1997年 夏
思い返せばほんとに暑い夏だった…。
それは半分おふざけのドラマ撮りの後の偶然の産物だった。
福島氏の何気ない一言で始まった録音はいつしか、西日差し込む暑い部屋をその日一番の緊張感で包んでいた。その時まで自分の書いていたものがこんな形になるなんて思いもよらなかった。
なにか鳥肌がたつような感じを受けた瞬間、瞬間が今でも身体のどこかに残っている気がする。朗読して下さった方々、素敵な夏をありがとう!
【斉木直樹】
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IHONOとしての初めての作品になります。詩の朗読を使った音楽は最初の予定では「ラジオドラマ」を作るための短いセリフの練習のつもりでした。
初期のものだけあって、最も“詩の朗読らしい”作品。ムーディーで、バックミュージックが朗読への干渉をほとんどしてないし。
朗読してくれたのはぼくが大学に通ってた頃の演劇部の先輩後輩同級生で、ホントに上手な朗読してくれて、じんわりしたいい曲が作れたのも、全て朗読者のおかげです。
【福島
馨】
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