現段階での最新作。
これまでもそうであったが、本作品では詩の朗読を音楽作品として成立させていくことの可能性がより深く追求され、完成度や個性において、もはやIHONO以外に似たものが存在しない、孤高の境地へと到達した感がある。
時間の移り変わりにより、永遠と思われた時代が終わっていき、新しい段階へと進んでいくもの、取り残されてしまうもの。そして『死』『終焉』への意識…全体をつなぐコンセプトとして、それらが描かれた詩が選ばれ、物哀しくも美しいアルバムとなっている。
● 特別な日
● フウシャ
● 星の尾