「本当にいいんだな、シンジ君」
「はい‥‥自分で後悔のないようにする‥‥僕はそう決心しましたから」
「そうか‥‥強くなったな、シンジ君」
黒髪の少年の表情にはそれまで見たこともない意思の発露が見て取れ、その男‥‥『加持リョウジ』は自分の『弟子』である少年のセイ長ぶりを誇らしく思った。
「いよいよ彼女がここに運ばれてくる。‥‥司令も全て承認している。うまくやるんだぞ、シンジ君」
written by 壊作
(‥‥ん‥‥アレ?、ここは‥‥)
霧島マナはゆっくり目を開いた。
意識が復帰して彼女の瞳の焦点が周囲の光景にあうと、状況が見て取れるようになる。
そこは白いタイル張りの一室だった。なぜ自分がこのような場所にいるか判然としないマナは、眉をしかめて自分の記憶を思い出そうとする。
(確か、ムサシと出会ってそのあと‥‥ファーストフードのお店で食事して‥‥
ムサシと別れて家に帰ろうとしたら‥‥突然‥‥
突然黒服の男たちに囲まれて‥‥そのあと、なんにも覚えてない‥)
起き上がろうとしたマナは、両腕が後ろで縛られていることに気付いた。
「な!」
「ちょっと!誰かいないのお!私をどうする気なの!」
「霧島さん」
聞き覚えのある声がマナの名前を呼んだ。
マナが首を持ち上げて声のした方を見ると、そこには黒髪の少年の姿があった。
「シンジ」
マナは安堵のため息をついた。
碇シンジ。
マナの一番好きな男の子。
最初は任務だった。だがマナはいつか本気で彼のことを愛しはじめていた。
戦自での軍隊生活。少女らしいことはなにひとつ許せなかった日々。
ロボット兵器のエースパイロットとなることに全てをかけた思春期。
そして屈辱の挫折。
戦自から離れることも許されず、スパイになれと言われた時の思い。
‥‥そして、エリートという言葉とは程遠いシンジとの出会い。
‥‥最初は『かわいいヤツ』ぐらいにしか思っていなかった。それが目標としてシンジを研究しそしてシンジのことをずっと考え続けているうちに、だんだんシンジが心の中で大きなウェイトを占めていることに気付いた、いや気付かされた。
「シ、シンジ?ねぇ?コレ、ほどいてお願い」
マナはとっておきの笑み(戦略自衛隊諜報部:第一種友愛感情誘引表情)を浮かべてシンジに懇願した。
「‥‥だよ」
シンジはうつむきながらボソリと答えた。その声は小さすぎてマナの耳には届かなかった。
「え?なんていったの?シンジ」
「駄目だよ」
今度ははっきり聞こえる声でシンジはマナに告げた。
「な、何で!?」
「『何で』だって?君は自分の立場をもっとわきまえるべきだと思うな。霧島マナ君」
シンジとは別の太い男の声がした。
シンジの後ろから、照明のあたらない影になった場所から進みでた無精髭の男。マナはその男の顔を知っていた。
ネルフ特殊監査部所属一尉。加持リョウジ。
「君は戦略自衛隊のスパイとして、ネルフの機密を探るためにシンジ君に接近してきた。それを考えたら当然のことじゃないのかな」
「霧島さんは裏切ったんだ!僕の気持ちを裏切ったんだ!」
「そんな‥‥違う、違うわ‥‥シンジのことは本当に好き。最初は任務だったけど、」
「じゃあ、‥‥
じゃあ、霧島さんは僕のために‥‥シてくれる?」
「え?」
マナは自分の眼を疑った。
シンジが自分の目の前でベルトを外し、ズボンとブリーフを降ろしたのだった。
(!?)
シンジのモノは大きかった。
それはかつて戦自で上官から受けた‥‥受けそうになった出来事の記憶をマナに思い出させた。
戦自のロボット計画。乗り手のことを考慮にいれないマシン。それは戦自の技術的限界でもあった。うまくいかない計画へのストレスは、そこにいる最も弱い者達、つまりマナ、ムサシ、ケイタ達3人の子供達に向けられたのだった。
マナが『少女』であり『女になりつつある子供』である以上‥‥その暴力はなかば必然的に性的な形をとるのが当然といえば当然だった。
ある日、マナが知り合いの女性上官(!)に呼び出されて普段使われていない倉庫にやってきたときのことだった。
そこには上官はおらず、数人の男の上官がいた。
危険を感じたマナが逃げ出そうとしたところを男達はよってたかって押さえつけた。
「こ‥‥こいつをしゃぶりな」
そういって男の一人はマナの頭に拳銃を突きつけた。
「お前一人死んでも‥‥『事故』ってことで処理する手順は済ンでるんだ。だから殺されないだろうなんて思うんじゃないぞ」
もう一人が軍用ナイフをマナの顔に押し当てた。
「噛みついたら容赦なくお前の顔を切り刻むからな。考えて見ろ、コレは今日だけのことだが、傷跡はずっと、戦自を退役したあとも残るんだからな‥‥」
マナはおずおずと、その男のものに手を伸ばし、口に含んだ。男のモノなど、それまで触るどころか近くで目にすることもなかったのに。
「そこじゃない。もっと裏側も舐めるんだ‥。‥う‥‥そうだいいぞ‥‥」 こうしてファーストキスも経験していなかったマナは口で男を慰める方法を教え込まれたのだった。
「むむ?むぐっ!」
興奮した男達によって下着を剥ぎとられ、秘所を指と舌でこね回されて
「う‥‥いいゼ、ナニに響きやがる!」
男はマナの口の中に大量の白濁液を噴射したのだった‥‥
「嫌ぁッ!やめてえぇ!乱暴にしないでぇ!」
戦自での悲惨な体験を思い出させられたマナは、涙を流しながら叫んだ。
あのあと、純潔を散らされる寸前に事態を察知した基地主任らに現場を踏み込まれ、幸運にもマナは最悪の事態だけは避けられた。
事件はうやむやのうちに処理された。「先進国」であり「セカンドインパクト後の大国」である日本の防衛を担う戦略自衛隊に未遂とは言えレイプ事件などあってはならないかったのだ。
だがやがて噂はひろまり、そしてそれが「‥‥寸前で最悪の事態は免れた」から「最悪の事態を経験した」へとかわっていた。ついにはマナの名が外部の工作員‥‥例えば加持のような男‥‥の耳にまで達した。
エスカレートする噂に心を傷つけられながらも耐えるマナに戦自上層部はさらなる酷い仕打ちをした。噂に対して噂のもとであるマナを「内臓を損傷した」という理由でロボット兵器のパイロットから外し、諜報部へ左遷したのだった。
シンジの突然の行為はマナにその全てを思い出させてしまった。
「マナ君、そんなにシンジが嫌なら、ネルフ諜報部を相手にするかい?」
加持がそのトレードマークの男臭い笑みを向けながらマナに告げた。ふつうの状況なら格好良く決まって頼もしく見えるその笑みは、まるで悪魔の微笑みのようにマナの眼には映った。
「え‥‥?」
「若くて精気が余っていていつも命懸けでネルフの汚い仕事に関わっているせいで欲求不満になっている連中だ‥‥今手があいている者でも30人くらいはいるだろう。シンジ君の代わりにその連中を相手にするかい?」
あくまで笑みをくずすことなく、加持は恐ろしげに響く台詞を言い切った。
「そ‥‥そんな‥‥」
「入れ替わり、立ち替わり、少なくとも三日三晩は犯される続けるだろうね。君のヴァギナはガバガバになってもう使いものにならなくなるだろうね。君はそんな目に会いたいのかな」
「い‥‥嫌です。だいたい何でそんなことを‥‥」
加持のおどけてはいるが容赦のない台詞に、マナは怯えた。
「ネルフを探りに来る連中への見せしめ‥‥というべきかな」
「犯され、前と後ろに太いペニスをくわえさせられ、精液まみれになっている君の写真をネルフ関係の資料の比較的探りやすいところに置いておけば、スパイへの抑止効果も狙えるってわけさ」
「ネルフの『裏』ページをつくってそこに公開してもいいかもしれないな。全世界の助平な男達が君の写真を見ながら自分を慰めたりするのさ」
悪魔宇宙怪獣あるいは使徒、を見る目つきで加持を凝視するマナを横目に、加持はあくまで愉し気に『解説』を続けた。
「こんなことをしたら、君は恥ずかしくて戦略自衛隊には戻れないねえ。上官や同僚からいやらしい目つきで見られ、また汚されるかもしれないね。そうすれば君は機密情報を戦自に渡すことも出来なくなるし、ネルフにとって悪い話じゃないんだな、これが」
「や‥‥い・や・です‥‥それだけは‥‥やめて‥‥」
マナの過去の傷を効果的にえぐる加持の口撃に、マナは追い詰められていった。
「なら、君はどうすればいいかわかっている筈だ」
マナは助けを求めるような視線をシンジに向けた。
「さあ、くわえて‥‥霧島さん‥‥」
シンジからの助けは来なかった。
マナは覚悟を決めた。
泣くのは、心の中だけでいい‥‥。
マナは目の前に突きつけられたものを夢中でほおばった。自分の今おかれている状況、それを考えないようにただひたすら口で愛撫することに集中していた。
戦自の時よりはマシ、今は好きなコに喜んでもらうためにしているのだモノ。マナはそう思い、それ以外のことは頭に浮かばないように念じていた。
一方、シンジは自分の中に何か奇妙なものが込み上げてくるのを感じていた。
自分の一部をとびっきりの美少女が口にくわえて奉仕しているのだ。彼女はそれを拒むことができないのだ。それは今までのシンジの人生では考えられない経験だった。
「ん‥‥いいよ
霧島さんっ‥‥て結構しゃぶるのがうまいんだ‥‥」
意外そうなシンジの台詞だった。
涙目になってマナはシンジに抗議した。
「ほ、ほひゅあほほ、はふぃっ!」
そんなこと、ないっ!
「ああ、歯を立てちゃ駄目だよっ、マナっ」
マナの舌はシンジには想像も出来ないほど巧みに踊り、シンジの性感を引き出していく。
すっと加持がマナの後ろ側に忍び寄ると、ミニスカートを捲り上げパンティに手をやり、一気に膝までひきずりおろした。
「!?‥‥加持さん!」
反射的にマナは愛撫していた口からシンジの一部を放して加持へ抗議の叫びをあげる。
マナの白い尻を露出した加持は、指をマナの性器へと誘導していった。
「駄目だよ!霧島さん!ちゃんと口にくわえて!」
シンジはマナの頭を掴むと、自分のモノを口の中に突っ込む。マナは、やめて、と加持に言うこともならずただしゃぶりつづける。そしてマナの背後では加持がマナの陰部を指で弄りはじめていた。
加持の巧みな指使いで、マナは自分の部分がしだいに湿っていくのを感じて顔を赤らめた。戦自の男達とは比べ物にならない巧みなテクニックだった。
尾てい骨のあたりからわき上がって体の筋をつたっていく快感に、ついマナの口の動きがおろそかになる。
突然加持の手がマナの敏感な部分をつまんだ。
「アッ!」
「アソコが気持ちいいからといって、口での愛撫をおろそかにするんじゃないぞ。‥‥ネルフ諜報部に輪姦されたいかい?」
輪姦の言葉でマナは震え上がり、シンジのものをしゃぶるのに集中しだした。
だがそれは加持の巧みな愛撫のもたらす快感の所為でしばしば中断しそうになる。
そうすると加持(とシンジ)の叱咤が飛び、マナは再び口に意識を集中させようとする。
しばらくそうしたことを続けていただろうか、かなり焦らされていたシンジも漸く最初の頂点に達した。
「う‥‥ああ!マナ!」
シンジは遂にマナの口の中でイった。
青臭い液の味がマナの口いっぱいに拡がっていく。
マナはシンジのものを吐き出そうとしたが、シンジがしっかりとマナの頭を押さえているためどうすることもできない。
結局シンジが最後の一滴まで放出しきるまで口に銜えさせられていた。
「ねぇ‥‥吐いたりしないでよ‥‥」
吐き出そうとしたマナは、意外な台詞に驚いて顔をあげた。マナの知るシンジからは予想もできない内容であったことも確かだが、それより口調がまるで泣き出す前の子どものように頼り無い響きをただよわせているのが異常だった。そしてシンジと目があった。
その目は何かを訴えかける小動物のような目だった。
保護欲(そしてある者には嗜虐欲)と母性本能を刺激するような、ひよわさを強調しているような目つき。
吐くの?僕のが嫌いなの?
「吐くの?マナにとって僕のは汚いものなの?そんなのないよ!」
このひとの出したものを飲み込まなければいけない‥‥。
マナは、自分のほうがシンジにひどいことをしているような気分になってしまった。
そして自分はこの少年のためにどんなことでもしてあげるべきだ‥‥そんな衝動すら感じはじめていた。
ごくりとマナはシンジの樹液を飲み込んだ。
「これで‥‥信じてくれた‥‥シンジ?」
「駄目だな」
加持の台詞が断定するように響いた。
「どうしてですか?加持さん」
「よく考えてみるんだ、シンジ君。君のマナは戦自の諜報部に所属しているんだ。男を喜ばすテクは当然身につけたことだろう‥‥むしろ今のフェラの上手さはマナへの疑惑を増したことになる」
「ひょっとしたら処女かどうか検査する必要があるかもしれないな」
「そんな!」
確かに諜報部では『女の武器を使え』とは言われていた。だがマナの場合、14歳という年齢と対象の性質から、『そういうこと』までする必要はないと考えられていた。
「加持さん‥‥僕はどうしたらいいんですか」
「シンジ君、俺は君には何も言わん。自分で考え、自分で決めるんだ。君がマナを抱いて彼女の破瓜を自分で確かめても良し。ネルフ諜報部に引き渡して彼女が処女の反応をしめしたかどうかを後で聞くのも良しだ‥‥だがシンジ君、どんな方法を選ぶのせよ、後で後悔がないようにスルんだ、わかったな」
「霧島さん‥‥」
乾いた、だが熱い声でシンジはつぶやいた。その声の中に隠された熱い欲望を確かに感じ取ったマナは戦慄した。
「ひ‥‥ひどいよぉ、シンジ‥‥シンジは私のことが信じられないの?」
「じゃ、霧島さんは僕のこと信じてくれる?」
「霧島さんが僕に接近してきた時‥‥戦自の諜報部のマニュアル通りの表情、台詞まわしで接近してきたんだよね?」
「!」
図星だった。
マナはもともと人との距離をはかるのが苦手で、人との付き合い方など分からない少女だった。
シンジと接触したときも、そして自分の中の恋愛感情を意識したあとでも、マナは自分の感情をどう表わしていいか知らなかった。シンジやアスカ達が見たマナの行動は戦略自衛隊諜報部の目標の好意を得るための演出の訓練の賜物だったのだ。
自分の本当の心の伝え方を知らず、人との絆を上が与えてくれるのを待っているというあたり、マナはレイに似ているのかも知れなかった。
「逃げないで霧島さん!駄目だよ、自分の絆を他人に任せたら!」
‥‥シンジのような少年が『逃げないで』とは笑わせてくれるが、彼の言葉はマナに衝撃を与えた。
「ど‥‥どうすればいいの‥‥?」
「僕が、霧島さんに『絆』をあげる‥‥僕との絆、みんなとの絆を‥‥マナは僕の言うことをなんでも聞いて、その通りにすればいいんだ‥‥僕を信じて」
シンジの言うことは論理的に受け入られる限度を超えていた。
だがマナはシンジの瞳を見てしまった。
その瞳は一切の邪心のない無垢な心のありかを示しているようにマナには見えた。いや、マナでなくとも誰にでもそう見えたことだろう。
「わかったわ‥‥シンジの好きにして‥‥いいから‥‥」
彼女は遂に言ってしまった。
それが外ン道二世に自分自身を売り渡す悪魔の契約だとも知らずに。
「これ、縛られたままだと体重のせたりすると痛いよね‥‥はずしてあげる」
そう言って縄をほどくとシンジはマナを押し倒してスカートをまくりあげた。
「‥‥‥」
パンティを着けていないマナの秘所が明らかになる。
マナの毛は薄く、一見したところでは全く生えてないようにすら見えた。それは彼女の女の子の大事な部分を隠すのにはまるで役にたっておらず、むしろ純潔を狙う飢えた男を惹き付けるためにあるようだった。
シンジは込みあげてきた唾液をゴクリと飲み込むと、太股に手をあてて思いっきり開いた。先刻の加持の愛撫で濡れたその部分がシンジの目にはっきり見えた。
マナの怯える瞳がシンジの心の中の『何か』に火をつけた。
シンジは期待に胸を高鳴らせながらペニスをゆっくりとマナの入り口に誘導する。
マナの処女孔に14歳にしては大きなシンジのモノが押し当てられる。
肉の感触を先端で感じ取ったシンジは、興奮してますますモノをいきりたたせる。
きつく閉じた処女地を先端で繰り返し擦りながら、徐々に、徐々に。
あわせめをゆっくりと、こじ開けていく。『男』を怖れて堅く閉じたマナの門は、シンジの破城鎚の攻撃を受けて、なすすべもなく陥落した。
傘の部分が握りつぶされるような感覚。硬直したシンジのものがそこをむりやり切り裂いていく。
途中まで押し込んだところで抵抗に出会った。
「シ、シンジィ‥‥‥
お願い、や、優しくして‥‥」
シンジはその台詞を聞いて、ニッコリと笑うと処女喪失に怯えるマナの表情をたっぷり堪能しながら、シンジはぐいぐいと腰に力を入れて行く。
ぷちっという微かな音が彼女の胎内で響く。
「む‥‥」
「あ‥‥!いっ‥‥‥痛ああいい!痛い!痛い!」
シンジは強く、強く締め付けられる感覚を覚えていた。
女性の胎内の熱さと微妙なざらつき、そのはじめての感覚をたっぷりと味わっていた。
とうとうヤったんだ‥‥!
はじめて女を知った感動、マナのような美少女の膣に挿入して「最初の男」となっている喜び、そしてほとんど余裕のないきつい締め付け。
僕はとうとう霧島さんとひとつに‥‥いや『僕のマナ』とひとつになったんだ。
マナは苦痛にあえぎ、なんとか身をよじってのがれようと‥‥いや彼女の頭には今そんなことは浮かんでもいない多分無意識の動きだろう‥‥していた。両腕を封じられ、両足をシンジに押さえられている状況では、その動きはシンジの嗜虐心を昂らせるぐらいにしかならなかったが。
シンジはすぐ動かすと暴発してしまいそうだったので、少しの間強く抱きしめたまま奥まで入れたまま動かずにいた。それでも苦痛に身をよじるマナの腰がシンジに充分な快感を与えていた。
暫くするとマナはもがいていると余計痛いことに気がついたのか、もがくのをやめた。それを見計らって、シンジは大きく腰を引いた。
「あぅっ!」
マナの顔が苦痛に歪む。
そして再び突き入れる。
シンジは、自分の雄の器官でマナを貫くことがこれだけの苦痛を与えるということに感動していた。
そうだ。自分はこの女を貫いていいんだ。
自分の肉体で女の体を悶えさせる、そんな自分がいていいんだ。
僕は、マナを犯したいんだ!
勝手に補完されたシンジはますます激しく腰をスライドさせていく。
初めてのマナのことなど全く考えていないその乱暴な動きは、出し入れする度にマナの男を迎え入れたことのない膣をこすり、苦痛を与えていた。
前髪は汗で額に張り付き、歯はきつくくいしばられ痛みを耐えている。
そう、マナにとってはまさに地獄の苦しみだった。
(は‥‥はやく‥‥終わってえ‥‥)
「ねぇ、‥‥『マナ』、どんな気分?僕達はやっと一つになれたんだよ!ねえマナはどんな気分がする?」
シンジは天国に昇ったような幸福そうな表情をしていた。それはマナの好きなシンジの笑顔に似ていた。
‥‥だがその瞳には『優しさ』の影も無かった。
いつのまにかシンジはもうマナと名前を呼び捨てにしていた。それはシンジにとってはマナを『征服』したことの印し。そしてマナにとってはシンジが自分を心の壁の中に入れた証しのように思えた。
(シンジが、シンジが喜んでくれるなら‥‥)
「わ‥‥わたしもシンジとひとつになれて嬉しい‥‥わ‥」
シンジの強引な挿入と性交も、強く求めてはいても優しくするやり方を知らない、相手の心の内側まで察し切れない彼の拙い感情表現のように思えて、マナはシンジの全てを許そうと思っていた。
「よくヤったなシンジ君。俺も仲間に入れて欲しいところだが‥‥」
その台詞を聞いて「マナ」がビクっと収縮し、それがシンジの雄の器官に伝わった。シンジは漏れそうになるのを何とか堪えた。だがほんの少しでも刺激を加えると暴発しそうだったので、ピストン運動をいったん止めた。
もう少しマナの処女孔を味わっていたかったのだ。
「‥‥嫌、いやあ‥‥シンジでなきゃ、イヤぁ‥‥」
シンジは下から手を伸ばして、制服の中に手を進ませ、さらにブラを乱暴にはずしてマナの胸を揉みしだいた。
手先に神経を集中させ、マナのざらつく粘膜の感触から分身の興奮をそらしながら、マナの苦痛をやわらげようとする。
「‥‥マナは君だけの『モノ』だからな。やめとくよ」
「そうですよ、加持さん」
マナには加持の微妙なニュアンスは気がつかなかったがシンジには分かった。
それで、笑顔で応えながらシンジは再び腰を浮き沈みさせていく。
パン!パン!パン!
シンジの腰とマナの腰の肉がぶつかりあう音がまわりに響く。
マナの様子が少しづつかわりはじめていた。
「は‥はあ‥‥はぁ‥‥ふぅ」
(どうして?‥‥こんなに乱暴にされてるのに‥‥)
さっきまで痛みを訴えていたマナの膣は、だんだん痛みが薄れ、それが痒みのような感覚にかわりつつあった。何度も割り裂かれることによってシンジの肉棒に馴染みはじめているようだった。
(シンジだから‥‥シンジだからなの‥‥?)
ヌチュ、ネチュ、ズチュ‥‥‥。
いつの間にかシンジとマナの接点は、淫媚な隠しようのない音を発していた。
「マナ‥‥マナも感じてるんだね!嬉しいよ!‥‥でも意外だったな。マナがこんなにエッチだったなんて」
「やん‥‥言わないで。シンジに‥‥シンジにだけなんだからね」
シンジの心に黒い喜びが沸き上がり拡がっていった。
これまでアスカには馬鹿にされ、女の子に相手にされなかった自分が、己の欲棒で美少女の胎内をかき混ぜ、こねまわし身悶えさせているのだ。苦痛を与えることによる肉体の支配とは違う、快感による心の奥底の支配の感覚。
その感覚はシンジの興奮を極限まで高め、遂に耐え切れないところにまで達してしまった。
「い‥‥行くよ!マナ!」
そう言うとシンジは思いっきり腰を沈め、シンジの男がマナの子宮の入り口をまともに叩いた。
「あ!駄目っ!シンジぃ!駄目ぇ!」
(ま‥‥まだ‥‥)
その叫びを無視してシンジは両の太腿を強く掴んだ。
彼女の体の上にシンジの体重が乗っていて組み敷かれていて、逃げる余裕などマナには全くなかったのだが。
そしてシンジは肉棒をマナの奥の奥まで挿入したまま背筋を震わせた。
それとともにマナは胎内にピクン、ピクンと肉棒の脈動とともに熱い精が放たれていくのを感じた。
「あ‥‥」
子宮の入り口までたっぷりと精液を注がれて、マナはただ呆然とするほかなかった。
最後の一滴までマナの胎内に注ごうとしているかのように、シンジは余韻を楽しんでいた。
(おなかのなかで、ピクピクいってる‥‥しんじのがまだでてるんだ‥‥)
シンジが男性自身を、グポっという生々しい音とともにマナの膣孔から引き抜いた。
マナは大きく口を開いて息を弾ませていた。マナの股間にまだ何か挟まっているような痛みがあった。彼女の心はたったいま起きたばかりのことを整理するのが精一杯で、何も考えられなかった。
シンジは下、マナの何も着けていない下半身に視線を落とした。うっすらと、本当に薄い毛が生えているだけの股間が目に止まった。マナの下の口はぱっくりと開き、鮮血の混じったシンジの白い精液がその口からとろとろと流れ出して肛門のあたりまで汚していた。
「シンジ君、これを」
加持はそう言うと壁からホースのついた半金属、半透明の水鉄砲のようなものを取り出して渡した。
「ありがとうございます、加持さん」
顔に??を張り付けたままのマナを横目に、シンジはその水鉄砲のようなもののを手に握った。
そしてつい半時間前までは処女だったマナの膣孔に押し当てると、引き金を操作した。
「や、やあ‥‥‥」
冷たいものを胎内に感じたマナが悲鳴をあげた。
引き金から勢い良く液体がマナの膣内に入り込み、精液と処女血を押し流した。
反射的に股間に手をやったマナはその液体が半透明でピンク色をしていることに気がついた。
その物質は戦略自衛隊もなんとか入手するようにマナに厳命を下していた物質、LCLだったのだが、マナはこのような皮肉な形で自分がその物質を『手にする』ことになるとは思ってもみなかった。
マナの眼の端から涙がこぼれ、つうと伝って床に落ちた。
私は、いま、大切なものを失ったのかも知れない‥‥。
縛られたままで男根への奉仕、屈辱の処女喪失‥‥避妊などおかまいなしの膣内射精。
ようやく自分の身に起きたことを整理して考えられるようになったマナ。だが彼女の現実はあまりにも常識や道理からかけはなれたものだった。彼女の精神はそれに耐え切れず、再び暗黒へと逃げていった。
気絶したマナを冷たい視線で見つめながら、加持はシンジに向かって言った。
「シンジ君、俺はいろいろ教えてやったが、実習ってヤツが今までなかった。これからはコレを毎日欠かさず充分使いこむんだ。わかってるな」
「当然ですよ‥‥加持師匠」
マナの意識がなかったのは幸せというべきだろうか。
妖しい微笑みをかわすシンジと加持の姿はマナには見えていなかった。
The End?
壊作氏はメールアドレスを持っていません、怪作氏が代行受信いたします<こら
投稿先から引き上げ&ほとんど修正もせんと再公開です。
いいじゃないか別に(笑)
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