか・・
それは、誰も知らない。

ただ、翌日は二人揃って学校を休んだということだ。


でらさんから「メタモルフォーゼ」の続きをいただきました。

変化球で攻めるマナ。なかなか知略を駆使しますなぁ……と思いましたが……。
アスカにはかないませんでしたか。
結局、シンジは格好良くなってアスカのもとに〜(良い展開ですね。

最後のマナとマユミが妙な味を出していていいですね(笑)

素晴らしいお話でした。読み終えた後にぜひでらさんへの感想メールをお願いします。