●歌詞●
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Lyrics Written
by Manabu
Fukushima
01.
愛のすべて
愛のすべてをこの僕にくれないか
限りない想いのそのすべてをくれないか
太陽のようにいつまでも微笑んで
幸せな日々を共に笑って歩いていこう
目覚めたら夢を見た事も忘れてしまうけど
泡のように消えないように信じ合えるならば
愛のすべてをこの胸に詰めこんで
抱えられる以上の気持ちを全部抱きとめて
太陽のようにいつまでも微笑んで
惜しみない光を共に放って照らしていこう
愛のすべてをこの僕にくれないか
限りない想いのそのすべてをくれないか
太陽のようにいつまでも微笑んで
幸せな日々を共に笑って歩いていこう
02.
YESMAN
複雑そうな顔して隠してる正体
あれもこれもみんな全部正しく見えちゃう
オレは誰とでも話を合わせる
オレには自分ってものがまったく無いんだ
そうさYESMAN
I'm YESMAN,
Baby
Oh
気付かないうちに忍び込んでいる
YESMAN
HA
HA HA
HA
誰かを非難するほどの度胸もないし
誰か一人支持できるほどの奴もいない
オレにテストの採点させたら早いぜ
書いてあるすべてに目をつぶって○をつけるだけでいい
I'm
YESMAN
I'm YESMAN,
Baby
Oh
正義も悪もないこの世界
YESMAN
味方がいないとどんな奴でも不安に押しつぶされちまう
そのうちオレがいないとオマエは何にも出来ないようになっちまう
人をけなさず褒めるだけ
それで平和に済むならいいんじゃない?
自分を殺せ
自分を捨てろ
プライドなんて吸殻のように踏み潰せ
揉み消せ
捻り潰せ
不平も不満もこの際どうでもいいじゃん
下手に立てつくと何をされるか分かんない
決まっちまったことなんてのむしかないし
今さらあれこれ言ってももうどうこうなるレベルの話じゃない
そんなYESMAN
We're YESMEN,
Baby
気付けば不利に立たされてる
YESMAN
だって何が正しいか分からない
YESMAN
03.
Lost My
Way
もう何も分からない
来た道すらも戻れない
コンパスは北を指す
けど正しいと限らない
落としてた道しるべ
いつの間にかもう消えていて
振り向けば町並みも
音を立てて変わっていく
ここはどこ?
どうすればその場所へ辿り着けるの?
ここはどこ?
少しでもその場所に近づけたの?
きみははるか遠く
僕を手招きするフリして
誰も信じられなくなっちまった
みんな信じられなくなっちまった
広い世界の片隅で今は自分だけしか頼れない
これ以上歩けない
足投げ出して寝転んで
だけどまだ本当は
足踏みしてただけかもね
ここはどこ?
どうすればその場所に辿り着けるの?
コンパスは北を指す
さっきと違うところへ
いつの日かの記憶
辿れば見えそうな気もする
何も感じられなくなっちまった
驚きもしなくなっちまった
広い砂漠の真ん中で声を張上げる気にもなれない
誰も信じられなくなっちまった
みんな信じられなくなっちまった
全てやってられなくなっちまった
後はどうなったって知るもんか
04.
魔王
ピアノを習うために
出かけていく少女
そのままおさぼりして
道草踏んでいた
そのとき落ちてきた
黒いカラスの羽根
それを拾った時
笑い声が響いた
突然姿見せた
魔王が少女に言う
「今からお前を家まで招待してやる」と
「急いでいるから」と少女
だけど魔王はお見通し
「お前には時間なんて腐るほどあるはずだ」
そのまま言い訳できず
連れ出された少女
魔王の家に着くまで
いろんなものを見た
ある人はゴミを投げ捨て
ある人は信号無視
ある人は歩道をふさぎ
座り込んで喋ってる
そうこうするうちに
魔王の宮殿に着いた
門番はあいさつもなく
タバコを道に捨てた
部屋は散らかっしっぱなし
食べ物は残されたまま
「ここではお前の好きにしていい」と魔王は両手を広げた
だけど少女はたまりかねて
その部屋を片付け出した
部屋が全部片付いた時
魔王は消えていた
その時落ちてきた
白い天使の羽根
気付けばいつもの街
少女は帰ってきた
その足でピアノの教室まで走り出す
「遅れてごめんなさい」と少女は謝った
05.
かけがえのないものについて
なにひとつ報われず
惨めな思いに沈む
なにもかも投げ出して
逃げ出したくなる時も
君が照らすその明かりで
どれだけ僕は救われたことか
先のこと見えなくて
独りで途方にくれる
毎日が空回り
自分で嫌になるけれど
どんな時も君のことが
どれだけ僕を支えてたことか
ありふれた平和な時間がいつまでも続きますように
その気持ちなくさないでこのままでずっと
君が灯すその明かりが
どれだけ僕を暖めたことか
君が欲しい
そのすべてが
確かなものが感じられるほど
どんな時も君のことを
守るためならば
なんでもする
きっと
06.
嘘つき
嘘をついたのは
傷つけたくないから
嘘をついたのは
嫌われたくないから
思えば最初の時も同じ理由だった
嘘をついたのは
言い訳が面倒だったから
嘘をついたのは
その方が面白かったから
思えば最初の時も同じ理由だった
本当のことを言ったら
本当に納得してくれたの
本当のことを言ったら
本当に許してくれたの
嘘つき
嘘をついたのは
それでお互い様だったから
嘘をついたのは
それが正しいことと思ったから
思えば最初の時も同じ理由だった
本当のことを言ったら
本当のこと話してくれたの
本当のことを言ったら
本当に分かり合えたの
嘘つき
07.
vague
決まり事を覚えるだけ
このまま永遠に
そして僕の頭の中
動きを止めていく
そのまますべてが当たり前に思えて
何も不思議に思わなくても
一から百まで正しい顔するのはきっと違う
宿題なら机の上
山積みになったまま
解けなかった謎ばかりが
残されてきたから
そのまますべてを見てきたように思えて
なにも傷を負わなくても
いつかは僕らもどうせ同じミスを繰り返すだけさ
習ったようにはいかないことが多すぎるみたい
例外ばかりの事象もぜんぶ覚えきれるのかい
そのまますべてが当たり前に思えて
なにも不思議に思わなくても
気づけば僕らもどうせ同じ道を歩いてるはずさ
La
La La...
08.
パラソル
突然の電話に
耳を疑った
耳なじみあるその声が
懐かしい
無邪気なあの頃の君が
まるでそのままだから
もう半袖じゃ肌寒い
9月の午後
浜辺に置き去られている
ビーチパラソル
君から呼び出したくせに
無口になるから
今は何も訊けないけど
ただ近くにいる
それが嬉しい
仲良しだった僕らの距離を縮めようとした僕のせい
誰もいない海岸沿い
肩並べて
ずっと打ち寄せる波の音が続いている
こんな大人びたふりなんて
僕らしくないけど
「おあいこだね
これで二人」
そっと笑う君を見つめているよ
もう戻れない
元通りには
ただもう少しだけ
側に居させて
09.
警告
隣の山は大火事だと言う
今からみんなで見に行こうと言う
だけどキミらは何にも気づいちゃいない
君の山にも炎は移ってきている
警告 君の山にも炎は移ってきている
隣の町が水に沈んだと言う
家も車も水浸しだと笑う
だけど少し足元を見た方がいい
水は君の足まで流れてきている
警告 水は君の足まで流れてきている
Gosh!
変わり者のあいつにうしろ指を指す
思いつく限りの罵声を浴びせる
だけど少しは後ろを振り向いた方がいい
今はそんなお前が指を指されている
警告 今はお前がうしろ指を指されている
平気で嘘を使ってはすぐ逃げる
気付かれなければ嘘ではないと言う
だけどそれでもどこか損はしていないかい?
まだ騙されてるのに気付いていないのかい?
警告 まだ騙されてるのに気付いていないのかい?
10.
happy-go-lucky
7時起きたが二度寝に誘われ
8時の電車が駅を出る
9時に改札抜けたら
ダッシュで
10時の会議にすべりこみ
後ろから
「福島君
こんな時間に何してる」
朝から晩まで同じペースで
息切れしないで走りましょ
長い人生だ
あせることはない
道草しながら
進みます
18時のチャイムと同時に走って
19時の約束
待ち合わせ
20時に閉店
店を追い出され
21時半の門限 お見送り
お疲れさん
また明日
手を振るあなたが遠ざかる
空振三振
三者で凡退
いつかは打ちたいホームラン
大器は晩成
一日一歩で
最後の最後に笑います
22時のニュースに
あくびを殺して
23時過ぎには
夢の中
気づけば時計は
7時を指してる
金曜の夜には
まだ遠い
かけこみは
およしなさい
満員電車も急ぎます
朝から晩まで同じペースで
息切れしないで走りましょ
長い人生だ
あせることはない
道草しながら
進みます
空振三振
三者で凡退
いつかは打ちたいホームラン
大器は晩成
一日一歩で
最後の最後に笑います
11.
HEAVY
とてもヘビーな気分
とてもヘビーな気分なんだ
とてもヘビーな気分で
I feel so
bad
ずっとシックな気分
ずっとシックな気分なんだ
ずっとシックな気分で
I feel so
low
昔ブルースを歌った人は
何を嘆いているか判っていたのに
おれはただ訳もわからぬまま
ブルーな気分わめきちらすだけさ
ひどくダウンな気分
ひどくダウンな気分なんだ
ひどくダウンな気分で
I feel so
bad
I feel so
low
12.
アンタ
憎い憎い
アンタが憎い
ちょっといやだ
あっち行ってよ
いやらしい視線
さっきとちがう
ちょっと離して
大声出すわよ
開き直るその態度はなに
ひどい ズルい
卑怯な男
それじゃまるで話がちがう
早く家まで帰してちょうだい
都合のいいことばかり言わないで
あとでどうなるか
わかっているの
決して許さない
ヘドが出るわ
その荒い息
お金ぜんぶ投げ返してやる
嫌い嫌い
アンタが嫌い
こんな仕打ち覚えていなさい
甘い言葉で
夢を見させて
これまで何人
騙してきたの
憎いろくでなし
13.
愛してしまうべきではなかった
愛してしまうべきじゃなかった
うまくゆかないことはわかりきってた
だけど避けられない力で
惹き寄せられてたことは君もわかっていたんだろう
踏み込んでしまうべきじゃなかった
わからないままの方がいいこともあるのに
知れば知るほど欲張りになってく
自分を抑えられないその報いなのか
君がぼくの肩に
そっと頭乗せて瞳閉じてる
すべてに疲れたように
永遠の眠りにつくように
求めてしまうべきじゃなかった
何もか投げ出してしまうほどに
失くしてはいけないものが
お互いの肩に重くのしかかっていたのに
求めてしまうべきじゃなかった
完璧な自分の思い通りにすべてを
望みのままに作り上げて
それを君に押し付けてしまうべきではなかった
君の最後の言葉
最後の涙
精一杯の笑顔もすべて
きっとぼくはずっと引きずるだろう
死ぬまで永遠に
愛してしまうべきじゃなかった
うまくゆかないことはわかりきってた
今さら償うすべなど
何一つありはしないことはわかっているから
愛してしまうべきじゃなかった
結ばれないことはわかりきってた
望みのままに作り上げ
それを君に押し付けてしまうべきではなかった
こんなことなら
いっそ始めから
二人がめぐり逢いさえしなければよかった
こんなことなら
いっそ始めから
二人がめぐり逢いさえしなければよかった
14.
誓い
いつまでもと誓ったから
これからもう一人にしない
何より大切な人よ
どうか涙拭いて
笑った顔みせて
どんな過去を歩いてきたの
僕と出会うまでの間に
そのすべてに負けないほど愛したい
君のこと
素敵な思い出が増えるように
君が悲しい瞳をしたら
僕も悲しくなるから
なにも言葉はいらない
今日から二人ひとつだ
君と僕はひとつだ
どんな未来を描いてるの
できるだけ大きく描こう
力を合わせたらきっと叶うはず
君となら
必ず幸せになれるから
どこまでも誓ったから
これからもう迷いはしない
今繋いでるこの手をもう二度と離さないで
いつまでもと誓ったから
これからもう一人にしない
そっとうなづいてほしい
今日から二人ひとつだ
君と僕は
Album
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Fukushima
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