「シンジまた後でね、レイちゃんと授業受けるのよ?」
「うん、またね」
「ええ、わかったわ」
夏休みも終わり秋空が広がる日。朝、アスカは一緒に登校してきたシンジとレイと別れると自分の教室へと入る。
中に入ると、どうもいつもの雰囲気とは違い女子が浮ついている。
「おはよう。どうしたの朝から?」
「あ、おはよう惣流さん。今日ね転校生が来るんだって!」
「へ~また変な時期に転校してくるものね」
「噂で聞いた話だと超がつくほどのイケメンなんだって!」
「ふ~ん」
アスカは実に興味なさそうな返答をする。
「惣流さん興味なさそうね。ああ、碇君がいるから関係ないか」
「元々他の男に興味なんかないわよ」
アスカがそういうと話しかけた友人も興味を無くしたのかアスカの元を離れて別の友人の元へと転校生の話題の続きをする。アスカは友人たちを見て物思いにふける。
(シンジがいなかったらアタシもあんな感じになっていたのかしら?そう思うと寒気がするわね)

「それでは転校生を紹介する。入ってきなさい」
ホームルームで転校生の紹介がされ、話題の転校生が教室の中へと入る。女子からはまるで追っかけをしているアイドルが目の前に現れたかのように黄色い声が教室内だけでなく学校中に響いた。
(どれ、少しだけ顔を拝むとしますか)
ほんの少しだけ興味が沸いたアスカは視線を前へと移し・・・思わず絶句する。
全身の血の気が引くとはまさにこのことだろう。
面識などない。しかし話を聞いた容姿とその青年は同じだった。
シンジのことを好きだと言った少年。シンジに殺された使徒。シンジの心を壊した最後の使者。
その人は その使者は 
人の心を溶かすような笑みを浮かべてそこに立っていた。



「初めまして、渚カヲルです。よろしくお願いします」




余計なシ者





「シンジ!」
休み時間、アスカはシンジの教室に駆け込んだ。シンジはアスカの尋常ではない雰囲気に一抹の不安を感じる。その表情は心なしか青い。
「どうしたの?アスカ」
「アイツが・・・来たわ」
「アイツ?」
「アンタの心を壊した使徒が・・・転校生として・・・」
ハッとするシンジ。足が震えそうになるのを感じ思わずその右手を強く握りしめた。ふとシンジが視線をアスカの後ろに向けると彼が近づいてくるのが目に入った。
初めて会った時のように心を溶かすような笑みを浮かべながら・・・・
歌を口ずさみながら・・・・・


「ウィンナーウィンナー♪カ~ヲちゃんのウィンナ~♪」
「愛しいシンジ君にホラホラアソコ~♪あったかいからホラ触ってごらん~♪」
「するとアレ~が アソコのアレが♪」
「だんだん大きくなって♪」

「倍!」

「倍!!」

「倍!!!」


「ぶべらっ!」
シンジはとりあえずカヲルを殴った。

「うわ~渾身のストレートね」
カヲルはゆっくりと体を起こすと立ち上がる。
「い、いきなり殴るなんてひどいねシンジ君」

「殴るよ!」

「そりゃ殴るよ!」

「ガンジーが助走をつけて殴るレベルだよ!」

「前歯全部折ってもいいじゃないかな?って真剣に思ったくらいだよ!」

「そ、そんなに!?」
「そりゃそうだよ!烏賊した怪作のホウム始まって以来の最低な登場の仕方だよ!」
「何事もインパクトは大事だよ。シンジ君」
「ありすぎだよ!少年が神話になる前に使徒がレジェンド作ってどうするのさ!ありえないよ!」
「ありえない?いやいや、アリ○ールでしょ」
「どこの回し者だよ!」
興奮するシンジにアスカが割って入った。
「お、落ち着きなさいよシンジ。フィフスよね?アンタの話はシンジから全て聞いたわ。アタシの弐号機を勝手に動かしてシンジの心を壊したアンタを殴りつけたい気持ちはあるけど、シンジがやってくれたからチャラにしてあげるわ」
「それはそれは、寛大な処置に感謝するよ」
「ところで、アンタ今更何をしに来たの?まさか、またシンジを追い詰めようと企んでるわけ?」
アスカの目に殺気が宿る。それは久しく見ていない戦闘態勢のアスカだ。
「まさか!僕はそんなつもりはないよ。僕はただ、シンジ君に会いに来たのさ」
カヲルは両手を振って敵意がないことをアピールしている。
「カヲル君・・・」
カヲルは周りを見渡した。さっきの騒動で随分と彼らの周りに人だかりができている。
「随分と人が集まってしまったね。シンジ君、また後で一緒に話をしようか。落ち着いた場所で」
「いや、半分以上はカヲル君のせいなんだけどね」
カヲルは踵を返すと教室へと戻っていった。カヲルの姿が見えなくなった後、シンジは冷や汗をかき、体はガタガタと震えはじめた。それはアスカが支えないと立っていられないほどだ。
「シンジ・・・大丈夫?」
アスカがシンジの顔を覗くと明らかに青ざめていた。騒ぎを聞きつけたレイとトウジが駆け寄ってくる。
「お兄ちゃん、アスカ・・・どうしたの?」
「どないしたんやシンジ」
「フィフスが・・・来たのよ・・・」
「そう・・・」
「ふぃふす?なんやそれ・・・」
トウジはわけがわからないという顔を浮かべ、レイの表情は微妙に緊張しているようだ。4人はカヲルが歩いて行った廊下をただ眺めることしかできなかった。


昼休み、シンジ、アスカ、レイ、カヲルの4人は屋上にいた。カヲルは実に嬉しそうに微笑んでいる。3人は緊張した顔をしている。
アスカが先陣をきる。
「もう一度聞くわ。アンタ、何しに来たの?」
カヲルは笑みを浮かべながら答えた。
「さっき言った通りだよ。僕はシンジ君に会いに来たのさ。シンジ君の近くにいれれば僕は幸せだからね」
「フィフス、あなたは使徒なの?」
レイも続く。
「綾波レイ、君ならわかるだろ?あの時シンジ君は他の人と共にいる世界を望んだ。その時にシンジ君は僕らも人として生きるチャンスをくれたのさ。僕はもう使徒じゃなく人間だよ。ATフィールドを張ることもできないし空を飛ぶこともできない」
カヲルはシンジをまっすぐ見つめる。シンジは思わず顔を背けた。
「シンジ君、君は・・・僕になにか聞きたいことがあるんじゃないのかい?」
それはまるで親が子供に話しかけるように優しい口調だった。しかしシンジは怯えたように震えた。そしてゆっくりと顔を上げる。
「カヲル君は・・・僕のこと、恨んでないの?」
それはずっとシンジが聞きたかったことだ。
「恨む?どうしてだい?」
「だって!僕はカヲル君を殺したじゃないか!」
「あの時は仕方がなかったのさ。ああするしか方法がなかった。いや、他の選択肢というものもあったはずなのに、僕はあんなことしか思いつくことができなかった。でも、それは間違いだった。謝るのは寧ろ僕のほうさ。悪かったね。シンジ君に辛い思いをさせた」
「でも・・・でも!僕は!僕は自分が今でも許せないんだ!カヲル君を殺した自分が許せないんだ!」
それはアスカだけが知るシンジの独白。アスカはそっとシンジの手を握る。カヲルは微笑んだままだ。
「ふふ・・・シンジ君、君は本当に硝子のように繊細な心を持っているね。でも、その中心には惣流さんがいてシンジ君を支えている。君たちは二人でひとつだ。好意に値するよ」
「カヲル君・・・」
シンジは思わず顔を赤くする。
「ムッ・・・」
「いででで!!!アスカ!つねらないでよ!」
「ふん!」
嫉妬からなのかアスカは思い切りシンジのお尻をつねる。アスカは髪をかき上げるとカヲルに向かい合った。
「アンタに好きなんて言われても嬉しくもないわ。アタシのことを好きと言っていいのはシンジだけで十分よ。シンジは頭の先からつま先までぜ~~~~~~~~んぶアタシのものだからね。髪の毛一本譲らないわ」
「わかってるよ惣流さん。でも、確かに僕は君にも好意を持っている。そこは疑わないで欲しいな。」
「アンタからの好意を受け取る気はないわ。シンジの顔を立てて疑わないようにしてあげるけど」
「それでこそ惣流さんだよ。そして・・・」
カヲルはレイと向き合う。同じ使徒と人とのキメラだった二人だからこそどこか繋がるものがあると二人は感じる。
「久しぶりだね。いや、初めましてかな?人として会うのは」
「ええ、そして私たちはお兄ちゃんのおかげで生き残ることが許された」
「そうだね、同じ者同士仲良くやっていこう」
カヲルが手を差し出すとレイは握手をした。カヲルはレイの行動に意外そうな顔を浮かべる。
「君は・・・あの頃より随分と人間らしくなったね。羨ましいよ」
「お兄ちゃんとアスカのおかげ。いえ、ヒカリさんや鈴原君、相田君やネルフのみんなのおかげでもあるわ」
「そうか、ネルフもだいぶ変わったんだね。僕も変われるかな?」
「ええ、あなたも変われるはず。まずはホモからノンケに変わることね」
「僕にとってホモとノンケは等価値なんだ」
「いやいやいや、同じ価値観で語られても・・・」
シンジのツッコミを華麗にスルーし、カヲルは改めてレイを見る。以前のレイと比べたら随分と表情が柔らかくなっていることにカヲルは気づいた。
「レイ君は本当に変わったんだね。ここにいれば僕は変わっていける。そんな気がするよ」
「大丈夫だよカヲル君。みんないるから変わっていけるさ」
「優しいねシンジ君は・・・いや、君がみんなを優しい人に変えたんだ」
カヲルはアスカ、レイに視線で同意を求める。二人は頷いた。
「これから僕もネルフのお世話になることになったよ。一応エヴァとシンクロはできるし元チルドレンだからね。よろしく頼むよ」



学校が終わるとカヲルはネルフを訪れた。
彼の前にはミサトとリツコが厳しい目で立っている。
「渚カヲル君、話は聞いたわ。今のあなたは人間、そう解釈していいのね?」
「ええ、今の僕にはなんの力もない。せいぜいエヴァとシンクロできる程度です」
「わかったわ。渚カヲル、あなたをフィフスチルドレンとして再登録します。最低週に2日の程度の訓練と月に一度シンクロテストに参加してもらいます。いいわね?」
「わかりました。葛城さん」
「それじゃ、まずは検査をしたいから私についてきて」
リツコはそういうとカヲルを連れて部屋を出ていこうとする。カヲルとミサトがすれ違った時、ミサトはまっすぐ顔を向けたまま背中で話しかける。
「いい?渚君。シンジ君の顔を立ててあなたのことを信用してあげる。でも、あの子達に何かしたら・・・そのときは迷わずあなたを殺すわ」
「わかってますよ」


「なんやて!?ほな、あの優男みたいな奴は使徒やったんか!?」
「うん」
ネルフの休憩室でシンジとトウジが話をしている。
シンジの話をトウジは信じられないという顔で聞いた。
「センセ、ホンマに大丈夫なんか?なんやったらワシが・・・」
「大丈夫だよ。カヲル君はもう使徒じゃない。人間になったんだ。だから警戒することはないよ」
「センセがそういうなら、ワシからはなんも言うことはないな」
そういうとトウジは立ち上がる。
「ほな、ワシ行くで。これから勉強を教えてもらわなあかんからな」
「医者になるんだろ?トウジ、頑張ってね」
「おう!猛勉強して医者になったるわ!」
シンジは笑ってトウジを見送った。
トウジはフォースチルドレンとしてネルフに在籍しており、訓練とシンクロテストの傍らネルフ職員に勉強を教わっている。前の経験から医者になりたいと言い始め勉強に力を入れ始めているのだ。その甲斐あってかトウジの成績は学年でも中の上に入るほど成績が上がった。近いうちに上位にいるシンジの成績にも追いつくであろう。その影にはヒカリの支えがあったからこそだ。
近い将来、トウジとヒカリも自分たちと同じようになるのではとシンジは思った。そしてその思いは現実の物となるが、それは別の話である。


翌日、学校が終わったチルドレン達はネルフへと向かった。カヲルの紹介をするためだ。カヲルの前にはシンジ、アスカ、レイ、トウジが並んで立っている。
「またネルフにお世話になるよ」
カヲルはニコニコしながら挨拶をする。トウジが一歩前に出た。
「ワシと顔を合わせるのは初めてやな。ワシは鈴原トウジ、フォースチルドレンや。センセから話は全部聞いたで。よろしく頼むわ。トウジでええで」
「うん、君のことはシンジ君から聞いているよ。僕もカヲルでいいからね。トウジ君」
自己紹介が終わるとミサトが前に出る。
「それでは早速シンクロテストを行います。各自エントリープラグに乗り込んで、新しいプラグスーツを用意してあるからそれを着て頂戴。新型のプラグスーツの実験もかねたテストだからちょーっち時間がかかるけどごめんなさいね」

更衣室には新しいプラグスーツが用意されていた。シンジ、トウジ、カヲルの男子には黒いプラグスーツが、アスカには赤のスーツ、レイには白のスーツが用意されている。
「ちょっと!これ透けすぎじゃない!?」
「さすがに、これを着てお兄ちゃんたちの前に出るのは恥ずかしいわ」
重要な部分は隠れてはいるが、腰回りの部分は中が透けて見えている。インターフェイスも以前のものより大型だ。5人はプラグスーツに着替えると各プラグに乗り込んでいった。
その様子をリツコ、ミサトは注意深く見ている。
「マヤちゃん、5人のシンクロ率はどう?」
「はい、シンジ君が89%、アスカが79%、レイが35%、鈴原君も38%、渚君が43%です。ハーモニクスの誤差はほとんどありません」
「シンちゃん相変わらずすごいのね。アスカは変わらず、鈴原君は少しずつではあるけど上げてきているわね。渚君も大したものね。でも、レイが下がっちゃったじゃない」
ミサトが少しだけ心配そうに言う。
「そうね、でもこれは想定内の範囲よ」
「リツコ、前から思っていたけどなんでシンちゃんとアスカ、鈴原君とレイでこんなにも差があるの?」
リツコは少しだけ考える素振りを見せると言った。
「簡単に言えばシンジ君とアスカはエヴァに心を開いているのよ。鈴原君はエヴァというものを理解していないからというものもあるわ。それよりもすごいのはシンジ君とアスカよ。あれだけの経験をしておきながら彼らはエヴァのことを理解し、そして受け入れているのよ」
「じゃあシンジ君とアスカとの差は?」
「それは弐号機と量産機との違いね。同じエヴァでもどこか違うという感覚で踏み込めない所があるというのはどうかしら?」
ミサトは納得したようにリツコを見る。そしてその目はすぐに鋭いものに変わった。
「じゃあ、渚君は?」
「正直わからないわ。仮説なら立つけど・・・」
「それでもいいわ」
「彼はエヴァを理解している。でも、心までは受け入れきれない・・・あのときは自分のダミーが入っていて、それがシンジ君の心を壊したから・・・そんなところかしら?彼はシンジ君のことが大好きだから。でも・・・」
「味方とは言えないか・・・しばらくは様子見ね。それより、レイはどうなのよ?」
「レイが下がったのはアスカとシンジ君のおかげで急激に自我に目覚めたからよ。量産型エヴァの心は生まれたての赤ん坊と同じ、心を開いて受け入れればエヴァは応えてくれるわ。レイは今ひとりの“碇レイ”になろうとしている最中なのよ。まだ母性とかそういうものに目覚めきれてないのよ。だから下がってもそれは想定内よ」
「そういえば・・・新しいプラグスーツ着たときにレイが恥ずかしがっていたってアスカが言っていたわ。いい傾向ね」
「ええ、少しずつ女性として成長しているのよ。これから同性と異性の違いに目覚めるから・・・楽しいわねこういうの、なんか自分の娘の成長を見ているようだわ」
「あら?もうすぐリツコもお母さんになるんでしょ?副司令から聞いたわよ。ご懐妊おめでとう」
「ありがとう。これからブラックコーヒーと煙草とはしばらくお別れね」
そう言ってリツコは優しくお腹を撫でた。ミサトは随分と変わってしまった親友を見て優しく微笑んだ。
ミサトはマイクを握るとチルドレン達に話しかける。
「みんなお疲れ様、もう少しデータを取りたいから20分間の休憩の後でもう一度シンクロテストをやるわ。シャワーはまだ浴びないでね」



その後もシンクロテストを使った実験は何度も続いた。終わった頃はすでに夜の9時過ぎだった。
実験を終えたチルドレン達はネルフの食堂で遅い夕食を食べていた。
「まったく!リツコもリツコよ!な~~~んでこんな遅くまでテストしなきゃいけないのよ!」
「仕方ないわ。実験だもの」
「ま、そんなん言うてもしゃーないやろ」
「今日は詰め込んだからね」
「流石に疲れたよ。早く家に帰って寝たい気分だね」
4人が食後の談笑をしていると、トウジはお茶を一気に飲み干し鞄を持つと早々に帰り支度を始める。家では妹のサクラがいるためこれ以上残るわけにもいかなかった。
「サクラが家で待っとるから帰るわ。またな」
「うん、トウジお疲れ」
「あ、僕はトイレに行きたいから途中まで一緒に行くよ」
そういうとカヲルも席を立つ。
「おお、すまんのぉカヲル」
「鈴原君、また学校で」
「ヒカリが心配してるから電話するのよ~」
「やかましいわ!」
トウジとカヲルが食堂を出た後、シンジはその場で大きく伸びをした。
「う~~~~~ん、しかし今日は疲れたな~~」
「そうね、ねえアスカ。今日はネルフの浴場で一緒にお風呂入らない?」
「う~ん、ここの浴場広々としてるからたまにはいいわね。シンジもお風呂入ってから帰るでしょ?」
「そうだな、そうしようかな?」
シンジ達は浴場に向かうために席を立つ。3人は浴場に向かって廊下を歩きだした。
「シンジ~ここに混浴があったら一緒に入れるのにね~❤」
「なっ!バカなこと言うなよ!入れるわけないだろ!?」
「アスカ、私も乱入するけどいいの?」
「なっ!レイはダメよ!夫婦水入らずの時間を邪魔しないで!」
「冗談よ。今はお兄ちゃんの前でも裸になる度胸はないもの。一度見られてるけど」
「・・・・シ~ン~ジ~詳しく聞かせてもらおうかしら?」
「待ってよ!昔のことじゃないか!綾波もさりげなく爆弾投げないでよ!」
アスカはシンジの胸ぐらを掴み、シンジは大慌てで弁明し、レイはクスクスと猫のように笑いながらその様子を見ながら廊下を歩いている。

「シンジく~~~~~ん!!!」
もう少しで浴場というところで彼らが来た廊下から余計なシ者が音速を超えた初号機のように走りながら向かってくる。
「シンジ君!お風呂に入るんだね!?久しぶりに僕と一緒にお風呂に入ろうじゃないか!着替えがないからシンジきゅんの服を借りるよ!シンジきゅんチ○チ○!見せて!○ン○ン!!!」


「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」


グシャ



「あ、潰された」



あとがき
色々とごめんなさい(泣)

これまではレイのキャラが立っていたと思うんですが、カヲルのインパクトに今迄の三話が全て持っていかれたような……。

潰されちゃいましたけど。

次回、復活なるか?

続きも愉しみですね。

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